「ブロックチェーンとは一体なんだろう…?」
「ブロックチェーンのどこが凄いのか分からない…」
「どんな仕組みなのか分かりやすく教えて欲しい・・・!」
「ブロックチェーンはビジネスでも使えるらしいけど、どんなことができるのかな?」
この記事にたどり着いたあなたは、きっとこんなことを思ってるのではないでしょうか?
去年からとても話題になってきているビットコイン(仮想通貨)を通じて、このブロックチェーン技術というものも注目を浴びるようになってきましたね。
ただ、このブロックチェーン、、、、理解するのがとっても難しいんです。
ブロックチェーンを調べていたら、知らない間にスマホのタブが30個くらい開いてたこともあったり。笑
そこで今回は、
- ブロックチェーンとは簡単に言うと…
- ブロックチェーンって何がすごいの?
- ブロックチェーンって何に使うの?
と言った感じで、初歩的な部分にフォーカスを当てて解説していきます。
僕が累計100時間は掛けて調べ上げたブロックチェーンに関する全ての知識をあなたの元へ届けたいと思います。
それでは、どうぞ。
目次
ブロックチェーンとは
ブロックチェーンの立ち位置って?
まず最初にここからお話ししましょう。
と、言うのも、「ビットコインの中にブロックチェーン技術がある」と思ってる人がとても多いという事です。
でも、実は真逆で、「ブロックチェーン技術の中にビットコインがある」んです。
つまり、ビットコインよりもブロックチェーンがすごいんです。
ブロックチェーンをWikiってみた
ブロックチェーンがすごい というのはなんとなくわかったと思います。ではブロックチェーンとはなんなのでしょうか?一回、Wikiで調べてみましょう。
ブロックチェーン(英語: Blockchain、ブロックチェインとも])とは、分散型台帳技術、または、分散型ネットワークである。ビットコインの中核技術(サトシ・ナカモトが開発)を原型とするデータベースである。
ブロックチェーンは、「ブロック」と呼ばれるデータの単位を一定時間ごとに生成し、鎖(チェーン)のように連結していくことによりデータを保管するデータベースである。つまり、ここでいうブロックはノードである。主鎖の同一性は、起源ブロックがもつハッシュ値を究極的な拠り所とする。
引用:wikipedia
はい、意味不明ですね。笑
ブロックチェーンとは簡単に言うと…
【ブロックチェーン】をひとことでいうと、【台帳】をイメージしてください。
では【台帳】とはなにかというと【今までの取引履歴を全て記録したモノ】と解釈してください。
ビットコインのブロックチェーンは2009年に誕生しました。それ以来、ブロックチェーンは、全ての取引履歴を記録しています。
その数なんと2018年6月現在「約3億2千万回」。これ全部、記録してるんです。
つまり、もし今あなたがビットコインを持っていたら、そのコインにも「どこからどこに取引されたのか」のような取引記録が3億以上詰まってるんです。
では、なぜこの「台帳」が「ブロックチェーン」と呼ばれているのでしょうか?
詳しく説明していきます。
「ブロック」と「チェーン」、その意味とは?
簡単に言うとブロックチェーンの意味はこんな感じ。
- ブロックとは:一定期間内の取引データの履歴、つまり台帳の一部
- チェーンとは:ブロックが全部繋がってるということ
つまり、ブロックチェーンは台帳が鎖で繋がってることだよって覚えてもらえればおっけーです。
一定期間内の取引データの履歴って書きましたが、「一定期間内」というのはブロックチェーンによって異なります。
例えば、ビットコインのブロックチェーンでは新しいブロックが1つ生成される期間は10分間ですし、モナコインのブロックチェーンだと90秒で新しいブロックが生成されます。
なのでそれぞれのブロックチェーンによって、1つのブロックに書かれている取引データの量も変わってきます。
ブロックチェーンの何が凄いのか?
ここまでブロックチェーンの簡単な概要を説明してきましたけど、一体これの何が凄いのか全くわかりませんよね。笑
端的に言えば色々と凄いところはあるんですけど、なぜブロックチェーンがこんなにも注目されているのかと言うと、それは3つの技術が組み合わさってることにあります。
ちなみにその技術は以下の3つ。
- P2P
- 暗号技術
- コンセンサスアルゴリズム
ピ、ピーツーピー??
