「ビットコインとイーサリアムってどんな違いがあるの?」
「投資するならどっち?ぶっちゃけどっちが儲かるの?」
この記事を訪れたあなたは、そんなことを思っているんではないでしょうか?
結論から言うと、ぶっちゃけどっちが価格上昇して、どっちが儲かるかは、ごめんなさい。全くわかりません。
「神のみぞ知る」ことでしょう。
なぜなら、10年後未来がどうなってるかはわからず、どっちの方が価格が上昇するかなんて50%だからです。
iPhoneが好きならAppleに投資すべきだし、Amazonが好きならAmazonに投資すべきと、自分が好きな方に投資すればいいからです。
「じゃあビットコインとイーサリアムは何がどう違うの?」と疑問を持つ人も多くいるはず。
そこで今回は、
- ビットコインとイーサリアムの違い
- ビットコインとは
- イーサリアムとは
- 僕のオススメ通貨
を初心者の方にも理解できるよう、簡単にわかりやすく紹介しますね。
もし、儲かる通貨だけを探して、仮想通貨投資を始めたら、あなたの資産はなくなってしまう可能性があります。
仮想通貨投資で間違った一歩を踏み出さないようにしましょう。
この記事を読み終え時に、ビットコインとイーサリアムの違いを知った上で、あなたがどちらのコインが好みで、投資したいと思うコインを見つけちゃいましょう。
では参ります!
目次
ビットコインとイーサリアムの違い
項目 | ビットコイン(Bitcoin) | イーサリアム(Ethereum) |
---|---|---|
通貨単位 | BTC | ETH |
開発者 | サトシナカモト(不明) | ヴィタリック・ブテリン |
公開日 | 2009年1月 | 2014年7月 |
承認方式 | PoW | PoS |
ブロック生成時間 | 10分 | 平均15秒 |
目的 | 決済手段 | プラットフォーム |
時価総額 | 1位 | 2位 |
上の表のように、ビットコインとイーサリアムは、全く異なる仮想通貨になります。
明確に違いがあるのは、
- 承認方法
- ブロックの生成時間
- 開発された目的
t
の3つになります。
では、それぞれの違いについて、具体的に説明していきますね。
承認方法の違い
仮想通貨には、【中央管理者】が存在していなくて、利用者が互いに取引履歴を保管しあって管理する、【ブロックチェーン】と呼ばれる技術によって成り立っています。
この「ブロックチェーン」技術の基盤となっているのが、【P2Pネットワーク】と言われるものです。
「P2Pネットワーク」とは、複数の端末同士でデータを分散して管理する方法になります。
管理者が存在せずに保管を行うのであれば、取引が正しいのであるかどうかを、誰かが判断しなければなりません。
ブロックチェーン上で、取引に不正がないかどうかを確認する方法が「PoW」や「PoS」と言われるものです。
ビットコインでは、「PoW」という方式で、イーサリアムでは、「PoS」という方式を取っています。
- POWとは、高性能なコンピューターを使い、もっとも速く回答にたどり着いた人が報酬を貰える仕組み
- PoSとは、その通貨の保有量に応じて、多くの報酬をもらうことができる仕組み
それぞれにメリットやデメリットが存在しますが、ここでは簡単にメリットだけを紹介しますね。
「PoW」のメリットは、悪意のある攻撃に強く、不正をするぐらいなら、正しく「マイニング」をした方が得なんです。
一方で、「PoS」のメリットは、「PoW」の方式でマイニングをすると膨大なコストがかかってしまいますが、「PoS」では、そのコスト抑えることができます。
ちなみに、「PoS」は「PoW」の改善策として作られたものになり、それぞれの仕組みによって違ったメリットやデメリットがあります。
ブロック生成時間
ブロック生成の時間の違いによって、私たち利用者にとっては、どのような影響があるんでしょうか。
仮にクレジットカードの決済スピードがめっちゃ遅くて、決済までに時間がかかったらめんどくさくて利用しませんよね?
つまり、ブロック生成時間が速ければ速いほど、利便性がよくなり、送金や決済のスピードが上がって、実用性が増します。
要するに、ビットコインの生成時間は約10分に対して、イーサリアムは平均15秒となっていますので、イーサリアムの方が実用性があるということになります。
これは通貨の作られた目的が違うからこそ、生成時間が異なります。
では、一番重要なビットコインとイーサリアムがなぜ作られたのか?目的の違いをみていきましょう。
開発目的の違い
同じ仮想通貨でも、通貨により作られた目的が違ってきます。
- ビットコイン・・・決済手段として作られた
- イーサリアム・・・インフラ(基盤)として作られた
ビットコインは決済手段を主に目的として、作られた仮想通貨になります。
国境を超えた決済を、素早く安全に行えるようにするために作られたんです。
しかし、イーサリアムは、決済手段というよりも、ブロックチェーン技術を日常生活に取り組めるように開発された通貨になります。
要するに、ビットコインでは、ブロックチェーン技術を個人や企業が導入するためには、問題点があったことにイーサリアムを開発した、「ヴィタリック・ブテリン氏」が気が付いて作られたということですね。
ビットコインとイーサリアムは開発された目的が全く異なるからこそ、それぞれの技術や性能に違いがあるということでしょう。
ビットコインとは?
