ビットバンクトレードの使い方/チャートの見方まとめ!注意点も解説

この記事にたどり着いたあなたは、

「ビットバンクトレードってどうやって使うの?」
「初心者にもわかりやすくトレード方法を教えて欲しい」

と思っているのではないでしょうか?

もしくは、

「ビットバンクトレードでチャートの分析のやり方を知りたい!」

と思っている人もいると思います。

ビットバンクトレードはビットバンク株式会社が運営している取引所ですが、ビットバンクとは見た目や使い方がかなり違います。

最初は、

「え、どうやるの?なんでUSD建てなの?」

と思うかもしれません。

そこでこの記事では、ビットバンクトレードの使い方やチャートの見方を徹底解説していきます。

ビットバンクトレード内で出てくる、難しそうな用語もまとめて簡単に説明しています。

ビットバンクトレードとは?


引用:https://www.bitbanktrade.jp/

取引所名 bitbank Trade
運営会社 ビットバンク株式会社
サービス開始日 2015年7月29日
資本金 11億3100万円
口座開設までの時間 最短2分
取引時間 24時間365日
取引の種類 ビットコイン先物取引
取引通貨ペア BTCUSD(ビットコイン・ドル)

ビットバンクトレードは、【ビットコイン先物取引】ができる取引所です。

ビットコイン先物取引については、この後詳しく解説していきます。

ビットバンクトレードは、ビットバンク株式会社が運営していますが、OKCoinという中国の取引所の取引を利用しています。

OKCoinは世界最大規模の取引量を誇っているので、取引板が厚く、取引が成立しやすいというメリットがあります。

なので、ビットバンクトレードも取引が成立しやすく、売買したい価格でストレスなく売買することができます。

それでは、他にもビットバンクトレードの特徴を見てみましょう。

ビットバンクトレードの特徴

ビットバンクトレードの特徴をメリットとデメリットに分けて紹介します。

ビットバンクトレードのメリット
  • 最大レバレッジが20倍
  • スプレッドが狭い
  • 追証(追加証拠金)なし
  • スワップポイントがない
  • 口座開設が最短2分
ビットバンクトレードのデメリット
  • 手数料が高い
  • BTCしか扱っていない
  • USD建ての取引しかない
  • 先物取引なので限月がある

こんな感じですね。

仮想通貨のレバレッジ取引ができる他の取引所との大きな違いは、スワップポイントがないところです。

スワップポイントとは、日をまたいで売買をした場合にかかる手数料のことです。

他の取引所では、取引手数料が無料の代わりにスワップポイントが存在します。

しかし、ビットバンクトレードではスワップポイントがないので、日をまたいで売買するスイングトレードが好きな人に向いていますね。

bitbank.ccとの違い

「ビットバンクトレードはbitbank.ccとはどう違うの?」

と思っている人もいると思います。

ビットバンク(bitbank.cc)とビットバンクトレード(bitbank Trade)の違いは、

  • ビットバンク・・・仮想通貨の現物取引ができるところ
  • ビットバンクトレード・・・ビットコイン先物取引ができるところ

となっています。

取り扱い通貨や手数料などもビットバンクとビットバンクトレードでは異なります。

なので、「現物取引をしたい人」や「アルトコインを購入したい人」などは、ビットバンクがおすすめですね。

そして、「レバレッジをかけた取引をしたい人」はビットバンクトレードがおすすめです。

ビットコイン先物取引とは?

ビットコイン先物取引とは、仮想通貨の将来の価格を予想して売買を行う取引方法のことです。

一般的に、先物取引というのは、あらかじめ決められた将来の期日における価格を予想する取引です。

日経平均の先物取引や、金の先物取引など、いろいろあります。

そのビットコイン版ということですね。

なので例えば、

今が2018年11月だとして、2018年12月31日にビットコインの価格がいくらになるのかを予想するという取引です。

今の価格より上がると思ったら、今の価格で買っておけば利益を出せます。

反対に、今の価格より下がると思ったら、今の価格で売っておけば利益を出せますね。

先物取引は、実際に仮想通貨を購入するわけではなく、証拠金を預けておくことでレバレッジを効かせた取引を行う事ができます。

なので、「売り」からの取引もできるってわけです。

この場合では12月31日の期限が来るまでは、何回でも売買ができます。

ただ、期限が来た時に、「買い」か「売り」のどちらかを持っていたら強制的に決済されてしまいます。

ビットコインFXとの違いは?

