【突撃取材】フィスコ仮想通貨取引所って実際どうなの?Zaifとの関係性は?

カノウコウスケ
どうも!ANGO(@ango_coin)の編集長、カノウコウスケ(@ango_kano)です。

今回は、フィスコ仮想通貨取引所に取材してきたのでその一部始終を公開したいと思います。

贅沢にも取締役のお二人にインタビューをすることができました。

「フィスコって最近聞くけど、どんな取引所なの?」
「ザイフがフィスコに事業譲渡したらしいけど…一体どうゆうことなの?」

そんなことを思ってる方も多いんじゃないでしょうか?フィスコは最近色々と話題になっていますからね。

今回はその全てを解き明かしたいと思います。

それではどうぞ!

株式会社フィスコ・フィスコ仮想通貨取引所とは?

フィスコ株式会社の概要

株式会社フィスコ
設立1995年05月15日
資本金12億7千万円
代表取締役社長 狩野 仁志
本社所在地東京都港区南青山5-11-9
公式サイトfisco.co.jp/

1995年05月15日に金融情報配信会社として設立され、2006年にはJASDAQに上場を果たしている。

今回取材した「株式会社フィスコ仮想通貨取引所」の他、「株式会社ネクスグループ」、「株式会社カイカ」などがグループ傘下。

公式サイトURL:https://www.fisco.co.jp/about/index.html

フィスコ仮想通貨取引所の概要

フィスコ仮想通貨取引所
設立2016年4月12日
資本金3億8,706万円
取締役越智直樹
本社所在地東京都港区南青山5-11-9
取扱通貨BTC、BCH、MONA、他トークン3種類
レバレッジ取引の有無
取引所公式HPfcce.jp

ビットコイン、ビットコインキャッシュ、モナコインの他、独自トークンであるフィスココイン、カイカコイン、ネクスコインなど合計6種の通貨を取り扱っている。

上場企業のグループである安心感はもちろんのこと、仮想通貨取引所「Zaif」から事業譲渡が決まったこともあり、さらに注目を集めている。

公式サイトへ

今回インタビューさせてもらったお二人について

取締役:越智直樹

  • フィスコ仮想通貨取引所 取締役
  • 大阪大学経済学部経営学科卒業

情報サービス企業にてITシステムエンジニアリングやコンサルティング、プロジェクトマネジメント業務に従事。その後、株式会社フィスコに参画。
2016年に株式会社フィスコ仮想通貨取引所を設立、取締役に就任し現在に至る。

取締役:中川博貴

  • フィスコ仮想通貨取引所 取締役
  • 慶應義塾大学経済学研究科 修士課程修了

株式会社フィスコにて国内外のM&A候補先企業のデューディリジェンスや実行後の戦略立案・オペレーションの管理に携わる。
2016年より「株式会社フィスコ仮想通貨取引所」取締役に就任。現在に至る。

フィスコ仮想通貨取引所を立ち上げたきっかけは?

ーー まず、フィスコ仮想通貨取引所を作ったきっかけについてお聞かせください。

中川 はい。もともと「株式会社フィスコ」は、投資家たちに株や債券などの金融情報を提供する会社としてJASDAQに上場しています。常に、情報配信としてどんなテーマがいいのか?世の中がどこに向かっているのか?を探しています。2015年くらいに、ブロックチェーンやクリプトカレンシー(仮想通貨)が注目され始め、仮想通貨市場に参入しました。

ーー 仮想通貨がくるんじゃないか?と考えたのはどんな理由からでしょう?

中川 世の中で、先見の目を持って投資をする人たちが、仮想通貨という市場にシフトしています。さらに、IBMやマイクロソフトにいた技術者がブロックチェーンに注目していますよね。こういった動きが見えてきたので、これは見逃せないと考えました。

ーー そこでどの領域で仮想通貨に携わるか考えた結果、仮想通貨取引所だったと?

中川 そうです。偶然当時から、テックビューロさん(仮想通貨取引所ZAIFの運営会 社) と交流があったため、資本業務提携をし、取引所ビジネスに参入しました。

越智 会社の設立が2106年の4月なんですが、その当時は「フィスココイン」という名前だったんですね。で、この後実際にフィスコがコインを発行して、これをフィスココインと称したので、より会社が何をやってるか理解しやすいように、「フィスコ仮想通貨取引所」と改名しました。

フィスコの強みって?

