【書評、感想】ホリエモンの新著「これからを稼ごう」を読んでみて

ハナキノボル
最近トルコ人に「お前は日本人じゃないターキッシュ(トルコ人)だ。嘘をつくな、IDを見せろ」と言われアイデンティティを失いつつあるANGO(@ango_coin)のハナキノボルです。

ホリエモンの新著「これからを稼ごう」を読みました。「仮想通貨と未来のお金の話」がまとめられた本です。「仮想通貨と未来のお金の話」は副題なのだが、全くもってその通りな内容でした。

仮想通貨の誕生からこれまでの歴史、技術の話、お金の歴史と役割、これからのお金と仮想通貨の未来の話、、、、、、堀江貴文さんの頭の中を端から端まで伺える、まさに「仮想通貨の入門書」です。

これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話
  • 堀江貴文
  • 価格   Check on Amazon

監修には大石哲之さん。仮想通貨に詳しい人なら知らない人はいないほどの有名人。Twitterのフォロワー数は6万人、僕も参加者である「ビットコイン研究所」はのべ600人以上の大規模コミュニティであります。

彼自身起業経験がある実業家であり日本デジタルマネー協会の理事も勤めるビットコインのエキスパート中のエキスパート。「Ethereum」を日本で初めて一般向けに紹介し 「イーサリアム」と翻訳した人物でもある。「結婚届?をブロックチェーン上に書き込んだこと」でも有名です。(僕の中で衝撃でした。笑)

この本をオススメしたい人

↑17歳の仮想通貨女子(XEM担当)の上川さん。笑

僕自身、仮想通貨に初めて目をつけたのは2015年終わり、実際に購入し触れたのは2016年の夏くらいだったと記憶しています。

全くもって知識がない人と比べれば当然詳しい訳だし、このメディアの運営者である以上知識がない訳ないですが、日々氾濫する情報の洪水により脳内の知識体系は散らかっていたのは事実です。

この本はそんな「散らかった情報を群にして綺麗に整頓」してくれました。

どんな人にオススメしたいかというと、そうですね、

  • 「仮想通貨に興味はあるけど今までネットの情報だけに留まっていた人」
  • 「興味はあるけど怖いから手を出してこなかった人」
  • 「仮想通貨に懐疑的である人」
  • 「これからのお金のことを知りたい人」
  • 「仮想通貨に精通するがここら辺で情報を整理したい人」

におすすめしたいです。

本書は上記の人たち、、、そう、つまり「全ての日本人にオススメしたい本」であるのです。笑

これだと誰も読んでくれそうにないので、あえて1つに絞るなら、「仮想通貨の売買をしたことがないが興味を持っていて今までネットのまで情報収集していて体系的な書籍を読んだことがない人」にオススメしたいかなあ。

かなり絞られましたね。

何故、「売買をしたことがない人」にしたかというと、売買をしたことがある人はある程度前提知識を持っていると仮定したからです。ないにも関わらず手を出している人は同じく読むことをオススメしたいです。

まだ円で消耗してるの?

さてここから具体的な本書の紹介をして行きます。出だしからホリエモン節が炸裂してました。

  • 「お金というのは経済を回していくための道具に過ぎません 」
  • 「今後 、さらに紙幣や硬貨は電子マネ ー化し 、どんどん便利に 、同時に実体がなかなかつかめないものになっていくでしょう 」
  • 「お金そのものも進化しているのです 。だから 、使う人間も知識で武装し 、便利な道具として使いこなしていけばいいのです 」

上記の引用は2014年に発売されたホリエモンの書籍「お金はいつも正しい」から。

ホリエモンの意見は2014年から変わっていない。すごい。仮想通貨、ひいては「お金」に対するホリエモンの見解がこの引用に続いて爽快に書かれています。

ビルゲイツやウォーレンバフェットが仮想通貨に懐疑的であることを引き合いに、若いIT起業家がその姿勢に真っ向から対立していること、ホリエモンは肯定派であること、そしてその理由が述べられています。

さらに本書でしつこく書かれているが、日本人は「国家」や「お金」に対して絶大な信用をおいていること、置き過ぎていること。それが良い悪いではなく、盲目的に信用するのはいかがなものではないかという問題提起。選択肢を知った上であえて選択しているならまだしもほとんどの人は「お金=日本円」そして「なくては生きていけないもの」と盲信している節が少なからずありますよね。

「仮想通貨とは何か?」を勉強することは、「お金とは何か?」「これからのお金とは何か?」「なぜお金は生まれたのか?」「なぜあなたはお金を稼ぐのか?」「なぜあなたは生きているのか?」という掘り下げるとずいぶん深いところまで内省できるいいきっかけになるのですね。

「仮想通貨を普及するには?」「投機だよ、投機」、なぜか?