コ、コンセント?アルゴリズムって何??
はい、ややこしい名前が出てきましたね。
ブロックチェーンに関して詳しく説明すると、急に横文字出てきて頭が痛くなっちゃうかもしれないんですが、まあこういった技術の名前はドラクエの呪文のようなものだと思ってください。
ちなみに今出てきた単語を簡単に要約すると、
- P2Pネットワーク→みんなで管理
- 暗号技術→セキュリティが神
- コンセンサスアルゴリズム→永久的に動かせる
こんな感じですかね。
ぶっちゃけ最初はP2Pさえ分かってれば問題ないぐらいです。
レベル上げて新しい呪文を一個ずつ覚えてく感じで全然おっけーなのでゆっくり覚えていきましょう。笑
それぞれの技術はブロックチェーンが誕生する前から存在してるので、「うおぉー!新しい技術だー!」って飛び上がるほどのものでもないんですけどね。
もしかしたら知ってる技術もあるかもしれないんですけど、それぞれがどんな働きをしてるのか分りやすく解説していきます。
みんなで管理(P2P)
【P2P】とは「peer-to-peer(ピア・ツー・ピア)」の略式名称です。
Wikiや他のサイトで「分散的に管理できるからすごい」とか言われてるのが、このP2Pというネットワークのおかげです。
分散的・・・?ハァ??
って思うかもしれないんですけど、順を追って説明していくので安心してください。
それにP2Pは、すでにもうあなたも普段から使ってる技術なんです。
LINEとかSkypeの無料通話ツールなんかが良い例ですね。
今までのメールなんかは全部、画像左側のように巨大なサーバーに一旦情報を預けてから誰かに送信という形を取っていたので、それを処理するための時間、手数料などがかかっていました。
普通の電話(090とか080)をするときも、まずは携帯会社(画像でいう巨大なサーバー)を仲介して相手に電話がいくって流れなので、通話料金っていう名前の手数料を携帯会社に支払ってるんです。
その手数料というコストなくすことが出来るようになったのがP2Pです。
P2Pのネットワークは、サーバー1箇所が管理するのではなく、僕たちそれぞれが管理主体の役割を持つことになるので、仲介という手間がなくなり、今までコストとして大きかった手数料なんかを省くことが可能になる仕組みです。
この「それぞれが管理主体の役割を持っている」というのが「分散型」と言われる所以(ゆえん)です。
「みんなで管理」ってのはそういうことです。
ちなみに、このP2P=分散型の反対語として、一箇所で情報などの管理を全て行なっている仕組みを「中央集権型」なんて言い方をしたります。
そして、この仕組みは金融機関にも同じことが言えます。
今まではお金を送金するとき、銀行という「仲介役」に手数料を支払わなければならなく、さらに銀行が営業してる時間にしか送金できないという状況でした。
しかしP2Pであるビットコインは銀行を仲介することなく送金が行えるので、「仲介役」に手数料を払う必要もなしで、いつでもどこへでも送金することができます。
これ以上説明すると長くなってしまうので(すでにちょっと長く説明しすぎた感ありますが。笑)、さらに詳しく細かくP2Pについて解説してる記事も用意してるので、気になる人は読んでみてください。

セキュリティが神(暗号技術)
ブロックチェーンはセキュリティが神がかってます。不正や改ざんをしようと思ってもまあ無理です。
それを可能にしてるのが【暗号技術】。
暗号技術というのは、情報の保護やセキュリティに欠かせません。
どういうことかというと、例えばビットコインでこんなやりとりがあったとしましょう。
この時、ビットコインのブロックチェーンには「サタヒコがクリピッピに1BTC送金」という履歴が書き込まれるわけですが、もちろんそれは日本語で書き込まれる訳ではありません。
この内容が暗号として書き込まれるんですけど、この暗号のことを「ハッシュ値」と言います。
イメージこんな感じ↓
ちなみに送金の内容が一文字でも違えばハッシュ値は全く違うものになります。
そして暗号技術は「ハッシュ値の文字列からは元のデータを読み取れない」という特徴を持っています。
なので、誰かが「サタヒコがクリピッピに送った1BTCを自分の元に送金させるように改ざんしてやろう・・」と思っても、ブロック内にあるどの文字列がその履歴なのか判断することが不可能なので不正ができないんです。
永久的に動かせる(コンセンサスアルゴリズム)
永久的に動かせるってどういう意味ですか・・・?
