最近、ビットバンクの【貸付サービス】が、仮想通貨ユーザー内では、話題になっていますよね。
「ビットバンクの貸付サービスってどんなサービスなの?」
「貸付サービスは、なんのメリットがあるんだろう・・・」
そう思っている方も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そんなあなたの疑問を解決すべく、実際に僕がビットバンクの貸付サービスを申し込んでみました。
申し込んでみて感じたメリットやデメリットを紹介するのはもちろん、
- そもそも貸付サービスとは?
- ビットバンク貸付サービスの申し込み方法
- どんな人におすすめなのか?
などを「実体験を元に」解説していきたいと思います。
貸付をやるかどうか悩んでいる人にとっても、きっと参考になるはずです。
貸付サービスは、今後拡大していく可能性もありますので、ここで貸付サービスやメリット、デメリットをしっかり理解しておきましょう。
ではどうぞ!
目次
そもそも貸し仮想通貨とは?
【貸し仮想通貨】とは、仮想通貨を取引所に一定期間貸し出すことにより、契約期間満了後に利息を受け取るというサービスです。
つまり、ビットバンク(Bitbank)などに、ビットコインを一定期間貸し出し、その後利子をつけてビットコインを返してもらうということになりますね。
【レンディング】なんて言ったりもします。
しかし、一定期間貸し付けることによって利息をもらえる代わりに、その期間内は貸し付けているコインを売買することはできません。
例えば、あなたがビットバンクのウォレットで3BTCを保有していたとしましょう。
その内1BTCをビットバンク側に貸したとしたら、残りの2BTCは売買をすることが可能ですが、貸した1BTCを売買することはできないことになります。
「利息ってどれくらいもらえるの?」
「一定期間ってどのくらいなの?途中解約とかできる?」
など疑問を持つ方もいるのと思いますので、ビットバンクの貸付サービスがどんな内容なのかチェックしておきましょう。
Bitbank(ビットバンク)貸付サービス概要
対応通貨 | ビットコイン(BTC) |
---|---|
貸付期間 | 1年間 |
解約手数料 | 5% |
利回り | 1~5BTC 3% 5~10BTC 4% 10~25BTC 5% |
申し込み最小数量〜最大数量 | 1BTC〜25BTC |
日本円換算(円換算は相場により変動) | 約80万円〜約2000万円 |
現在、対応通貨はビットコインのみになっていますが、今後対応できる通貨も増やしていくようです。
貸付期間と利回りは、1年間で最大5%。始める時の手数料は一切かかりません。
しかし、途中で「やっぱり解約したいなぁー」と思って解約をすると、5%の解約手数料がかかってしまいます。
つまり、1BTCを貸し出していた場合は、0.95BTCで返ってくるということになりますね。
結構もったいないので、「やるからには途中解約しない」と心に決めておいた方がいいでしょう。
GMOコインとのサービス内容比較
実は、貸付サービスはGMOコインも行なっています。
なので、両者のサービス内容を簡単に比較してみましょう。
ビットバンク | GMOコイン (募集時期により変更) |
|
---|---|---|
対応通過 | BTC (今後増える可能性) | BTC |
貸付期間 | 1年間 | 90日 |
解約手数料 | 5% | 5% |
利回り | 1~5BTC 3% 5~10BTC 4% 10~25BTC 5% | 5% |
申し込み最小数量〜最大数量 | 1BTC〜25BTC | 10BTC〜200BTC |
日本円換算 (相場により変動) | 約80万〜2000万円 | 約800万〜1億6000万円 |
ぶっちゃけ、ビットバンクもGMOコインもかなりハードルが高めです。笑
GMOコインは、募集期間によって対象通貨が異なってきます。
2018年5月の募集は、【アルトコイン】(イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップル)を対象にサービスを開始していました。
しかし、7月(7月24日〜8月6日)の募集での対象通貨は、ビットコインのみになっています。
GMOは貸し仮想通貨のサービスを開始してはいますが、その都度対象通貨などの変更がありますので、確認が必要です。
確認する際は、こちらの公式サイトでご確認ください。