ビットコインは時価総額1位を誇る、世界で初めて開発された仮想通貨になります。
そんなビットコインを一言で言うと、「インターネット上の仮想の通貨」です。
従来の円やドルなどは、海外へいった時に、その国の通貨に両替を行いますよね?
しかし、ビットコインは国境を問わずして、世界のどこにいても使うことのできる通貨になるんです。
今まででは考えられないくらい私たちの生活が便利になる、夢の通貨と言えますね。
さらに、ビットコインは「中央管理者」が存在しないため、送金する際の送金コストを限りなく安くすることができます。
中央管理者とは日本円で言うと、【日銀】のことを表します。
中央管理者が存在せずにビットコインをどうやって管理するのかというと、P2Pシステムによって、みんなでネットワーク上の取引を監視して不正を行えないようにしているんです。
ビットコインについて詳しく知りたい方は、以下の記事をどうぞ。
【宇宙イチ簡単】ビットコインとは何か?仕組みからわかりやすく解説
ビットコインの価格変動
約3年前の2015年1月にビットコインを「10万円」分購入していたとしてら、【約7億4千万円】になっていた計算になりますね。笑
いわゆるこの時期に購入していた人が「億り人」ってことです。
まさに、「仮想通貨ジャンボ」って感じですね。w(サマージャンボ的な)
2018年8月現在の価格は、約70万円になりますので、価格はだいぶ下落してきてますね。
仮想通貨は、投機的と言われていますが、何年後かに実用性が出てくると、価格はかなり大きな上昇を見せることでしょう。
イーサリアムとは?
ヴィタリック・ブテリン氏が19歳の時に開発をした、時価総額2位の仮想通貨です。
「19歳で開発したってやばすぎ!」って感じですよね。まーいわゆる天才ってやつです。笑
イーサリアムを一言で表すと、【インフラ(基盤)】です。
イーサリアムは、「イーサリアムのシステム上(ブロックチェーン上)で、好きになんでも使っていいですよ」というプラットフォームであり、システム上でいろんなことができちゃうんです。
要するに、イーサリアムはiPhoneのようなものです。
iPhoneを持っていれば、いろいろなアプリを使うことができますよね。
しかし、当たり前のことで、iPhoneを持っていなければ、アプリを使うことはできません。
イーサリアムは、iPhoneのようにイーサリアム自体が、インフラ(基盤)となってるんです。
そして、イーサリアムには、スマートコントラクトという機能が備わっています。
この「スマートコントラクト」は、取引の記録だけではなく、取引の契約内容までも記録することができる機能になるんです。
つまり、第3者の介入がなくても契約ができ、なおかつ不正や改ざんができなくる仕組みということを覚えてもらえればおっけーです!
イーサリアムについてめちゃめちゃ詳しく書いてる記事があるので、以下の記事をどうぞ。
イーサリアムとは?誕生秘話〜仕組み・生活への影響まで徹底解説
イーサリアムの価格変動
ビットコインとほぼ同じような価格変動ですね。笑
しかし、約3年前にイーサリアムを「10万円」分購入していたら、なんと【3億6千万円】になっている計算ですね。笑
凄まじい!一般的な投資商品ではあり得ない価格の高騰ですね。
2018年8月現在の価格は、約1ETH=3万5千円なので、かなりお買い得な価格といえるでしょう。
しかし、過去の価格変動から仮想通貨を予想しようと思ってもムダです。w
なぜなら、仮想通貨のほとんどがビットコインやイーサリアムと同じような価格変動をしているからです。
市場参加者も少ないため、投資で使うような分析のしようがないのが現状です。
有識者の意見をまとめてみた
ビットコインとイーサリアムの違いだけで、どっちの通貨がいいか決められますか?
ぶっちゃけ、開発された目的の違いや、技術の違いだけで好きな通貨を選ぶのって難しいですよね。
僕も目的や技術の違いはわかっても、どっちが自分の好みかはあまり決められませんでした。
そこで、著名人などの有識者の意見もまとめてみましたの、参考までにどうぞ!
