さてさて今回は世界一の投資家と言われる「ウォーレンバフェット」についてまとめてみました。
ビルゲイツ、スティーブジョブズなどと並ぶ偉大な人物です。
投資手法だけでなく、彼の人間性からは学べることが山ほどあります。
これを機に、この偉大な人物を心に刻んでおきましょう!!
ウォーレンバフェットってどんな人??
バフェットこと、ウォーレンバフェットはバークシャー・ハサウェイ投資株式会社のCEOを担っているアメリカの投資家です。
彼の数々の偉業から、「今世紀で最も偉大な株式投資家」と言われていて、彼の現在の資産はなんと670億ドル!!(日本円で約9兆円)
もうわけわからんですね。
まずは、そんな彼の生い立ちから人間像まで簡単に紹介したいとおもいます。
生い立ち
彼は1930年にアメリカのネブラスカ州で生まれたのですが、まずいきなり驚きなのが、初めて株式投資をしたのは驚きの11歳なんです!!
僕は11歳の頃なんてポケモンくらいしかしていませんでした…笑
バフェット恐るべし。
1951年、大学卒業後は、父親の証券会社で株式ブローカーとして働き出し、1954年には、彼が師と仰ぐベンジャミングレアムからの誘いにより、資産運用会社グレアム・ニューマンに証券アナリストとして入社することになります。
そして1965年にはバークシャーの経営権を取得し、その後1970年からは会長に就任していていて、現在も同社の会長兼、CEO兼、筆頭株主なんです。
現在は86歳。
とんでもなくお金持ちなのに、ウォール街等の金融街ではなく地元ネブラスカ州オマハを中心とした生活を送っている為、敬愛の念を込めて「オマハの賢人」なんて呼ばれているそうです。
かなりの偏食!?
ちなみに彼は、かなりの偏食で有名。
お菓子やコーラ、ハンバーガーなどのジャンクーフードが大好きで、特にコーラが大好物らしく、1日に6本程度なら軽く飲んでしまうらしいです。(笑)
自身でも、
摂取カロリーの4分の1はコカコーラ
と冗談を飛ばしてるみたいですね。
ちょっと親近感湧いちゃいます。(笑)
↓コーラを飲んでるバフェット↓
引用元
投資を初めたきっかけは??
さっきも言った通り、彼が初めて投資をしたのは11歳の時です。
驚きですよね。
そもそも小さい頃からビジネス的なことはしていたみたいなんですよね。
例えば、祖父から大好きなコーラを6本25セントで購入し、それを1本5セントで売って利益を得ていたみたいです。
この頃から「安く買って高く売る」といったような、投資の基本は身についていたんでしょう。
そして11歳の時に株式を購入します。
バフェットは11歳の時に初めて株式を購入した。姉のドリスと共にシティ・サービスの優先株を1株38ドルで3株購入したのだが、その後、1株27ドルまで下落した。バフェット達は1株40ドルまで値を戻したところで売却したが、シティ・サービス株は長期的に上昇し続け200ドルになった。この経験からバフェットは忍耐を学んだと後に述懐している。
※参照 wiki
11歳で忍耐を学んじゃってるなんてほんと末恐ろしい小学生です。
本格的な投資は21歳の頃からスタートをしているのですが、その時の資産はわずか2万ドル。
そこから現在の資産は670億ドルと言われています。
半端ないですね。
どうやってそこまで増やしたのでしょうか??
20代から今までの資産推移
さあ、わずか2万ドルの資産をいかにして670億ドルまで増やしたのか。
彼の資産推移を見てみましょう!
