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リップルとネムって他の通貨と比べて価格が安いし、少額でもちょっと買ってみようかな
なんて考えているかたが多いんじゃないでしょうか?
確かにどちらも価格が安いので少額の資金でも取っ付きやすい通貨ですよね。
でも、「価格が安いからっていう理由で投資してもいいのかな?ぶっちゃけリップルとネムってどうなの?」って不安もきっとあるでしょう。
結論から言うと、どちらも通貨としてとっても魅力的な通貨ですよ。
そこで今回は、どうしてどちらも魅力的な通貨なのか?
リップルとネムの特徴と、それぞれの違いを解説していきます。
それぞれの今後の注目材料やおすすめ取引所も紹介していきますね。
目次
リップルの特徴と仕組み
実はリップルは、会社としてのリップルと、通貨としてのリップルで違います。
2004年にリップルのプロジェクトはスタートしました。
リップル社の目的は、国際送金システムをよりよくすることです。
というのも、実は今の国際送金システムは1980年代に施工されてから今に至るまで、約40年間で何も変わってないんです。
国際送金をするにも非常に時間がかかるし、手数料もとっても高く、人為的ミスによって不確実さがあります。
そこでリップル社は、ブロックチェーン技術を使った国際送金ネットワークを構築し、より良い送金システムを提供することを目指しています。
そんなリップル社が2013年に独自仮想通貨として発行したのがXRPです。
つまり、XRPはリップル社が掲げる「より良い国際送金システム」のために開発されたブリッジ通貨なんです。
大量の送金を処理するユースケースにおいては、他の通貨とは比べ物にないパフォーマンスを提供します#XRPtheStandard #undisputed pic.twitter.com/5YAzvLTJBj
— Ripple (@Ripple) 2017年12月22日
国際送金にXRPを導入することで、約3秒で手数料も1円以下で国際送金ができます。
なのでリップル社はより良い国際送金システムの構築、XRPはそれに用いられる通貨として覚えておいてください。
もっとリップルのことが知りたいって方はこちらの記事を読んでみてください!

ネムの特徴と仕組み
ネム財団は、ブロックチェーン技術の向上と普及を目的とした非営利団体です。
簡単に言えば、仮想通貨にとても精通した、お金を目的としない有志たちの集まりって感じですね。笑
そんなネム財団は「NEM技術を振興し、ビジネス、学術、そして政府部門にまでその採用を拡大すること」をビジョンに掲げています。
とにかく技術力に秀でた通貨で、
といった機能があり、とっても安全性や将来的な実用性が期待される通貨です。
ネムについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

リップルとネムの違い
リップル | ネム | |
運営元 | Ripple Inc. | ネム財団 |
通貨 | XRP | XEM |
価格 | 約86円※ | 約40円※ |
時価総額 | 約3兆3000億※ | 約3600億※ |
アルゴリズム | PoC | PoI |
発行枚数 | 1000億XRP | 8,999,999,999XEM |
ビットコインが発行上限枚数が2100万枚ですから、リップルとネムの発行枚数はかなり多いです。
仮想通貨の価格は、時価総額を発行枚数で割った金額がその仮想通貨1枚あたりの価格となるって言われてます。
なのでリップルとネムの価格単価が安いのは、単純に発行枚数が多いからです。
リップルとネムの明確な違いは
- コンセンサスアルゴリズム
- 非営利団体と企業
- 目指しているもの
って感じです。
コンセンサスアルゴリズムってのは簡単に言えばマイニングの仕組みってことですね。
リップルはProof Of Concept(POC)と言って、リップル社に選ばれた人にしか取引の承認権限がありません。
ネムはProof of Importance(POI)という、ネムのネットワークに参加する全員に取引の承認権限が与えられます。
ネムの場合はハーベスティングって言われるマイニングの仕組みで、XEMを10000XEM(約40万円)以上を保有しているだけでマイニング報酬が得られちゃいます。
コンセンサスアルゴリズムに関して詳しくはこちらの記事で紹介していますから、参考にしてみてください。

また、リップルとネムは目指しているものが違います。
上でも説明しましたが、リップルは「より良い国際送金システム」を目指していますが、ネムが目指しているものは「ブロックチェーン技術の普及と向上」です。
それゆえ、ネムは非営利団体ですがリップルは企業による中央集権で成り立っているといった違いもあります。
リップルとネムの過去の価格推移
リップルの過去の価格推移
時期 | ニュース | 変動幅 |
---|---|---|
2017.04/03 | 大手銀行との提携 | 0.8円→8円 |
2017.05/16 | ロックアップ発表 | 30円→45円 |
2017.12/08 | ロックアップ完了報告 | 25円→50円 |
2017.12/28 | リップル社CEO発言 | 150円→240円 |
2018.01/07 | CoinMarketCap発表 | 340円→230円 |
2018.03/05 | Coin base発言 | 115円→80円 |
これまでのリップル価格の高騰と下落はこんな感じです。
2017年は1XRP=約0.8円ほどから大きく高騰し、2018年の1月に1XRP=約400円をつけました。
詳しいリップルの高騰理由はこちら