――早速ですが、ビットコインなどの暗号通貨が日本で爆発的に普及しうるシナリオについて、堀江さんはどのようなものが可能性としてあり得るとお考えでしょうか。

投機です。投機。/「ビットコイン 普及への道筋」 ― 堀江貴文氏に仮想通貨の真価を聞く

仮想通貨を普及するにはどうすればいいか?という質問に対してホリエモンはこう答えています。

以前から僕はこの言葉を仮想通貨普及のために引き合いに使わせていただいていますが本書でも取り上げられていました。

仮想通貨に否定的な多くの人は、この「投機」に対して痛烈に非難します

たしかに今の仮想通貨市場は「投機対象」として盛り上がっていることは認めますし、日本においてはまだまだ社会的意義なる「なにかしらの価値」をもたらしていないという意見にも概ね賛成はします。

ただし、です。ただし、『投機は必要』なのです。投機目的での参入がない限り、流動性が担保されないのです。流動性が担保されないと価格も安定しないし普及もあり得ないです。つまりは、「ディセントトラライズ(非中央集権)化された便利な未来はやってこない」わけです。

きっかけは投機でもいいのだ 。結果的に、便利な世の中が形成されることが最も重要なことだ。こういった先のことを見越さず 「仮想通貨は投機だ 」なんて言っている人は、金融の素人なのだろうと思う。日本円と米ドルの通貨取引だって、ほとんどは投機だ。売りと買いがあるから成立する。/本書より抜粋

完全に同意です。

「金融の素人」というフレーズで思い出しましたが、ニューヨーク旅行中にバスの中でたまたま話しかけてきたおばちゃんとの会話を思い出しました。

おばちゃん:「私の子供がさっき『投資やるから1000ドルちょうだい』って言ってきたのよ!だから『しっかり返しなさいよー』と言って渡してきたわ」

僕:「子供、いくつなの?」

おばちゃん:「中学生よ!」

僕:「…..え?hahaha…」

アメリカではこれが普通何ですかね?笑

お金や投資、金融に対してのリテラシーって超大事だと思うので、日本でもこうゆう価値観が広がればいいなって肌身で感じた出来事でした。

話を戻しますが、ビットコインなどの仮想通貨が未だ社会的に価値が少ないというのもあくまで日本においての話で、台湾などではこのように、

社会に浸透してきつつあるようです。

お金は要らない

お金はいらない。

ホリエモンの書籍は大体この「結び」になります。笑

最後の方、1/4はこの内容でした。起承転結の「起承転」はその本に基づく内容なんですが、最終行き着くところの彼の意見は「お金はいらない」というところに着地します。笑

ホリエモンの言いたいことは多くの人が所謂「拝金主義的すぎる」ということではないでしょうか。飲み会などで話されるテーマなどがまさにそうですが、「どこどこの会社は給料これくらいらしい」「誰々は稼いでる」「私はお金がないからなぁ」などという話が話題の中心になることがしばしばありますよね。

僕個人的には仕方ないというか、わからんでもないことだとは思います。ただ、確かに行き過ぎた「拝金主義」は結果的に「拝金」することが実現できなくなると思っています。経験則上。

NewsPicksの「ウィークリー落合」で面白い一コマがありました。

引用元

– 落合さんから見る日本人とは

どっぷり拝金主義と言える。だって年収で考えるでしょ、就職先を。しかも嫁ブロックとかもあるし(笑)日本のTV番組とかも「年収や資産」を取り上げたり、「豪邸訪問」とかの番組があったり。意味ないっすよね、本質的に。何か意味あるのかな。お金って信用だったり価値だったりするもので、それが溜まってる所が凄いという考えは変ですよ。

– 日本の拝金主義って強まってるの?