きっとそんな疑問が浮かんでますよね。笑
これはつまり、システムがダウンすることなく、永久的に正しい履歴が更新され続けるってことです。
システムがダウンというのがどういうことかというと、例えばPCにネットワーク障害が起きてそれまで入力したデータが消え去って修復できない状況になったりとか、
銀行のシステムエラーでATMが一時使用不能なんてトラブルが起きたりだとか、そういうことです。
それがみんなで管理しているP2Pのブロックチェーンでは起こりません。
これってP2Pの説明じゃん。
コンセンサスなんたらは関係なくね・・?
そうですね、システムをダウンさせないだけならP2Pだけで十分です。
ですが、正しい情報が更新され続けるってのはP2Pだけではできません。
ブロックチェーンのブロックには取引の履歴が書かれてるって説明をしましたが、もしブロックに書かれてる履歴が間違ってたら困っちゃいますよね。
なので「これは正当」「これは不正」のように履歴が間違っていないか確認する必要があります。
で、ブロックチェーンにはそれをちゃんと「正当」「不正」と振り分ける仕組みがあって、これを【コンセンサスアルゴリズム】って言います。
このアルゴリズムがブロックチェーンに組み込まれていることによって、新しいブロックが正しく生成され、動き続けられているんです。
ちなみにこの「システムがダウンすることなく、永久的に正しい履歴が更新され続ける」っていう仕組み(P2Pとアルゴリズムを組み合わせた仕組み)を【ゼロダウンタイム】なんて言います。
かっこいい名前の呪文ですね。笑
じゃあ具体的にどうやって「正当」か「不正」か判断するんですか?ってところはブロックチェーンに使われてるアルゴリズムによって変わってくるので、そこまで知りたいって人はこちらの記事を参考にしてみてください。

ブロックチェーンは何に使うの?
ブロックチェーンの事例 | |
---|---|
・資産管理(登記の公証) | ・決済 |
・送金/貯蓄 | ・医療(医療情報) |
・市場予測・未来予測 | ・投票 |
・資金調達(クラウドファンディング) | ・IoT |
・データ管理 | ・ゲーム |
ブロックチェーンはビットコインの取引以外にもビジネスにおいて様々な場面で使い道があります。
引用:imbrex.io
例えば、不動産の取引サービス。
不動産を購入しようと思ったら、契約してその履歴を証明するものを残し、決済まで必要になったりしてきますよね。
今までは色んな事務作業が必要になってきて人が時間をかけて労働してきましたが、これもブロックチェーンがあればそれだけでできてしまいます。
イーサリアムのスマートコントラクト技術を利用することで契約の内容も細かくブロックチェーンに書き込むことができ、信頼性も担保することができます。
他にも医療の場面なんかでもブロックチェーンは活躍します。
日本では現在、病院に訪れた患者の情報をデータ化して管理するのが一般化しています。
ただ、その情報は医療機関によって管理されているので、自分の医療情報を手に入れる場合にはわざわざ情報提供料として数千円支払わなければなりません。
また、データは医療機関によって独自のファイル形式で管理しています。
なので、たとえそのデータを持って別の医療機関に持っていっても上手く共有できず連携が取りにくかったりします。
さらにいうと、そこで貴重なデータが取れた場合、それがビッグデータとして売られていることもあるんです。
ですがこれもブロックチェーンを使って自分で管理するようになれば、情報の提供料もかからずデータの共有も簡単、プライバシーも守れるってことが可能になります。
このようにすでにブロックチェーンは色んな場面で活躍しています。
これからはブロックチェーンの時代!
ここまでの解説で、これからの時代は「様々なビジネスでブロックチェーンが活用されていく」という事がわかったんじゃないでしょうか?
