突然ですが、みなさんはオンラインでギャンブルってやったことありますか?
僕は経験ないですが、これからはギャンブルやゲームといった市場にもブロックチェーン技術が導入されるかもっていったら驚きませんか?
例えば、オンラインプラットフォーム上に作られた街に、世界中のユーザーが集まり、そこには多くのカジノ店があって、自分のお気に入りのお店で仮想通貨を使って好きな時にカジノをする。
もちろんブロックチェーン技術で安全に、透明性もあって一切不正などのできないように。
なんて言ったら興味湧きませんか?
それを本気で実現させようってのがカルダノ・ADAコインです。
最初はそんなコンセプトで作られた通貨なんですが、ゆくゆくはあらゆるプラットフォームの設計を目指し、そこにもADAコインを活用しようってプロジェクトがカルダノです。
もうこれだけでADAコインの将来性を感じちゃうところですが、実はもっとポテンシャルを秘めた凄い通貨なんですよ。
そこで今回は、カルダノ・ADAコインとは何なのか、その仕組みや特徴をご紹介します。
目次
カルダノとは?
引用:カルダノ公式
カルダノは、オープンソースな分散型ブロックチェーンおよび仮想通貨プロジェクトです。
従来のプロトコルよりもはるかに優れたプラットフォームの開発を行っています。
簡単に言えば、分散型なプラットフォームを提供し、現状発行されているビットコインやイーサリアムなどの欠点を解消した通貨を発行します。
当初カルダノはオンラインゲーム、オンラインカジノのプラットフォームの設計を目標に掲げていました。
どういうことかと言うと、ブロックチェーン技術を使ったオンラインカジノの「土台となる環境」をカルダノが提供し、そこに「チップ」として仮想通貨ADAコインを取り入れるって構想だったんですね。
それが今は方向転換し、「30億人の財布となる」というとっても大きなプロジェクトを掲げています。
え、、、壮大すぎてイメージがつかない…
30億人というのは、国によって身分が証明されていない人の数です。
もちろんそういった人は自分の銀行口座も持つことができません。
そういったいわば金融弱者な人でも利用することができるウォレットを提供することで、どんな人でも貯蓄ができる環境を目指しています。
そんなカルダノの開発者は、あのチャールズホスキンソンさん。
イーサリアムの元CEOで仮想通貨の生みの親として知られていますね。
Cardano = 生き甲斐
— Charles Hoskinson (@IOHK_Charles) 2017年12月7日
ホスキンソンをはじめ、カルダノには世界中の超優秀な開発者と研究者がいます。
この後に説明していきますが、カルダノの技術力はとにかくハンパないんです。
次世代アプリのプラットフォーム「DApps」
引用:https://towardsdatascience.com
DAppsという分散型アプリケーションがこれから流行ろうとしてきているんですが、カルダノが注目されている理由もこのDAppsの実行ができるということです。
現在のアプリケーション(スマホアプリとか)は管理者(製作元が運営)がいて成り立っています。
しかし、ひとつのサーバーや企業に管理されるということは、ユーザーがその管理者を信用していることが前提です。
そして現在のアプリケーションシステムでは、管理側のサーバーがダウンしてしまったり、個人情報の漏洩やアプリ開発者が得る利益にコストがかかることが課題でした。
DAppsでは、ブロックチェーン技術によって、世界中のネットワークで繋がるサーバーやコミュニティによって管理されます。
それによって、個人情報の漏洩、アプリ開発者の利益にかかるコストといった課題をなくすことができるんです。
DAppsでは個人がアプリ開発に加わることができるので、そこからのバイラル効果としてカルダノが広く浸透していくことが期待されてますね。
DAppsはスマートコントラクトを利用されることが多いので、他にもイーサリアムなんかが注目されています。
スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、オンラインでの自動契約のことを言います。
例えば自動販売機を例に簡単に紹介すると、
購入者は
- 代金を支払う(120円)
- 商品ボタンを押す
といった2つの行動によって契約が結ばれます。
スマートコントラクトは、こういった特定の行動によってオンラインでの契約を自動的に、かつトラストレス(相手を信用することなく)に行うことができます。
カルダノのスマートコントラクトは、複雑で容量の大きい契約内容も瞬時に記録し、実行できるのが特徴です。
なので先ほど紹介した自動販売機での契約内容も
- 支払元
- 支払先
- 金額(120円)
- 商品内容
- 数量
- 在庫
といったように、売買内容を含めた一連の契約内容を自動で瞬時に記録できるようになります。
カルダノの提供するオンラインカジノプラットフォームでは、このスマートコントラクトをオープンソースに、つまり誰でも確認できるようにします。
要は、カジノで相手が不正してないか、ズルしてないかなどが一目瞭然になるって感じですね。
それによって、信用のない相手とでも安全に、大元の運営者が不正をできないように安心して取引ができます。
あくまでオンラインカジノを例にあげましたが、これを応用することで様々な問題を解決できるんです。
カルダノロードマップ
引用:カルダノ公式
カルダノは研究開発工程をロードマップにして公開しています。
byron,shelly,goguen,basho,voltaireといった5段階の工程のロードマップがあり、このロードマップの進捗によってADAコインの価格が大きく変動することもあります。
5段階のロードマップ内容はこんな感じです。
①Byron ベース技術開発
②Shelley 非中央集権化
③Goguen スマートコントラクト機能の統合
④Basho パフォーマンスを中心とした改良
⑤Voltaire 財務システム及びガバナンスをカルダノに実装
今はGoguenの段階ですから、あと2回のメインアップデートを控えています。