それから大きく下落し、1XRP=約50円付近まで下落しましたが、持ち直して現在1XRP=約88円です。(5月9日時点)
詳しいリップル下落理由はこちら

ネムの過去の価格推移
引用:引用:https://coinmarketcap.com
ネムは2017年、1XEM=約0.3円から1XEM=約200円付近まで上昇しました。
リップルと同じく、そのあと大幅に下落し、現在1XEM=約40円に落ち着いてます。
ネムは過去に、コインチェック事件やデマな情報などによって大きく価格が変動しました。
詳しくネムの価格動向が気になるって方はこちら

リップルとネムの今後の注目材用
リップルの注目材料
- XRPの実使用
- 新たな提携先
2018年期待されているのが、何と言ってもXRPの実使用です。
これまでテスト段階でXRPの使用は行われてきましたが、金融機関同士の実使用はまだです。
Ripple Price Predictions XRP/USD 2018 https://t.co/vjI21mBQfX
— 北尾吉孝 (@yoshitaka_kitao) 2018年2月13日
SBIグループ代表の北尾さんが紹介するこちらのリップル価格予想記事では、XRPの実使用によってリップルは約500円付近まで上昇するって予想されています。
またリップルは性質上、金融機関がリップル社と提携し、リップルの金融ネットワークが拡大していくことでXRPの実用性は増していきます。
なのでこれからのリップル社との提携に関するニュースも注目材料です。

ネムの注目材料
- カタパルト
- 取引所への上場
ネムの今後の注目材料はこの2つです。
ネムには「カタパルト」と言われる大型アップデートがあります。
そのカタパルトによって、トランザクションの処理速度が格段に上がります。
簡単に説明すると、例えばビットコインを使って買い物をするとお会計に何十分も待たされることになります。
それはビットコインの処理速度がかなり低いからで、ビットコインの課題としてあげられる点でもあります。
もしカタパルトがネムに実装されると、処理速度がクレジットカードよりも早くなります。
つまり、もしネムを使って買い物をした場合、クレジットカードを切る感覚に近いスピードで買い物ができちゃうってことなんです。

ビットコインの課題を克服する要素として、カタパルトの実装はネムで非常に注目されています。
また、そんな将来性から国内取引所への上場も頻繁に噂されています。
国内取引所でいったら、まだネムを扱っている取引所はかなり少ないです。
つまりこれから多くの取引所に上場する可能性が高いってことですね。
過去の様々な通貨をみても、有名な取引所に上場が決定すると価格高騰につながることが多いので一発狙えるチャンスは多いのかなって思います。
ちなみに2018年に仮想通貨リスクがビットフライヤーに上場し、高騰した時がこちら。
リップルとネム、買うならどっち?
結論から言うと、短期(約1年間)で保有するならネムで、長期(1年以上)で保有するならリップルです。
ネムは短期的にやはりカタパルトの実装が期待されるので、価格も安い今から購入しといていいでしょう。
ネムは長期保有に向かないわけではないですが、ネムはリップルと違って競合が多いかなって思います。
ネムの採用しているスマートコントラクト技術は、すでにイーサリアムで採用されています。
また、ビットコインの処理速度を劇的に上げる、ライトニングネットワークって技術がしばらく前から注目されています。
もし今後、ビットコインにライトニングネットワーク技術が実装された場合は、ビットコインは1つ弱点を克服したって言えます。
それは同時にカタパルト実装後のネムの処理速度の速さっていう強みも失われるかもしれません。
なので個人的にネムはカタパルト実装までを見越した短期保有がいいかなって思います。
一方、リップルは通貨としての性質上、今後リップル社と金融機関との提携が増えていき、リップルの金融ネットワークが拡大していくことが必須です。
リップル社CEOであるガーリングハウス氏は
今後5年間で世界の半数の金融機関との提携を目指す
とも言ってます。
XRPが金融機関で扱われ、実使用が始まるためにはリップルの金融ネットワークが拡大していくことが条件となりますが、それには時間がかかりそうです。
また、リップルの金融ネットワークが拡大することでXRP枚数は徐々に消失していく点も、長期的に価格が上昇する要因です。
こちらの記事に詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

リップルは金融システムに革命をもたらせるぐらいのポテンシャルはあるので、長期でガチホがおすすめです。

ネムとリップルを購入するなら
ネムを購入するならZaif、リップルを購入するならbitbank.ccがおすすめです。
実は、ネムを国内取引所で購入できるのはZaifしかありません。
手数料も安く購入できるので、ネムを購入するならZaif一択ですね。

一方リップルを購入できる取引所からおすすめはbitbank.ccです。
ビットバンクはリップルの取引量が世界1で、取引手数料も無料です。
最近アプリも実装されたので、とっても使いやすいですよ。

まとめ
いかがでしたか?
今回はネムとリップルの特徴と違いから、購入するならどっちかを紹介しました。
どちらもとっても魅力的な通貨なので、2つとも購入しちゃってもいいと思いますよ。
ANGOではそれ以外にも色々な通貨の紹介をしていますから、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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