ビットコイン先物とビットコインFXとの違いは、

  • 取引する相手
  • 売買できる期限

です。

ビットコイン先物取引 ビットコインFX取引
取引する相手 他のユーザー FX業者
売買できる期限 期限がある 期限がない

FX取引はFX業者と売買をしますが、先物取引は他のユーザーと売買をします。

そして、FX取引には期限がありませんが、先物取引には取引できる期限があります。

トレード前にルールを把握しよう

それでは、ビットバンクトレードの使い方に行く前に、ビットバンクトレード内で使われている難しい専門用語を理解しておきましょう。

ただ、いっぺんに全部を理解するのは大変だと思いますので、分からなくなった時にここに戻ってきて思い出すのに使ってください。

ビットバンクトレードの取引ルール
レバレッジ
担保となる手元の資金(証拠金)に倍率をかけて、取引することです。

少ない資金で大きな金額のお金を動かすことができるのが特徴です。

証拠金
レバレッジ取引をするときに必要な担保となるお金のことです。

売買をする際には、最低必要証拠金以上のお金を口座に入れておく必要があります。

取扱商品、限月
限月とは、取引できる商品の期限のことを言います。

ビットバンクトレードの取扱商品は、「今週物」「来週物」「四半期物」 3限月となっています。

建玉(ポジション)
新規注文が約定(注文が成立)した後に、決済注文されずに残っている未決済契約の総数のことです。

新規で10枚の買い注文をした場合は、「買い建玉10」というような言い方をします。

また、建玉を持っている状態のことをポジションがあると言うこともあります。

ロスカット
ポジションの損失がある一定レベルまで達したときに、更なる損失の拡大を未然に防ぐため、ポジションを強制的に決済する制度のことです。
追証(追加証拠金)
追証(追加証拠金)とは、損失が証拠金を超えた場合に追加で支払わなければならないお金のことです。