強まってますね。失われた10年以降、強まっている。拝金ベースでものを考えると今の社会は何も上手くいかない。

– 拝金主義は負のサイクル

お金が溜まってる方が価値があるという考えは、お金が留まっていることに意味があるということですよ。逆ですからね。キャッシュフローが成立してるところに意味があるだけで、お金が留まってるところに意味なんかないですからね。

– 貯蓄は最悪?預貯金は美徳なのか

貯蓄は金融資産になってればいいし、投資に回っていればいいですけど。預金ってのはユーザーしか損してないですからね。タンス預金ってリスク高いですよ。預金って国策で美徳にしてるんですからね、明治時代に。タンスでなく投資に回せば良いんですけどね。投資に回せば社会にも良い。日銀だってきっとそうして欲しいのに、なぜか明治時代の美徳をそのままにタンスに入れちゃうんですよね。稼いだお金を投資に回せば社会が潤うということが美徳なのに、口座にゼロが沢山並んでることが美徳に感じる考えに着地していることは考えなければならない。

そうはいっても「お金、生きる上で必要じゃん」という意見もあるでしょう。ごもっともではあります。

ただ、遅かれ早かれ数年後数十年後の世界では、「お金はさほど持たなくとも生きていける時代」になります。

世界は急速にシェアリングエコノミー、評価価値経済に進んでいます。一昔前は大金を稼ぎ、マイカーを買い、軽井沢に別荘を持って、豪勢で美味しい料理を嗜む日々を送るべくアーリーリタイヤすることがモテ要素でした。

が、しかし、誰でも簡単に民泊を運営できちゃう「エアービーアンドビー」を代表されるような「シェアリングエコノミー」で、これからは誰でもお金をもたずとも「お金持ちの生活」が実現可能になっていきます。

タイムズカーシェアを使って数日前アプリをポチり、エアビーで軽井沢の空いてる部屋をポチり、クックパッドかクラシルで美味しい料理のレシピをクリップして、BBQレンタルサービスを使って道具を郵送しとけば、立派な「アーリーリタイアした金持ちの生活」を送れるわけです。

金持ちでさえ別荘など年に数回しか使わないわけだから、充実度でいえばそう変わらないですよね?

もちろんそれをするのにお金が必要なのは間違いないです。が、一昔前に比べたら比にもならないくらい安価に実現できるようになったのは否定できない事実。

そして、この動きは更に加速します。例えばレンタカーといえばジャパレンで借りる古臭くヤニ臭い車両がつい1〜2年前は当たり前でした。が、今ではタイムズカーシェアで好きな駐車場から好きなタイミングでアプリのワンタッチで乗れるようになったし、「エニカ」を使えばベンツもたった「ヨンキュッキュッ」でシェアされているわけです。

https://anyca.net/

もっといえば、Googleが主導で行なっている自動運転もあと10年もすれば普及してくるでしょう。

無料タクシーが当たり前の時代になるわけですね。運転というそのものの「行為」や「仕事」も消滅してきます。「車を運転する」のは現代でいう「乗馬」と同じように趣味以外ではなくなるでしょう。

さらに極論を言えば理論上、世の中のサービスは「無料」に近づきます。

メタップスの佐藤さん曰く、

ロボット化が進むにつれて(テクノロジーが発展することによって)あらゆるコストが減る。

受け取る賃金が減っても消費者として支払う金額も減れば、プラスマイナスゼロに。あらゆるものは無料に近づく。理論上、インターネットやテクノロジー以外のものも無料に近づく。つまり、現在の労働環境を無条件に「当たり前」と受け入れる議論に意味はない。次の「当たり前」が作り出されるまでの過渡期の話。

ということです。

インターネットやテクノロジー以外というと、、、例えば「家」などもそれに値します。

「GoogleHome」的なサービスができて、「あなたの生活情報をトラッキングさせてらもう代わりに家賃無料です」みたいなことも起こり得るでしょう。

情報の漏洩だ!と疑いたくなりますが、もう僕たちは「Google」という超高性能な検索エンジンを無料で使わせていただいている代わりに個人情報はすでにほぼ綺麗に抜き取られていることを考えればあんまり大差ないきはしちゃいます。

と、まぁそんなことで、ホリエモンの言いたいことは、

「長い目で見れば『お金はいらない』んだから自分の好きなことをやって自分や社会に還元しようぜ。面白くないことをやることは自分にとっても社会の発展にとっても良くないことだよ。」

ってことです。

まとめ

脱線多めで書評してみましたがお許しください、、、。

「これからを稼ごう」は仮想通貨の話半分、お金の話半分そんな印象です。

ぜひ。

これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話
  • 堀江貴文
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ABOUTこの記事をかいた人

1990年生まれ、静岡出身。東京都在住。ANGOの全記事を監修。投資歴8年、仮想通貨投資歴3年。日本クリプトコイン協会による「暗号通貨技能検定」の取得者。日経225先物、株式投資、FXを経て2015年仮想通貨市場に参入。初心者目線の仮想通貨入門サイトが存在しないことに問題意識を感じ情報配信を始める。以後、3年以上にわたり仮想通貨に関する情報を配信し続け、月間最高60万PVを達成。

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