ーー ありがとうございます。今ちょうどフィスココインの話が出ましたが、フィスコさんは独自トークンを多く扱っているイメージがあります。その狙いなどがあればお聞きしたいです。

越智 特にトークンに力を入れているというわけではありません。あくまで我々にとって取り扱う意義があるものは引き続き取り扱っていこうという考えです。というのも、フィスコ自体も上場企業ですが、提携している「ネクスグループ」や「株式会社カイカ」も上場企業なんですね。で、それらの企業とうまく連携を取りながら仮想通貨全般のビジネスを運用しているのです。我々は取引所ですから、その三社が発行したトークンを取り扱うのはトークンエコノミーという概念から考えても当然の流れかなと考えています。

ーー 確かにそれは間違いないですね。

越智 はい。その発行トークンをいろんな形で活用していきたい考えています。ご存知の通り、各種の規制や制限などからなかなか全て実現できているわけではありませんが、少しずついろんなことができるようになると思っています。

ーー なるほど。具体的にはどんなことにトークンを活かしていこうと考えているんですか?

越智 例えばユーザーさんのインセンティブに使ったりだとか、あとこれは実際にやってることなんですけど、そのトークンと我々グループで扱ってる商品やサービスとの交換だったりとか、そう言ったところですかね。

中川 他にも、トークンを利用することにより、今まで価値を生み出せないと思っていたものも価値を生み出すことができるし、トークンはグローバルに流通するお金にもなりますよね。つまり、もっと「ヒト、モノ、カネ」が流通しやすくなるんです。そうなった時に、私たちフィスコはその中核プレイヤーでありたいと思っています。

ーー 単なる仮想通貨取引所ではなく、ということですね?

中川 そうですね。このあたりは表には出ていないフィスコの強みと言っていいかもしれません。エクスチェンジに特化した交換業ライセンスがあり、ブロックチェーンのシステム管理ができるグループ会社があったり=当然セキュリティ対策も内部でできたり。さらに証券会社もあるんですね。そう考えると、非常に多岐にわたって将来の金融の形を作れるんじゃないかなと思っています。

越智 世間に積極的に打ち出してはいませんからね。これからって感じですよ。実は我々は仮想通貨を使ったM&Aとかもやってるんですけど、それもまだあまり認知されてないんですよ。でもBtoBでの仮想通貨ってのは、とても面白いと思っています。

中川 M&Aの時には、カイカが発行しているカイカトークンを用いたんですよ。

ーー すごい。すでにそんなことも実践しているんですね。でも今おっしゃっていた通り、一般ユーザーからすると、そのような動きはなかなか見えないですよね?

中川 そうですね。2016年から今まではBtoBでの仮想通貨事業をメインで考えていましたし、だからユーザーの方になかなか伝わらなかったのは仕方なかったと思います。

ーー なるほど。しかし今後はBtoC向け、つまり交換業に力を入れていくと?

中川 その通りです。まさにこれからですね。

ーー 期待しています。

セキュリティ体制について切り込む

ーー 交換業に力を入れていくとのことでしたが、コインチェックやザイフでのハッキング事件の影響もあり、セキュリティをかなり気にしているユーザーは多いと思います。どのようなセキュリティ体制をとっているのかをお聞きしてもいいでしょうか?

越智 はい。コールドウォレットなど一般的なセキュリティ対策は当たり前ですよね。主に力を入れてるポイントとしては、簡単にいうと、「このネットワークは絶対に他の人は誰も入れない」みたいな形で、専用のネットワークを利用しています。そこにつながる物理的環境は完全に施錠されていて、且つ監視カメラもあって且つ二人以上じゃないと入れないという仕組みにしてあるので、物理的にはハッキングは起こり得ないと考えています。

