日経平均は5日間続伸でしたね。
伸び悩みもありましたが、一時は15700円台に乗せる場面もありました。
これをどうみるか。
本日の相場をおさらいしながら解説していきます!
本日の相場
↓先物15分足↓
ふむふむ。
続伸といっても前日比で上昇しただけで、ザラ場は完全にもみ合いですね。
ちなみに寄り付きから大引けで考えたら20円下げています。
考察していきましょう。
日経平均は地味〜な値上げ…?
日経平均はかなり地味な動きになりました。
ちょっとだけ上げておこうかみたいな。
でも日本以外の主要国はかなりの上昇をみせているんですよ!
特にイギリスとアメリカは半端ない!
イギリスなんて年初以来の高値更新しちゃってますからね!
以下のチャートを見てみてください。
↓世界の主要株価インデックス↓
世界の株価は猛烈に切り替えしていますよね。
まずイギリスに関しては、ブレグジットをうけてポンドがかなり売られて、ポンド安になったため、輸出競争力が高まって株価に良い影響を与えたわけですね。
国民投票の24日こそ下げましたが、その下げも他の国と比べて小さく、その後猛烈に買われました。
しかも昨日の夜にBOEのカーニー総裁が、金融政策に関して、「夏場にかけて追加の金融緩和が必要になる公算が大きい」と発言し、近いうちに金融緩和を行うことも示唆しましたね。
イギリスはまだまだ株価が上昇しそうです…。
アメリカの上昇もすごいですよね。
リバウンド買い戻しが半端ない。
急落前の高値に迫るほどの勢いで上昇しています。
やはりアメリカ、イギリス、その他主要国と比べると、日本の戻りの弱さが際立っています。
なぜなんでしょう?
原因は…?
原因は為替ですね。
↓為替相場↓
円高が原因です。
完全にドル円が重いです。
株価急落前の円相場は106円ほどでしたが、今はまだ半値戻しの102円台。
ここが大きな上昇を阻んでる原因です。
今後の動向は?
今後もやはり為替相場に注目ですね。
来週はアメリカで経済指標が相次いで発表されます。
そこでの結果で円安に動くか円高に動くかが重要になってくると思います。
ただアメリカのFRBもブレグジットの影響を見極められないとなかなか利上げには踏み切れないと思います。
アメリカの利上げ環境が整わない限りは円高圧力が続くので、当面は円高トレンドを想定して取引していくことが必要になりそうですね!
[aside type=”warning”] FRBとは
- 日本における日銀と同じ、アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関
- FRBが開く金融政策の最高意思決定機関に連邦公開市場委員会(FOMC)がある
- 議長であるイエレンの発言は世界の金融市場に大きな影響を与えるので要チェック
来週の重要経済指標
7/4(月)
17:30 英 6月 建設業購買担当者景気指数(PMI)
18:00 EU 5月 卸売物価指数(PPI)(前月比)
7/5(火)
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
23:00 米 5月 製造業新規受注(前月比)
7/6(水)
23:00 米 6月 ISM非製造業景況指数(総合)
27:00 米 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
7/7(木)
20:30 EU 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
21:15 米 6月 ADP雇用統計(前月比)
7/8(金)
21:30 米 6月 非農業部門雇用者数変化(前月比)
21:30 米 6月 失業率
21:30 加 6月 新規雇用者数
21:30 加 6月 失業率
アメリカの発表がたくさんありますね!
発表をうけての為替の動向に注目です。
ちなみに全て日本時間です!
要チェックや。