「20代」26歳で資産総額14万ドル
前述したとおり、大学卒業後、株式ブローカーとして父の経営する証券会社で働きはじめ、当時21歳の時の資産はわずか2万ドルです。
1954年、24歳のとき、師と仰ぐベンジャミン・グレアム氏から仕事の誘いを受け資産運用会社グレアム・ニューマンに証券に入社。初任給は年間1万2000ドル。
これは1954年家計所得の中央値の約3倍です。26歳のときには、同氏の純資産総額は14万ドルに達しました。
「30代」資産は100万ドル突破
1960年、30歳になったころには、バフェット氏の純資産総額は100万ドルに。
1965年に当時毛織物紡績業を営んでいたバークシャー・ハサウェイ社の支配株式を取得し、経営権を握ることになります。
68年までにパートナーシップの純資産は1億400万ドルに達しています。個人資産総額は69年、39歳の時に2500万ドルにまで登りつめます。
ここで一気に2400万ドル増やしていますね。(笑)
「40代」一時苦難の時期も、資産は6700万ドル
73年、43歳の時までに個人資産は3400万ドルに。
The Motley Foolによると、72年に菓子メーカーのシーズ・キャンディーズ社を2500万ドルで買収してバークシャーの子会社にしているそうです。
やっぱお菓子好きなんですね。(笑)
74年には個人の資産も1900万ドルまで減少するという苦しい時期もあったみたいですが、その3年後には6700万ドルに増加しています。(79年の米家計所得の中央値は年間1万6530ドル)
「50代」会社の報酬は年間5万ドルだけ。しかしビリオネアへ
82年のバフェット氏の純資産総額は3億7600万ドル、83年には6億2000万ドルに増加しています。
たった一年で約3億ドル!!(笑)
86年、56歳になったバフェット氏はついに億万長者となりました。
当時、バークシャー・ハサウェイ社からの給料は年間わずか5万ドル。会社からは全然お金はもらってないんです!
資産総額は60歳目前に38億ドル。
「60代」バークシャー社の資産減ると予想も実際は増加
バフェットはバークシャー・ハサウェイの株主向けに毎年書簡を出しているんですが、90年の「株主への手紙」の中で、
同社の純資産総額はこの10年間で減少するだろう。恐らくそれは90年代後半となる可能性が高いと思う
と発表したんです。
ところがどっこい、実際にはこの年、同社の純資産総額は3億6200万ドルまで増え、個人の純資産総額は66歳のときには165億ドルに達しちゃいました。
資産減りません!(笑)
「70代」成長しながら慈善活動に注力
66歳から72歳までの6年間で資産総額は2倍以上に。
2002年、72歳の時点で357億ドルという桁外れの額に達しています。
しかしこのころから、バフェットは自身の富を分け与え始めていて、CNNによると、2006年に資産の85%を5つの慈善財団に寄付することを表明したそうです。
かっこよすぎ…。
「80代」資産総額は670億ドル 会社からは年10万ドルもらうだけ
そして2015年にはバフェットの純資産総額は670億ドル。日本円で約9兆円。
ビル・ゲイツやメキシコの実業家、カルロス・スリムと並ぶ世界有数の億万長者ですね。
それでもバークシャー社から受け取る額は年間わずか10万ドル。
これは日本円にすると約1250万円。
人間性ですね。(笑)
バフェットの名言15選!
今日や明日、来月に株価が上がろうが下がろうが、私にはどうでもいい。その会社が10年、50年経っても欲しいと皆が思うものを作っているかどうかが重要だ。
喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、たった10分間でも株を持とうなどと考えるべきですらない。
幸運な1%として生まれた人間は、残りの99%の人間のことを考える義務がある。
大事なのは、自分が好きなことを飛びきり上手にやること。お金は副産物にすぎない。
日本企業、とりわけこれから事業を立ち上げようとする日本人への注文があります。それは、もっと顧客に焦点を当てて欲しいということです。喜んでいる顧客がいるような事業が失敗することはありません。あなたを愛する顧客と、あなたに満足する顧客がいれば、その事業はとても上手くいっているといえます。そのために、自分の仕事への愛情が大切になるのではありませんか。
信頼できるもの、そして10年、20年、50年経ってもみんなが欲しいと思うものをつくっていく事業なのか。これらが、私が投資判断するうえでの基準であります。それについて、見方はまったく変わっていません。
投資に際して大切なのは、ビジネスそのものです。最近投資したIBMにも同じことが言えます。経営者が素晴らしいうえに、顧客基盤が強固です。最も大切なのは、土台としている事業が自分の一生涯と考えてもいいぐらいの、今後何十年にもわたって持続可能な競争力を持っていることなのです。