ビットバンクトレードの場合は追証を採用していないため、万が一証拠金以上の損失が出ても、支払う必要はありません。

指値注文
「この価格で買い(売り)たい」というように、自分が購入(売却)価格を指定する注文方法です。

自身の取引したい価格で売買できますが、相場がその価格にならなければいつまでたっても約定(注文が成立)しないこともあります。

BBO注文
価格を指定しないで数量だけを注文する方法です。

注文時点での、もっとも高い買い注文(ベストビッド)、もっとも安い売り注文(ベストオファー)を自動的に選択して取引されます。

BBO注文は、【成行注文】と言うこともあります。

逆指値注文
相場価格が指定した価格(トリガー価格)を超えると、成行注文を出す注文方法です。

主に損切り注文に使います。

空売り
空売りとは、先に売って後で買い戻すことです。

つまり、売り新規注文を出して、買い決済注文をするというものですね。

買い建て(ロング)
買いの新規注文をすることを指します。

買いから入ることを「ロング」と表すこともあります。

売り建て(ショート)
売りの新規注文をすることを指します。

空売りとも言いますね。

空売りすることを「ショート」と表すこともあります。

キャピタルゲインフィー
キャピタルゲインフィーとは、決済注文で利益が出た場合のみ、その利益に対して発生する手数料のことです。

ビットバンクトレードの場合は、利益に対して0.2%に相当する金額が手数料になります。

値洗い(途中決済)
値洗いとは、「来週物」または「四半期物」の商品において、毎週金曜日17時の価格によって自動的に建玉の決済と新規建てを同時に行うことです。

これを行うことにより、金曜日17時時点での損益を口座残高に反映させています。

この決済を行うことを「途中決済」、同時に新規建することを「途中新規」と呼びます。

※途中決済・途中新規には売買手数料はかかりません。

期日決済
建玉を取引期日までに決済せず持ち越した場合に、建玉を取引期日で自動的に強制決済することです。

※期日決済においては、取引手数料はかかりません。

ビットバンクトレードの使い方まとめ

ビットコイン先物取引について理解したところで、いよいよビットバンクトレードの使い方を解説していきます。

使い方は大きく分けて、

の4つです。

登録方法

まずは口座開設&登録方法です。

手順は、

  1. メールアドレスを登録
  2. 利用規約に同意
  3. 取引パスワードを設定

の3ステップです。

たった2分で完了できちゃうので、パパッと口座開設しましょう。

ビットバンクトレード公式サイトへ

① メールアドレスを登録

メールアドレスとパスワードを入力して「新規口座開設」をクリック。

② 利用規約に同意

登録したメールアドレスに送られてきているメールを確認し、メール内のURLをクリックします。

そして、利用規約に同意にチェックを入れたら、「利用開始」をクリック。

③ 取引パスワードを設定

「ログイン」ボタンが表示されるのでクリックし、「取引パスワード」を入力しましょう。

最後に、「登録する」をクリック。

これで完了です。

すぐに資金を入金して売買したいと思いますが、口座開設をしたらまずは【二段階認証】を設定しましょう。

セキュリティを強化するのはとても大事ですからね。

また、ビットバンクの口座開設をしている人は、ビットバンクとの連携もできるので、ぜひやっておきましょう。

詳しくは、以下の記事を見ながらやってみてください。

入出金方法

続いては、ビットバンクトレードの入出金方法です。

ビットバンクトレードは、ビットコインの入出金しか扱っていません。

なので、まだビットコインを持っていない人は、ビットバンクなどの他の取引所で先にビットコインを購入しておきましょう。

公式サイトへ

【BTCの入金】

まずは、ビットバンクトレードで、「BTC預入」をクリック。

ビットコイン入金用アドレスをコピーするか、QRコードを読み込みましょう。

そして、他のウォレットからビットコインを送金します。

送金できたら、預入履歴の「ステータス」が「完了」になります。

【口座振替】

ビットバンクトレード内には入出金用の現物口座と、先物売買用のFX口座が分けられています。

なので、入金をしたら口座振替をしましょう。

「口座振替」をクリックします。

現物口座からFX口座にビットコインを移動させます。

振替したい数量を入力したら、取引パスワードを入力して「振替予約」をクリックしましょう。

「振替実行してよろしいですか?」と確認画面が表示されるので「OK」をクリック。

これで、売買する準備が完了です。

【BTCの出金】

ビットバンクトレードからビットコインを出金するときには、まず先に【口座振替】を行います。

入金の時の逆ですね。

「口座振替」をクリックして、FX口座から現物口座へビットコインを移動させましょう。

口座振替ができたら、「BTC引出」をクリック。

出金したいウォレットのアドレスを登録して、出金したい数量を入力します。

取引パスワードを入力して、最後に「引出指示」をクリックすれば、完了です。

売買方法

それでは、売買のやり方を説明していきます。

証拠金となるBTCを入金して、口座振替を行ったらいよいよ売買できます。

売買は、

  • 新規注文(指値)
  • 新規注文(BBO)
  • 決済注文

があります。

【新規注文(指値)】

トレード画面を開きます。

「執行条件」のところで「指値」を選択して、注文価格と数量を入力します。

ビットバンクトレードでは通貨ペアが「BTC/JPY」ではなく「BTC/USD」なので注意しましょう。

そして、最小取引枚数は10枚となっているので、ここも注意!