※ちなみに、もともとコインチェックも貸付サービスを行なっていましたが、現在はサービスが停止されています。
早速ビットバンク貸付をやってみた
「申し込んでみないとわからないことも多いでしょ!」ということで、実際に申し込んでみました。
申し込みのやり方を、画像を使って誰でも理解できるように、説明していきますね。
始めるには、ビットバンクの口座が必要になりますので、まだ口座を持ってない方は、まず口座開設をしておきましょう。

まずは、ビットバンクにログインをします。
①右上のアカウントマークのところをクリック
②「貸して増やす」をクリック
※公式ページで取引ルールを確認したい方は、取引ルールをクリック
③「スタート」をクリック
④「利用規約」を閲覧し、下までスクロール(スクロールをしないと次に進めません)
「利用規約」は、貸出を行う上での、法的証明書になりますので、しっかり一読しましょう。
⑤2つの「同意する」をクリック
⑥「貸出数量」を入力
⑦「内容確認」をクリック
⑧「申し込む」をクリック
⑨登録しているメールアドレスに届いている、メールを確認
⑩「URL」をクリック
これで申し込み完了です!
特に難しい作業はなく、指示にしたがって行えばできちゃいます。
貸し出すのは、申し込み月の翌月1日からスタートになり、1年後に返還されます。
よくわからないと思うので、今回の申し込みを例にすると、2018年7月9日に申し込みをして、2018年8月1日から貸付がスタートします。
そして、1年後の2019年7月31日に貸付期間が終了し、返還されるのは10営業日以内になるということです。
申し込んで分かった、メリット・デメリット
ビットバンクの貸し仮想通貨サービスに申し込みを行ってから、1ヶ月が経過しました。
ここからは、申し込んでみたことにより、わかったメリットやデメリットを紹介していきます。
メリット
- 何もしなくてもBTCがもらえる
- 仮想通貨の変動により、急な決済をしない
- 相場が上昇したらしただけ、利益が増える(円基準)
冒頭でも説明しましたが、貸し仮想通貨は、ビットコインを貸して増やすサービスになります。
なので、仮に1BTCを預けた場合、何もしなくても、1.03BTCになって返ってくるので、勝手にビットコインが増えることは当然のごとくメリットといえるでしょう。
また、冒頭でも言った通り、貸し付け期間は「1年間」と決まっていて、その期間は貸し付けたビットコインを売買することができません。
仮想通貨を購入したことがある人は、「ビットコインの価格が下落してきたし・・・」という【欲や感情】で、決済をしちゃったという経験はありませんか?
しかし、貸し仮想通貨サービスを利用すると、売買ができないので、上記のように決済をしてしまうことはなくなることでしょう。
仮想通貨相場は急激な変動もあり得るので、この心理的負担を減らすことができるのは、精神的にとてもいいですよね。
そして、「相場は今後上昇していくから長期保有っしょ!」と思っている方は、貸し付けがぴったりのサービスです。
なぜなら、貸付の申し込みを行なった時よりも、1年後のビットコイン価格が上昇していた場合、日本円で換算すると、利息も増えるからです。
このメリットを考えると、「今後ビットコインの価格は上昇していくだろう」と思ってる人にとって、貸付サービスはぴったりと言えるでしょう。
デメリット
- スタート金額のハードルが高い
- 相場が下落したらしただけ、損失が増える(円換算)
- ビットバンクの破綻
って感じです。
正直なところ、1BTCは現在の日本円の価格だと、約80〜90万くらいなので、仮想通貨初心者にとっては、ハードルが高いですね。
また、貸し付けてから1年後、ビットコイン価格が下落していた場合、円換算すると損失になってしまいます。
つまり、ビットコインは増えてるけど、円換算すると減ってしまっているということですね。
メリットは、状況によってはデメリットにもなるということです。
しかし、これらのデメリットよりも怖いのが、「ビットバンクの破綻」です。
ビットバンクが破綻した場合は、返却できないケースもあるということです。
出典元:https://bitbank.cc/docs/lending/
これは、僕たちにとってはどうしようもありません。笑
破綻のリスクもあることを、理解した上で始めるといいでしょう。
ビットバンクに信頼がもてない人は、貸し仮想通貨のサービスを利用しない方がいいですね。
結局ビットバンクの貸付はあり?なし?