コカ・コーラが10年後、どれほどの業績をあげるかは多少の幅で予想がわかれるかもしれません。しかし、長期にわたって投資を続けたときに、世界中の企業をリードできると確信しました。そして所有していなければならないと考えました。コカ・コーラは20年後には経営者が変わっていることでしょう。しかし、それでもコカ・コーラの優位性は揺るぎないと思うから、投資をするのです。
多くのプロの投資家は、投資対象の過去の数値は気にするのにもかかわらず、そのライバル企業が何をし、またどのような財務状態なのかを調査することすらしません。これは誤りです。大切なことは未来です。投資対象企業が今後どのような道を歩むのか、長期的な事業リスクに着目し、いかなる競争環境に置かれていくか見極めることが重要です。
ベン(ベンジャミン・グレアム)は、私の人生に最も影響を与えた人物です。ベンの教えに従うことで、投資において損をする側ではなく、利益を得る側の一員となることが、私はできました。非常に優秀な投資家が流行の理論を追うよりも、平凡な投資家がベンの教えに従う方が、より大きな恩恵にあずかれるはずです。
株ではまずビジネスをそれ自体に注目することです。多くのプロの投資家や学者たちが、毎日の株価に一喜一憂しています。しかし、株価やマーケットの動向を、毎日、毎週、毎月追うことで、投資が成功するとは、私は考えていません。株は、そのビジネスの一部でしかないからです。注目すべきは、株価ではなく、事業そのものでなくてはなりません。
[aside type=”warning”] 賢明なる投資家私の投資哲学の基礎は、ベン(ベンジャミン・グレアム)が著した『賢明なる投資家』の第八章「投資家と株式市場の変動」と第20章「投資の中心概念」に、ほぼすべてが書いてあるといっても過言ではないでしょう。この本は、人生最高の一冊です。
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バフェットが尊敬してやまない投資家、ベンジャミン・グレアムの著書。
バフェットの投資手法が全て詰まっていると言っても過言ではない本です。
これは必読ですよ。[/aside]
我々が歴史から学ぶべきなのは、人々が歴史から学ばないという事実だ。
ある分野の第一人者、たとえば優秀なスポーツ選手や有名な芸能人が畑違いの事柄にまで首を突っ込んで、一般大衆に身の施し方をあれこれ指南しようとする風潮に、私は強い違和感を覚える。我々が投資で大きな利益を上げられるからといって、世の中のあらゆる事柄に関して良い助言ができるだろうか?こんな考え方は常軌を逸している
トラブルから抜け出すよりも、トラブルを避ける方が簡単。私は高さ2メートルのバーを越えようとは思わない。周りを見渡して、またぎ越せる30センチのバーを探す。
バフェットの本おすすめ5選!

Bank of America finally caught a break on Thursday, August 25, 2011.
Warren Buffett’s Berkshire Hathaway announced a surprise $5 billion investment in Bank of America Thursday morning, sending shares of the struggling Dow component surging more than 25% in early trading. The investment is seen as a major vote of confidence from one of the world’s foremost long-term investors.
File photograph – President Barack Obama meets with Warren Buffett, the Chairman of Berkshire Hathaway, in the Oval Office, July 18, 2011. (
バフェットの本、おすすめ5選をまとめてみました。
これだけの投資家はもしかしたらもう二度と現れないかもしれません。
投資に興味ある人はもちろん、興味がない人も、人間であれば読んだ方がいいと思います。(笑)
よかったら是非!
億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
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[amazonjs asin=”B00FJRMDCC” locale=”JP” title=”ウォーレン・バフェット 巨富を生み出す7つの法則”]ウォーレン・バフェット 成功の名語録 世界が尊敬する実業家、103の言葉 (PHPビジネス新書)
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いかかでしたか?
今回はウォーレンバフェットについてまとめてみました。
彼からはほんとに多くのことを学べます。
彼の存在が、あなたの人生に少しでもいい影響を与えてくれたらと思います。
ではまた。