ビットコイン研究所 大石哲之さん
ビットコインの場合、最悪スケールしない場合の生存の道がある程度ある(怠慢なデジタルゴールド)のに対して、イーサリアムはスケールしなかった場合の生存の方法がない。そのあたりはだいぶ前提が違うというあたり。
— ビッグストーン Bigstone (@bigstonebtc) 2018年8月5日
堀江貴文さん
ビットコイン型のブロックチェーンの仕組みをスマートコントラクトに応用するイーサリアムに関してブログ書きました!
イーサリアムやべぇ。。。 | ホリエモンドットコム http://t.co/QTOBEIf4Tj @HORIEMON_COMさんから— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2014年4月21日
※ ↓ホリエモンチャンネルの動画になります。音声がでます!
Any Pay代表取締役 木村新司さん
イーサリアムをApp Storeと考えてみて下さい。App Storeには、クレジットカードでチャージして、サービスを買うわけです。イーサリアムのブロックチェーンの上で動くトークンは、元はといえば、法定通貨からビットコインからイーサリアム、そしてトークンになり、トークンで支払いされます。
— SHINJI KIMURA (@shinzizm2) 2018年5月17日
App Storeは、たかだか数年でどうなりましたか?物凄い数のアプリとサービスが生まれ、ディベロッパーが生まれ、フェイスブック、Twitter、UBERなどなど、様々なサービスをうみだしました。ブロックチェーンを見てみてください。イーサリアムのブロックチェーンは、正にApp Storeもしくは、iOSですよ。
— SHINJI KIMURA (@shinzizm2) 2018年5月17日
そして、イーサリアムのブロックチェーンを動かしているのは、マイナーです。App Storeを動かしているのはアップルです。アップルの役割を担うのはマイナーですよ。所謂日本の取引所が担ってるのは、支払い手段を仮想通貨の世界にチャージするというところです。取引所だけが仮想通貨ではありません。
— SHINJI KIMURA (@shinzizm2) 2018年5月17日
ブロガーで有名なイケダハヤトさん
散歩していたら、ぼくのことを知っているおばちゃんから「どのビットコインを買えばいいんですか?」と質問をもらった。
「いきなり100万とかツッコむのは危ないので、まず買うときは少額からがいいですよ」と伝えておいた。
ビットコイン=仮想通貨の代名詞になってるようですねw— イケハヤ@ブログ月商500万 (@IHayato) 2018年2月17日
何人かの著名人のツイートをまとめてみましたが、ビットコイン推しもいれば、イーサリアム推しの方もいらっしゃいます。
さらに、どっちも推している人もいるのが現実です。
この中で一番しっくりきた人の意見を参考にしてみてもいいのではないでしょうか。
ちなみに、仮想通貨投資には、情報収集がとっても重要になります。
仮想通貨の情報収集で迷われている方は、まとめ記事がありますので、是非チェックしてください!
投資家歴8年の僕がすすめる仮想通貨(ビットコイン)の情報収集方法22選
僕のオススメはこれだ!
結論からいうと、「イーサリアム」がオススメです。
オススメというより、むしろ僕は仮想通貨の投資資金では約8割をイーサリアムに投資しています。笑
その理由として、イーサリアムの技術が、ビットコインの技術より優れていると感じているからです。
そして、その技術をより多くの有識者や名だたる企業が、高く評価しているということも、イーサリアム購入の後押しになっています!
現在でも仮想通貨の中には、「もし、価値が上昇していけば何百倍だ!」なんていう、マイナーコインは腐るほどあります。
しかし、この手のコインはリスクも大きくなるし、詐欺コインの可能性も秘めているので初心者の方には、全くオススメしません。
仮想通貨投資を行うのであれば、有名取引所に上場していて、かつ多くの人が評価しているような通貨で、さらに技術力が素晴らしいと思えた通貨を購入することをオススメします!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「ビットコインとイーサリアムどっちが儲かんの?」という記事を書かせていただきました。
もう一度結論を話すと、「どっちが儲かるかはわからないため、自分が好きなコインを購入しよう」です。
内容をおさらいすると、
- ビットコインは、決済手段の目的で作られた
- イーサリアムは、インフラ(基盤)のために作られた
- 過去の価格推移は同じような変動である
- 有識者はビットコイン推しもいれば、イーサリアム推しもいる
- 僕のオススメはイーサリアムである
という感じです。
投資において重要なことは未来を予想することではありません。
「その技術や性能が社会にどのような影響をもたらすのか」がとても重要になります。
そして、あなたがその技術に惚れ込んだり、優れているものだと感じたら、投資することをオススメします。
あなたが、「ビットコインなのかイーサリアムなのか」好みのコインが見つかり、仮想通貨投資の一歩になったら嬉しく思います。
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