ーー 物理的、理論的にはハッキングは起こりえない環境を作り上げているんですね。

越智 その通りです。でもこーゆうことをいくら言ったとしても、「はい、そうですか」と思ってしまう人も多いと思うんです。だからこそ、我々は外部のセキュリティ会社の監査も導入してチェックを入れています。しかも一社ではなく、複数社。

ーー 複数の外部監査ですか…。それは厳重ですね。

越智 はい。でもじゃあハッキングが100%起こらないか?というとそれは違うと思います。というのも、セキュリティというのは日進月歩なんですね。「これで完璧」というのはない。限りなく完璧に近づけるために、いろんな面で常にウォッチしながらアップデートしているか?ということが大事。だからこそ、私たちは外部の監査を導入しているんです。常に最先端でいつづけるために。また同時に、万が一ハッキングが起こった時にどうやって被害を最小限に抑えるか?という目線も大事でしょう。

ーー こだわっているからこそ、かなり大変そうですね..。コインチェックなどはエンジニアのリソースが足りないことも結果的にハッキングに繋がってしまったと思うのですが、そのあたりの人員的な問題とかはないのでしょうか?

中川 フィスコグループのカイカという会社には開発人員が約500名ほどいます。そのあたりが強力なサポートになっていますね。それでも大変なんですが。仮想通貨取引所を24時間、3645日安定して稼働するということはこーゆうことなんだ、という事を学びましたよ。

取り扱い通貨は今後増える!?

ーー これからは交換業に力を入れると言っていましたが、そうなると今後取り扱い通貨を増やす予定もあるんですか?

中川 今年度中に2通貨、来年の3月までにはさらに1通貨増やしたいと思っています。つまり、合計でトークンも合わせて9通貨になる予定です。

ーー それは楽しみです。ちなみに、上場させる通貨の基準とかを教えていくただくことはできますか?

中川 それはすごくシンプルで時価総額と流動性と、セカンダリーのマーケットがどれだけ広がるのか?という観点です。本当にそれだけですね。

ーー なるほど。モナコインはかなり早くから扱っていますよね?これには何かこだわりとかってあったんですか?

中川 取引所の始め方が、ザイフさんのOEMから始めたからです。だからザイフさんで扱っていたコインを扱いました。資本業務提携という関係があったので。

OEMとは?
「Original Equipment Manufacturing」の略で、”他社メーカーで製造されたものを自社ブランドとして売り込む(利用する)”という意味、またはビジネス手法のこと。
つまりこの場合でいうと、ザイフの製品(システム)をフィスコが使っていたということ。

ザイフとの関係性をぶっちゃけてもらいました

ーー 今ちょうどザイフの話が出たと思うのですが、ザイフでのハッキング事件の際、フィスコさんが事業譲受けを申し出たことは大きなニュースになりましたよね。ズバリ、ザイフとの関係性をお聞きしたいです。

越智 乾いた言い方をしてしまえば、さっきも言った通り「事業譲渡契約」ですよね。親会社のフィスコとしては資本提携していますし。

ーー ザイフさんのOEMから始まったということもあり、フィスコのセキュリティに対しても不安を感じてるユーザーは少なからずいると思うのですが…

越智 そもそも我々フィスコは独自の新しいシステムで2018年9月から動いているんですね。だからザイフさんとは完全に切り離した状態でシステムが運用されています。セキュリティに関しても自分たちがコントロールできる範囲できちんと行なえていますね。

ーー では、ザイフさんでハッキングがあったからといって、不安に思う必要はないと考えていいのでしょうか?

越智 そうですね。そこは大丈夫です。切り離して2日後にハッキングがあったのは本当にびっくりですけどね。なんか知ってたんじゃないのか?と疑われるタイミングですよね。(笑)もちろん何も知らなかったんですけど。

※この後日、ザイフがフィスコに譲渡されることが発表された。

仮想通貨市場の今後はどうなる?お二人の予想

ーー 2018年10月現在、仮想通貨市場は去年と比べると盛り下がってると思いますが、今後の仮想通貨市場はどうなっていくと考えていますか?