ADAコインとは
ADAコインは時価総額で6位です。(5月1日時点)
発行枚数が450億枚とかなり多いため、価格単価は安めになってますね。
例としてオンラインカジノでのプラットフォームとしてカルダノがあると説明しましたが、ADAコインはそこでは「チップ」として扱われます。
なので、カルダノとADAコインはこんな関係になってるんです。
カルダノ:プラットフォームの名前
ADAコイン:チップとしての通貨
カルダノ=ADAコインと思われがちですが、少し違うと言うことを頭に入れておきましょう。
ダイダロス
引用:カルダノ公式
ADAコインを使用するためには、ダイダロスというウォレットをダウンロードする必要があります。
ダイダロスウォレットはADAコインの送受信以外にも利便性や高セキュリティといった特有の機能を備えています。
- プライベートキー&パスワードの暗号化
- ウォレットはペーパーベースでの保管が可能
- ADAコインの還元はダイダロス内で直接行われ暗号化と複合化された証明書に対応
といったセキュリティを備えてます。
いま開発中の機能は、
- イーサリアムクラシックやビットコインも管理できる機能
- AndroidとiOS向けモバイルウォレット
- ADA所有者によるブロック生成や更なる通貨の獲得を可能にするステーキングの実施
- コミュニティにより構築されたアプリケーションや暗号通貨の使用が可能なアプリストア
って感じです、より利用しやすく汎用性を高めていこうとしてる段階ってことですね。
ウロボロス
引用:カルダノ公式
ウロボロスとは、ADAコインのマイニングに採用されているプルーフオブステークアルゴリズムのことです。
要は、ウロボロスというのはマイニング方法の名前です。
これはエディンバラ大学の Aggelos Kiayias教授が率いる5つの学術機関と2つの優秀な暗号学者のチームによって設計されました。
このマイニングは、プルーフ(証明)ステーク(保有)で、「保有してるだけで承認を行う」という仕組みです。
ビットコインのマイニングはPOW(プルーフオブワーク)で行われ、承認作業に大きな計算作業とコストが高いという課題がありました。
プルーフオブステークでは、こういったPOWでの課題を克服できます。
ある程度のスペックを備えたPCにダイダロスウォレットをダウンロードし、ウォレットを接続したままにしておけば個人でもマイニングに参加できます。
保有しているコインの数と保有期間によってマイニングの優先順位は変わってきますが、ダイダロスウォレットに入金しておくことで最初の2年間は年間で約9%の報酬が得られます。
この報酬があるから、ADAコインは長期で買われやすく、売られにくいといった側面があります。
ADAコインの価格推移
2015年9月に始まったプレセールの段階では1ADA=約0.3円でしたが、2018年1月にはなんと150円まで上昇しました。
この時にADAコインを保有していて億り人となった方もいたようです。
今は価格が落ち着き1ADA=37円をつけています。(5月1日段階)
高騰の理由は?
ADAコインの高騰した理由は
こんな感じです。
高騰理由としては、まず仮想通貨全体の高騰が挙げられます。
ビットコインの動きとも似てますよね。
カルダノは価格単価が低いですから、短期売買メインの少額資金トレーダーに買われやすい傾向があります。
そのため、1月以降の下落で他の通貨と比べて大きく下落してますね。
2018年の上半期は、仮想通貨全体の価格も落ち着いてきたため、過剰な過熱感も緩和されてきてます。
なのでこれからは、通貨としての実用性や将来性といった、より本質的な価値に目を向けられていくでしょう。
その点でADAコインはとっても魅力的な通貨ですよ。
また、Binanceやbittrexへの上場でも短期的に上昇しました。
ちょうどBinanceへの上場と同じタイミングでカルダノロードマップのアップデートも発表され、期待感で大きく上昇しました。
今後の注目材料
- カルダノロードマップの進捗
- 日本の取引所への上場
今後期待されるのがこの2つです。
1月に150円をつけていますから、再びその付近の価格は試しやすいって見方がされてます。
日本ではADAコインを引き出せるATMもすでに実装されています。
DAppsの進捗によって多くのADAコインは日本での流通も期待されるので、近いうちに日本の取引所に上場もありえるのかなって思います。
少し前はしきりにビットフライヤーへの上場が噂されていましたが、どうなんでしょうか。笑
また、過去にロードマップのアップデートへの期待感で高騰したので、これからのアップデートにも要注目です。
- マルチシグのトランザクション
- ネットワーク
- デビットカード
個人的にロードマップ内のこの項目は注目すべきだと思うので、進捗が楽しみです。
ADAコインはどこで購入できるの?
残念ながらADAコインはまだ日本の取引所には上場されていません。
海外取引所の中でADAコインを購入するなら、Binanceがおすすめです。
取引手数料が一律0.1%で、Binanceの発行するトークンを使って取引することで手数料を0.05%まで下げることもできます。
ユーザー数も700万人以上なので、取引量も多いです。
取り扱い通貨も100通貨以上あるので、いろんな通貨も購入できちゃいますよ。

まとめ
いかがでしたか?
今回はカルダノとADAコインについて紹介しました。
今回の記事をまとめると
- カルダノはトップクラスの技術力で新しいプラットフォームを作る
- セキュリティ最強のダイダロスウォレット
- POSでPOWの弱点を克服
- ロードマップの進捗によりADAコイン価格の高騰が期待
- ADAコインを購入するならBinance
って感じです。
個人的にカルダノの技術力は仮想通貨の中でもNo1だと思います。
これからカルダノの作り出すプラットフォームによってADAコインの需要も増えていくと思うので、本当に楽しみですね!
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