「アルトコインって投資としてどうなの?」
「ビットコインよりも稼げる?」
「アルトコイン投資のメリットとデメリットが知りたい!」
この記事にたどり着いたあなたはこんな疑問を抱えているんじゃないでしょうか?
確かに、すでに価格の高いビットコインよりもアルトコインに投資した方が稼げるかも!なんて思いますよね。
しかし、アルトコインの投資をするメリットとデメリットをしっかり理解した上で投資をしないと痛い目見ますよ。
この記事では、そんなアルトコイン投資のメリットデメリットをどこよりも詳しく解説していきます。
目次を読むだけでも分かっちゃうので、全部読むのがだるい人は目次を読むだけでもいいですよ。
目次
そもそもアルトコインの定義とは
アルトコインとは、「ビットコイン以外の仮想通貨のこと」を指します。

イメージとしてはこんな感じです。
アルトコインの中には、【草コイン】や【詐欺コイン】と呼ばれるものがあります。

詐欺コインはその名の通り、実際は全く価値のない詐欺的な通貨です。
一方、草コインは、アルトコインと明確な違いや定義がありません。
なので、ここでは
- アルトコイン→ビットコインの「代換となり得る通貨」
- 草コイン→「開発目的が不明な通貨」
としておきます。
今回は、草コインではないアルトコイン投資のメリットとデメリットを説明していきます。
アルトコイン投資のメリット
ではまず、アルトコイン投資のメリットを説明していきます。
- 当たった時に大きな利益が見込める
- ボラティリティが大きい
- ビットコインに比べて価格が安い
- ビットコインより技術的に優れた通貨が多い
以上4つです。
一つずつ解説していきますね。
当たった時に大きな利益が見込める
アルトコインは、ビットコインに比べて上昇率が高くなりやすいです。
今年1月時点の時価総額トップ10の、去年2017年1年間の上昇率を見てみましょう。
銘柄 | 上昇率 | 価格変動 |
---|---|---|
Bitcoin | 約2200% | 約99,000円→約1,300,000円 |
Ethereum | 約10000% | 約1,200円→120,000円 |
Ripple | 約22000% | 約0.8円→約180円 |
Bitcoin Cash | 約600% | 約33,000円→約210.000円 |
Cardano | 約4000% | 約2円→約80円 |
Litecoin | 約5000% | 約450円→約22,000円 |
NEO | 約128000% | 約13円→約16,700円 |
NEM | 約30000% | 約0.4円→約120円 |
Stellar | 約30000% | 約0.2円→約60円 |
IOTA | 約450% | 約70円→約320円 |
最高値、1年前の価格は全てcoinmarketcapを参考にしていて、1月18日の値で割り出しています。
日本円も1月18日の為替を参考にしています。
ビットコインキャッシュとアイオータ以外のアルトコインがビットコインよりも高い上昇率になっているのが分かりますね。
特に、NEOなんかはビットコインの58倍の上昇率となっています。
どのアルトコインが上がるか見極めるのは難しいですけど、当たれば上昇率はハンパないというのが一つ目のメリットになります。
「でも、今後もまだ価格が上がるの?」
そう思う人も多いと思います。
ビットコインも含め、ほとんどのアルトコインは発行枚数が決まっているものが多いです。
そのため、通貨の希少性が増して今後も価値が上がることは十分考えられます。
また、今はピーク時と比べて全体的に価格がかなり下がっているので、買い時と捉えることもできますね。

ボラティリティが大きい
アルトコインは、ビットコインよりも上昇率が大きい反面、一回の下落率も大きくなる傾向があります。
つまり、ビットコインよりもボラティリティが大きくなります。
[aside type=”warning”] ※ボラティリティとは価格の変動の激しさを表すパラメータ。
ボラティリティが大きい=価格の変動が激しい
ボラティリティが小さい=価格の変動があまりない [/aside]
「下落も大きかったら、買うの怖いんだけど・・・」
そう思うかもしれませんね。
ボラティリティが大きいというのはメリットにもなりますが、デメリットにもなります。
ただ、今の相場は下落と上昇を繰り返しています。
なので、下落して価格が安くなったタイミングで買えば、利益を大きく取ることができますよ。
また、ボラティリティが大きければ、長期保有する人だけでなく、デイトレする人でも利益を出しやすくなります。(ただし損失が大きくなる可能性もあるので、初心者にはおすすめしません)