最後に、取引パスワードを入力して、「新規買注文」「新規売注文」をクリックすればオッケーです。

【新規注文(BBO)】

BBOでの注文の場合は、「執行条件」のところで「BBO」を選択します。

すると、「数量」のみの入力となるので、取引枚数が10枚以上であることに注意して入力しましょう。

そして最後に、取引パスワードを入力して、「新規買注文」「新規売注文」をクリックすればオッケーです。

【決済注文】

決済注文のやり方は、まず「ポジション照会」画面を開きます。

すると、「建玉一覧」というところがあります。

現在のポジションが表示されているので、そこで「買決済注文(または売決済注文)」をクリックします。

あとは、新規注文時と同じように「執行条件」を選択し、「注文価格」「数量」を入力しましょう。

最後に、取引パスワードを入力して「買決済注文(または売決済注文)」をクリックすればオッケーです。

チャートの使い方

最後は、チャートの使い方についてです。

「情報」「チャート分析」をクリック、またはトレード画面の「チャート分析」をクリックします。

すると、新しいタブが開いてチャート画面になります。

この画面で注文できるようにするには、別途「$15/month」のお金がかかり、新規にアカウントを作成する必要があるようです。

ただ、チャートを見るだけなら無料で使えるので、分析だけならアカウントを作る必要はないでしょう。


この画面では、様々なテクニカル分析ができるだけでなく、マーケット情報やBTCだけでなくいろんな仮想通貨のチャートを表示させることもできます。

ビットバンクトレードの注意点は?

それでは、使い方が一通りわかったところで、ビットバンクトレードで売買をする上で注意すべきポイントを解説します。

ハイリスク

まずは、とってもハイリスクであるということです。

ビットバンクトレードでは、最大20倍のレバレッジをかけて売買ができます。

リターンも20倍ですが、リスクも20倍ということです。

なので、レバレッジ取引に慣れていない人や証拠金が少なめな人は、無理して売買をしないようにしてください。

手数料が高い

次は、手数料が高いことです。

新規注文時には0.01%、決済注文で利益が出た時には0.2%の手数料がかかります。

なので、頻繁に売買するデイトレーダーには向いていない取引所です。

デイトレをしたい人は、ビットバンクトレードではなく別の取引所で売買することをおすすめします。

しかし、スワップポイントがないことはビットバンクトレードのメリットですので、スイングトレードには向いていますよ。

入金通貨はBTCのみ

最後は、入金する通貨がビットコインのみになっていることです。

なので、別の取引所で日本円からビットコインの購入をする必要があります。

そして、OKCoinの取引を利用しているため、通貨ペアの表記がUSD建てになっていることも注意すべきですね。

慣れるまでは、USD建てだとビットコイン価格がいくらなのか分かりにくいと思いますので、売買したい価格を間違えないようにしましょう。

ビットバンクトレードを使っている人におすすめな取引所

最後に、ビットバンクトレードを使っている人やこれから使おうと思っている人におすすめな他の取引所を紹介します。

国内には、レバレッジ取引ができる取引所が他にもいくつかあります。

取引所 最大レバレッジ 取り扱い通貨ペア
ビットフライヤー 15倍 BTC/JPY
ビットポイント 25倍 BTC/JPY
GMOコイン 10倍 BTC/JPY
ETH/JPY
XRP/JPY
LTC/JPY
BCH/JPY
DMM Bitcoin 5倍 BTC/JPY
ETH/JPY
XRP/JPY
LTC/JPY
BCH/JPY
XEM/JPY
ETC/JPY
Liquid by Quoine 25倍 BTC/USD
ETH/USD
XRP/USD

こんな感じですね。

この中で僕がおすすめなのは、ビットポイントとGMOコインです。

  • 大きなレバレッジをかけたいなら、ビットポイント
  • アルトコインのレバレッジ取引をしたいなら、GMOコイン

がおすすめです。

ただ、ビットフライヤーの口座開設をしている人はビットフライヤーもありです。

取引量が多いので、スプレッドが限りなくゼロに近いですからね。

スプレッドがゼロに近いとお得に売買することが可能です。

まだ口座開設をしていない人は、今はビットフライヤーの新規口座開設ができないので、ビットポイントにしましょう。

公式サイトへ

また、アルトコインのレバレッジ取引に関してはDMM Bitcoinでもできますが、スプレッド的にGMOコインの方がお得です。

XEMやETCのレバレッジ取引をしたい人は必然的にDMM Bitcoinでの取引となりますが、それ以外のアルトコインならGMOコインでの取引がおすすめです。

公式サイトへ

まとめ

いかがでしたか?

今回は、ビットバンクトレードの使い方について解説しました。

ビットバンクトレードの使い方についてもう一度見たい人は、以下から戻って見直しましょう。

そして、ビットバンクトレードの注意点は、

  • ハイリスク
  • 手数料が高い
  • 入金通貨はBTCのみ

ということでしたね。

これらのことに注意して、レバレッジ取引のスイングトレードをしたい人は、ぜひビットバンクトレードを使ってみましょう。

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