正直なところ、やった方がいい人、やらない方がいい人に大きく分かれます。
では、どんな人はやったほうがいいのでしょうか?
僕の考えでは以下の条件を満たしている人です。
- ビットコインを2BTC以上保有している人
- あまり短期売買を行わない人
- 相場が今後上昇していくと思っている人
こららの条件に当てはまらない人は、やらない方がいいでしょう。
なぜなら、スタート金額ギリギリのビットコインしか保有していない場合は、何かあったときに解約したいと思うケースがあるからです。
そうすると、解約手数料が5%かかるのでもったいないですよね。
なので、ある程度仮想通貨に対して理解をしていて、相場の上昇をみこし、長期保有を考えている人にとってはオススメです。
仮想通貨を始めたばかりの人は、今後対応通貨が増えて、ハードルが下がってきたとしたら、始めてみるのはアリですね。
ビットバンクとGMOコインならどっちがいい?
どちらの取引所で行うかを決めるには、あなた自身が「これぐらいの数量がいい」や「このくらいの期間がいい」という状況に応じて決めることがベストです。
以下で表にまとめてみました。
ビットバンクがオススメ | GMOコインがオススメ |
---|---|
少数から貸し付けたい | 25BTC以上の大きい数量で始めたい |
長期的(1年間)貸し付けたい | 1年間の貸付は少し不安 |
まだどっちも口座開設をしていない | GMOコインの口座で取引している |
少額から貸し付けて、長期間(1年間)でも全然おっけーという方は、ビットバンクがオススメと言えるでしょう。
しかし、大量のBTCを短期間(3ヶ月)で貸し付けたい方は、GMOコインがオススメですね。
ただ、「まだどっちも口座を持ってないよ」という方は、ビットバンクをオススメします。
なぜなら、通貨を購入する取引所には、【販売所】と【取引所】で、2種類に分かれており、購入する取引所により、手数料が異なります。
GMOコインは「販売所」での購入になり、GMOコインから通貨を購入する仕組みになっているので、少し割高でビットコインを購入することになります。
しかし、ビットバンクは「取引所」なので、ユーザー同士の売買を繋げるだけになるため、割安で購入することができるんですよ。
取引所と販売所の違いを知りたい方は、以下の記事をどうぞ。
仮想通貨(ビットコイン)の取引所と販売所の違いとは?どっちが良い?
サービスにそこまで大きな違いはないので、自分がどっちの口座で取引しているのかで判断するのもひとつの方法といえるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「ビットバンクの貸し仮想通貨をやってみた!」という記事を書かせていただきました。
今回の内容をまとめると、
- そもそも貸し仮想通貨とは、仮想通貨を貸して増やすサービスである
- ビットバンク以外にもGMOコインでも同じサービスを提供している
- 始めるのにはハードルが高いが、現在の仮想通貨相場ではあり
- 相場上昇をみこし、長期保有する予定の人にはオススメ
って感じです。
これから先、仮想通貨が普及していけば、とても魅力的なサービスといえるでしょう。
僕個人としては、銀行にお金を預けていても増えることはないので、一部の資産でビットコインを購入して、それを貸し仮想通貨で増やすという方法もいいですね。
今後、サービス拡大の可能性があるとお書きしましたので、最新の情報はチェックしておきましょう。