ビットコインに比べて価格が安い
あなたは、ビットコインの現在の価格がいくらか分かりますか?
2018年8月28日時点の価格は、1BTC=約74万円です。
一方、イーサリアムやリップル、ビットコインキャッシュなどの価格は、
- 1ETH = 約30,000円
- 1XRP = 約35円
- 1BCH = 約58,000円
となっています。
ビットコインと比べると価格がかなり安いですよね。
イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュは8月28日時点の時価総額2位〜4位の通貨です。
時価総額が高く、ある程度知名度や人気があるアルトコインでもこの価格です。
価格が安い分、もし上昇した時には大きな上昇率が期待できますね。
また、アルトコインはこれ以外にもまだまだ知名度も低く、価格が安いコインがいっぱいあります。
なので、価格が安いうちに購入をしておけば上昇した時にビットコインよりも大きな上昇になる傾向があり、利益も大きく取れるかもしれません。
あと、これは僕の意見になりますが、ビットコインを0.1BTC買うよりは、どうせならイーサリアムとリップルとビットコインキャッシュをそれぞれ1ETH、1XRP、1BCHずつ買いたくなります。
なんとなくそっちの方が買ってるぞって気分になりますしねw

ビットコインより技術的に優れた通貨が多い
ビットコインは今の仮想通貨市場に一番最初に出てきた仮想通貨ですよね。
世間でもまだ、「仮想通貨=ビットコイン」という認識の人が多いと思います。
ただ、仮想通貨の種類は今や1,500以上も存在しています。
そのほとんどが価値がゼロに近い通貨ですが、その中にもイーサリアムやリップルなどのある程度価値や将来性が期待されている通貨があります。
それらのアルトコインがなぜ注目されているのかというと、ビットコインよりも技術が優れている、もしくはビットコインとは全く異なる機能を持っているからです。
例えば、
もう一つ、非常に慎重に考えて、おそらく将来のどこかの時点でイーサリアムの時価総額がビットコインを抜くだろう。ユーティリティのほうが、基盤的なマネーより、より多くの価値が出てくるはず(ネットの例でもインフラよりAmazonが高い)。
— ビッグストーン Bigstone (@bigstonebtc) 2018年5月30日
イーサリアムをApp Storeと考えてみて下さい。App Storeには、クレジットカードでチャージして、サービスを買うわけです。イーサリアムのブロックチェーンの上で動くトークンは、元はといえば、法定通貨からビットコインからイーサリアム、そしてトークンになり、トークンで支払いされます。
— SHINJI KIMURA (@shinzizm2) 2018年5月17日

このままいくと
仮想通貨は置いといて
XRPの送金が本格的に始まると
ロックアップもあるし
通貨は手数料で今は微量だけど
減り続ける。
提携先が増えることはあるだろうけど減ることはない。
流動性は常に右肩上がりという
無双状態におちいる。#リップル #XRP #ripple #仮想通貨— 仮想通貨メルちゃん (@xrpjp) 2018年4月12日
大量の送金を処理するユースケースにおいては、他の通貨とは比べ物にないパフォーマンスを提供します#XRPtheStandard #undisputed pic.twitter.com/5YAzvLTJBj
— Ripple (@Ripple) 2017年12月22日

などがあります。
今はビットコインが一番知名度があり価格も高いですが、技術面や機能面を考慮するとこれらのアルトコインの価格がビットコインに迫る日も来るかもしれないですね。
アルトコイン投資のデメリット
それでは、ここからはアルトコインのデメリットを説明していきます。
ビットコイン投資に比べてどんなデメリットがあるのか、しっかり理解しておきましょう。
- 最悪の場合価値が0になる
- 取り扱っている取引所の数が少ない
- 流動性が小さい
- 結局、ビットコインの価格に影響される
- 通貨選びが難しい
最悪の場合価値が0になる
アルトコインは、ビットコインに比べて価値が0になりやすいです。
仮想通貨という市場は今後なくなることは考えられにくいですが、通貨は淘汰されていく可能性があります。
つまり、人気な通貨や技術的・機能的に優れた通貨のみが残り、それ以外の通貨はなくなっていくと思われます。
なので、「まだ価格が安いから今のうちに投資をしておこう!」と投資をしても、価値が0になってしまうかもしれません。
取り扱っている取引所の数が少ない
「マイナーなアルトコインを買いたい!」
「まだみんなが目をつけていない狙い目コインに投資をしよう。」
そう思っても、取引所が取り扱っていない場合があります。
ビットコインはほぼ全ての取引所で取り扱っていますが、アルトコインは取引所によって取り扱っている通貨が異なります。
海外取引所のBinanceやbittrex、poloniexなどでは100種類とかそれ以上の通貨を取り扱っていますが、国内取引所ではあまり多くのアルトコインを取り扱っていません。
「どうして国内取引所はアルトコインの数が少ないの?」
それは、国内では金融庁の審査に通っている通貨(=ホワイトリスト)だけしか取り扱うことができないからです。