中川 2017年はグローバルに見ても、仮想通貨市場における日本のシェアはかなり大きかったですよね。仮想通貨のマーケットだったら、日本がNo.1になれるんじゃないか?という期待があった。だから交換業者16社で協力しあって一緒に盛り上げてきました。今現在、「価格」という面で見ると少し落ち着いてしまっていますが、僕らがもともと目指していた「トークンエコノミーを作っていこう」という面においてはまさにこれからかなと思っています。実務面においていうと、ブロックチェーン技術の社会実装というのはおそらく2025年くらいだと予想しています。

ーー 確かに、巷でもそう言われていますよね。

中川 そうですね。個人的には今の仮想通貨の相場は昔の「金(きん)」と似てるなと思っています。金は、市場ができた1970年代から、今現在に至るまで、ずーっと右肩上がりなんですよ。でも、局所局所だと、仮想通貨みたいにすごく大きな変動幅がある。ただ、30年間持っていた人は数倍の価値になってる。だからそれと同じなんじゃないかなと思っています。

ーー 僕もそれを望んでガチホしています。

中川 その可能性は未だに大いにあると思いますよ。

ーー ただ、国の規制はかなり厳しいですよね。

越智 その影響もあり、ここ一年はグローバルにみて日本は完全に置いてけぼりになってしまっていますよね。とはいえここはまだ世界がどこも通ったことがない道なので、もうやるしかない、やらないと仕方ないですよね。規制はまだ厳しくなるとは思いますが、それでも当たり前と捉えてやるしかない。そうしていくと、業界に対する世間の見方も変わってくれるかなと思っています。

フィスコの今後の展開はいかに?

ーー 今後のアップデートなど、予定があればお聞きしたいです。

中川 取り扱い通貨の数に関しては前述した通り、来年中に合計9通貨を目指しています。他には、貸仮想通貨(レンディング)、信用取引なども始めようと思っています。これも2019年前半には始めたいと。BTC担保ローンというサービスも検討しています。

ーー かなりいろんな展開を考えていらっしゃいますね。アプリなどをリリースする予定はありますか?

中川 はい、予定しています。

ーー 楽しみにしています。

ユーザーに一言ください!

ーー 最後になりますが、ユーザーに一言もらってもいいですか?

越智 そうですね。マーケットはいろんな人がいて成り立っているので、ガチホしてくださっている方も、バンバン売り買いしてくださっている方もいてこそマーケットだと思っているので、みなさんが思うままに取引していってほしいなと思っています。

中川 仮想通貨は今となってはすでに確かなアセットクラスになったと思っています。そのアセットクラスに入った仮想通貨を、ガチホするのもよし、他の資産に変えるのもよし、と思っています。その際、いろんな方がいろんな理由で取引されると思うのですが、ユーザーの皆さんに選ばれる取引所でいたいと思っています。皆さんのニーズを汲み取って、実際にそれを実現していこうと思っているので、期待して頂ければと思います。

ーー 今後のフィスコ仮想通貨取引所が起こすイノベーションに期待しています。本日は長々とありがとうございました。

まとめ

いかがでしたか?

今回はフィスコ仮想通貨取引所の経営陣お二人に独占取材してみました。

今回取材してみて僕が感じたのは、これからフィスコは国内の仮想通貨取引所の中で大きなシェアを占めていくんじゃないか?ということ。

なぜなら、ザイフから事業譲渡されたことももちろんですが、フィスコはこれから本腰を入れて仮想通貨交換業に力を入れていくからです。

また、交換業のみならず、仮想通貨市場全体にも大きな影響を及ぼしていくでしょう。とても期待できる取引所です。

まだ口座開設をしていない人は、今のうちに開設しておくといいでしょう。

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コジマユウキ
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ABOUTこの記事をかいた人

カノウコウスケ

『ANGO』編集長のカノウコウスケです。20歳から投資を始めるが、センスの無さに打ちひしがれる。大学卒業後は学生時代から働いていた企業で営業マンとして働く。が、しばらくしてキャリアに悩み、「なんとなくかっこいい」という理由でIT業界に参入することを決める。タイピング練習からスタート。(笑)その後、メディアと仮想通貨の可能性に衝撃をうけ、とことんハマる。現在はANGOの編集長を務め、仮想通貨の素晴らしさを伝えるために奔走中。よろしくお願いします。

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