ザイフ(Zaif)がフィスコへ事業譲渡!補償を受けるための移行方法を解説

2018年9月14日にザイフでハッキングがあり、ザイフがフィスコへ事業譲渡することになりましたね。

ザイフを利用していたユーザーはフィスコへの移行手続きをしなければいけません。

ただ、急にそんなこと言われても、

「ザイフからフィスコへの移行手続きってどうやるの?」
「そもそも事業譲渡ってどうゆうこと?」
「移行手続きすれば、ハッキングされた仮想通貨は補償されるの?」

などなど、いろんな疑問を抱くと思います。

実は、移行手続きをしないと補償が受けられない可能性があります!!

でも安心してください。

移行手続きはとても簡単です。

なのでこの記事では、ザイフからフィスコへの移行手続きのやり方や、事業譲渡の内容について解説していきます。

ザイフを利用していた人は必ず見てくださいね。

すぐに移行手続きのやり方を知りたいという人はこちらから。

Zaifからフィスコへの事業譲渡ってどーゆうこと?


引用:ザイフ公式サイト

「そもそも事業譲渡するってどうゆうこと?」

と思っている人も多いと思います。

事業譲渡とはその名の通り、ザイフが今まで行なっていた仮想通貨交換業という事業を、フィスコへ譲るというものです。

フィスコ仮想通貨取引所とは、上場企業である「株式会社フィスコ」の子会社として運営されている仮想通貨取引所になります。

この事業譲渡という手段をとった場合、契約上の地位を移すためには、契約相手方の同意のもとに、個別に契約を更改する必要があります

つまり、ユーザーであるあなたとザイフとの契約関係をフィスコに移すには、ユーザーがそれぞれ契約し直す必要があるということです。

参照:持分法適用関連会社における事業の譲受けに関するお知らせ

では、事業譲渡の内容について詳しく見ていきましょう。

事業譲渡の内容

ザイフからフィスコへ譲渡されるサービスは、

  • 主要通貨やトークンの取引
  • ZaifAPI
  • 簡単売買
  • 信用取引
  • AirFX
  • Zaifコイン積立

とされています。

そして、気になるユーザーの資金に関しては、

  • 顧客への仮想通貨の返還はフィスコ経由で実行する
  • ハッキングで消失した数量に相当するBTCとBCHはフィスコが調達済み
  • MONAは一部日本円で返還する

とのことです。

参照:お客様預かり資産に関する金融支援 正式契約締結のお知らせ

つまり、資金はフィスコへ移されて、フィスコから返還されるんですね。

MONAについては、6割がMONAで返還され、4割は日本円で補償される見込みだそうです。

ただ、MONAが出金可能となる時期や、4割の日本円で補償される時期についてはまだ未定のようです。

事業譲渡に至った経緯

今回、ザイフが事業譲渡をするに至った経緯は、なんとなくわかっている人も多いと思います。

主な理由としては、

  • 9月14日に起きた約67億円相当のハッキング事件
  • 3回に及ぶ金融庁からの業務改善命令

です。

1月にハッキング被害にあったコインチェックも、マネックスに買収されるということがありましたし、ハッキングにあうというのはかなりのダメージですね。

事業譲渡を行う日

月日内容
10月10日事業譲渡契約が締結
11月22日事業譲渡の実行

ザイフと株式会社フィスコ仮想通貨取引所との間で事業譲渡契約が締結されたのは、10月10日です。

そして譲渡を実行する日は、11月22日となっています。

Zaifからフィスコへの事業譲渡手続きのやり方

それでは、ザイフからフィスコへの事業譲渡手続きのやり方を説明していきます。

「ザイフにお金を入れていないんだけど、それでも移行手続きやる必要あるの?」

そんな人もいると思います。

ザイフ内で資産を保有していなくても、登録済みの顧客情報も承継されます。

なので、ザイフで口座解説をしている人は全員承諾する必要があります!

ちなみに、事業譲渡の承諾をしたら、1000ZAIFトークンをお礼としてもらえるらしいですよ。笑

ユーザーはなにすればいいの?

ユーザーがすることは、

  • ① ザイフから事業譲渡の承諾に関するメールをチェック
  • ② 事業譲渡の同意にチェックをつけ「異議なく承諾します」をクリック

これだけです。


ザイフに登録したメール宛に、上のようなメールが届いています。

そのメールで、「承諾画面へ」をクリック。

すると、事業譲渡の承諾画面に移ります。

ここで、「ご確認事項」を確認してチェックを入れ、「異議なく承諾します」をクリックします。

そうすれば、上の画面になるので、承諾が完了します。

10秒でできるので、まだ承諾していない人は、今すぐにやりましょう。

ちなみに、承諾せずにいる人は、以下のように毎日ザイフからメールがきていると思います。

僕もかなりすっぽかしていましたが、承諾しました。笑

承諾には期限があるので、本当に今すぐやってくださいね。

期限はいつまで?

承諾の期限は、「11月21日(水)まで」です。

11月22日には事業譲渡が実行されるので、その前日までとなっています。

手続きをしなかったらどうなるの?

もし万が一、移行手続きをしなかったら、

「弊社に預託している仮想通貨の返還請求その他の請求を行ったとしても、弊社がこれらの請求に対応できない可能性がある」

と書かれています。

つまり、仮想通貨の返還や補償が受けられないということです。=保有している仮想通貨が消える可能性もあるということです。

なので、何度も言っていますが、移行手続きをしていない人はすぐやりましょう。

Zaifは今後どうなるの?

「事業譲渡したら、ザイフはどうなるの?」

と気になっている人もいるでしょう。

事業譲渡した後のザイフは、

「仮想通貨交換業の登録を廃止した上で解散の手続を行う予定です」

と書かれています。

しかし、テックビューロ株式会社は、2018年7月2日にソフトウェア開発・販売事業を分社化していて、新会社テックビューロホールディングス株式会社(代表取締役:朝山 貴生)に承継しています。

なので、旧テックビューロ社が営む仮想通貨交換業は廃業となりますが、新会社テックビューロホールディングス株式会社は残ります

そして、

  • 分社・承継済みのプライベートブロックチェーン製品「mijin」
  • ICO総合プラットフォーム「COMSA」(ソフトウェア事業を承継)

に関しては、テックビューロホールディングスの事業として今後も継続して行われていくと考えられています。

フィスコの口座開設もしておこう

ザイフからフィスコへの事業譲渡の承諾ができた人は、合わせてフィスコ仮想通貨取引所の口座開設もしちゃいましょう。

ザイフが事業を譲渡したフィスコという取引所は、仕様がザイフと似ているのでザイフユーザーは今までと変わらず使いこなせます。

そして、フィスコ最大の強みとしては、フィスコ仮想通貨取引所でしか購入することができない独自トークンを取り扱っていることです。

今後大きな値上がりをすれば、数十倍のリターンもあるかもしれません。

価値が上がらない可能性も十分にありますが、他の取引所では扱っていない独自トークンが買えるのはメリットですね。

公式サイトへ

まとめ

いかがでしたか?

今回は、ザイフからフィスコへの事業譲渡の内容と移行手続きのやり方を紹介しました。

あなたがやらなければいけない移行手続きをおさらいすると、

  • ① ザイフから事業譲渡の承諾に関するメールをチェック
  • ② 事業譲渡の同意にチェックをつけ「異議なく承諾します」をクリック

これだけです。

11月21日(水)までに手続きを行わないと、仮想通貨の返還などの補償が受けられない可能性があります。

絶対に移行手続きをしましょう。