もっと言うと、ブロックチェーンの事を理解しておかないと、今後は時代に取り残されていく事でしょう。
ここらで、しっかりブロックチェーンに関して学んでおくことをおすすめしますよ。
いろんな記事やサイトから学ぶこともいいのですが、ビジネスにも活かせるような知識・スキルが欲しい人はブロックチェーンについて学べる大学やオンラインサロンなんかに通ってみるのもいいですね。
最近は結構色々とありますよ。例えば「UBAI」なんかはブロックチェーン・仮想通貨・ICOなど幅広くレッスンを受ける事ができます。(オンライン動画、通学どちらもあります)
公式サイトURL:https://www.ubai.co/
- 基礎コース
- 中級コース
- 短期コース
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などなど、自分のレベルや目的に合わせて受講する事ができます。
基礎コースの第一回講座は無料で受講する事ができるので、興味がある人は覗いてみてはどうでしょうか?
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ブロックチェーンに関するQ&A
[voice icon=”https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/ango-production/wp-content/uploads/2018/03/スクリーンショット-2018-03-11-01.41.12.png” name=”サタヒコ君” type=”l”]A.ブロックチェーンに対して不正アクセスは、ほぼ不可能だよ。この不正アクセスはブロックチェーンがハッキングされたんじゃなくて、保管してあるコインチェックのサーバーシステムがハッキングを受けたことが原因なんだ。
つまり現金に例えたら、金庫の鍵を盗まれて丸出しになった現金が盗まれたって感じかな!
ちなみにブロックチェーンをハッキングするってことは、金庫の鍵を開けてないのに現金を取り出すってことと同じ意味になる感じ、まあ普通に考えたらそんなことはできないよね。笑[/voice] [voice icon=”https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/ango-production/wp-content/uploads/2018/03/スクリーンショット-2018-03-11-01.41.12.png” name=”サタヒコ君” type=”l”]A.ビットコインでの決済はすでに広まってきてるよ!
日本でも有名なマルイとかビックカメラはビットコインの決済を導入しているし、ビットコインのATMなんかも設置され始めてるぐらいだからね![/voice] [voice icon=”https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/ango-production/wp-content/uploads/2018/03/bird.jpg” name=”クリピッピ” type=”l”]Q3.ブロックチェーンが注目されているのは分かるんだけど仮想通貨は銘柄もいっぱいあるよね?
キャッシュレスって意味で言ったら、価値を認められたコインは1種類くらいに統一された方が使いやすいんじゃないのかな?[/voice] [voice icon=”https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/ango-production/wp-content/uploads/2018/03/スクリーンショット-2018-03-11-01.41.12.png” name=”サタヒコ君” type=”l”]A.なんだかんだ言って全部デジタルだから、どこかにバグが見つかったらその通貨は終わりって考えると複数の通貨が流通することが望ましいかな。
両替にかかる手数料なんかは随分安くなるしデジタルである分、キャッシュレスには変わりはないし![/voice] [voice icon=”https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/ango-production/wp-content/uploads/2018/03/スクリーンショット-2018-03-11-01.41.12.png” name=”サタヒコ君” type=”l”]A.いい質問だね!
でも、管理する際に必要なのは「1つ前のブロックの情報」だけで十分なんだ。
だから管理してる時に過去全ての容量を取り込む必要がないから特に問題ないんだよ![/voice]
まとめ
いかがでしたか?
今回は一体ブロックチェーンとは何なのか、その仕組みから応用例まで解説しました。
ブロックチェーンを一言でいうのであれば、『みんなで支えて、誰もが使える、改ざんができない台帳』です。
要はとっても便利な技術なんだよってことですね。笑
ビットコインなど仮想通貨での決済も世界ではどんどん広まってきています。
そしたらブロックチェーンもどんどん身近なものと感じるようになると思います。
そうなった頃には今よりも全然、仮想通貨の価値も上がってるでしょう。
もし、この記事を読んで仮想通貨に興味を持ったという人は是非、仮想通貨に触れてみてはいかがでしょうか。
仮想通貨で一番有名なビットコインに関して宇宙一分かりやすく書いた記事なんかも用意してるので、よかったら読んでみてください。

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