参照:仮想通貨交換業者登録一覧
なので、マイナーなアルトコインを購入したいという人は、Binanceなどの海外取引所で購入するのがいいでしょう。
流動性が小さい
流動性が小さいこともアルトコインのデメリットの一つです。
8月28日時点の時価総額トップ10の過去24時間の取引量を見てみても、
ビットコインが一番多いことがわかりますよね。
ビットコインの取引量の1/10以下のアルトコインも2位〜10位の中で6つもあります。
それだけビットコインの取引が圧倒的ということです。
取引量が少ないと、
- 大きな額の取引は取引成立しにくい
- 人為的な相場の操作も起こり得る
というデメリットがあります。
結局、ビットコインの価格に影響される
アルトコインの価格変動の要因は、結局のところビットコインの価格変動に影響されることが多いです。
つまり、ビットコインの価格が上昇したからそれにつられて上がる、またはビットコインの価格が下落したからそれにつられて下がるということが起こります。
ビットコインの取引をしている人が利益が出たらアルトコインにお金を回しているという状況になっているんですかね。
いずれにせよ、ビットコインに関する悪いニュースなどがあると、ビットコインだけでなくアルトコインの価格までも下落してしまうので注意が必要です。
通貨選びが難しい
さっきも言いましたが、アルトコインは種類が多いです。
なので、その中から投資する通貨を選ぶのが大変です。
「どのアルトコインに投資したらいいの?」
「いっぱいありすぎてどれを買ったらいいかわからない・・・」
「価格が上がるアルトコインを教えて欲しい」
あなたもそう思いますよね。
僕も思います。笑
アルトコインの中には、詐欺通貨も多いですから投資する通貨を選ぶときには注意が必要です。

ただ僕は、国内取引所に上場しているアルトコインはホワイトリスト入りしている通貨なのである程度信頼があると思っています。
なので、初めての人は国内取引所に上場しているアルトコインの中から投資する通貨を選ぶのがいいでしょう。
で、結局アルトコイン投資ってありなの?
リスクもしっかりと理解した上で、それでも投資をしたいよって人はアルトコインに投資をしてもいいでしょう。
実際僕もいくつかのアルトコインに投資をしています。
ビットコインだけに投資をするよりアルトコインにも分散投資をした方が、リスクの分散にもなりますからね。
アルトコインの中には、価格が安定しているものや、比較的知名度がある通貨もあります。
僕たちがおすすめしている通貨もあるので、気になる人はこちらを見てみてください。

ただ、詐欺コインだけには気をつけましょう。
そして、投資をする場合は、絶対無くなってもいい余剰資金でやるようにしてくださいね。
アルトコイン投資におすすめの取引所
アルトコイン投資を初めてやる人は、国内取引所で買うのをおすすめしましたが、特におすすめな取引所は、「ビットバンク」と「ビットポイント
」です。
ビットバンクは、安全性・使いやすさ・手数料とどれをとっても国内トップクラスを誇る万能な取引所です。
取り扱い通貨も6種類と国内では決して少ない方ではありません。

ビットポイントは、取り扱い通貨は5種類と少なめですが、それ以外は文句なしの取引所です。
取引ツールも充実していてデイトレーダーにも人気で、資本金も44億3,000万円と国内トップです。

まとめ
いかがでしたか?
今回は、アルトコイン投資のメリットとデメリットを解説しました。
最後にもう一度メリットとデメリットをまとめましょう。
メリット
- 当たった時に大きな利益が見込める
- ボラティリティが大きい
- ビットコインに比べて価格が安い
- ビットコインより技術的に優れた通貨が多い
デメリット
- 最悪の場合価値が0になる
- 取り扱っている取引所の数が少ない
- 流動性が小さい
- 結局、ビットコインの価格に影響される
- 通貨選びが難しい
もっと知識を深めたい人は、こちらをぜひご覧ください。
投資をする場合は、これらを理解した上で必ず余剰資金でやるようにしましょう。