お金に関するセミナー【無料/有料/種類】選び方のコツ

「資産運用したいけど、どうやって始めたらいいかわからない。」
「お金の勉強したいけど、何から手をつけたらいいかわからない!」
「無料セミナーがあるけど、本当に大丈夫なの?」

そんな疑問をもっている方のために、今回は「お金に関するセミナー」の選び方のコツを特別伝授していきます。

  • 無料セミナーと有料セミナー、どちらがいいのか?
  • セミナーは、どのような目的でどれを受けるべきなのか?
  • 絶対に避けるべき危険なセミナーとは?

などなど、お金について詳しく、賢くなりたいなら必見の内容です。

セミナーで学ぶことの利点と欠点

「お金に関するセミナー」について学んでいく前に、「そもそもセミナーの利点と欠点」を学んでおきましょう。

「勉強したい!」と思ったのなら、いくらでもほかに手段はあるはずです。

本を買って読む、ファイナンシャルプランナーなどの資格講座を受講する、専門家に聞く…など。もちろん、セミナーに参加するのも一つの手段です。

お金について学ぶとき、なぜセミナーという手段を選ぶのか。あなたにとって、本当に最適なのはセミナーなのか。まずはその点から見ていきましょう。

【セミナーの利点1】:短時間で豊富な知識に触れられる

どんなに簡単でも1冊の本、それも専門書を読むのは時間がかかります。資格講座も、受講する際の拘束時間は長くなりがちです。

その理由は、「深く、網羅的に学ぶ必要があるから」です。本や資格講座は時間をかけてじっくり学ぶことには優れていますが、基礎知識や重要知識だけ、要点を学びたいという方には向いていません。

本や資格講座は、ある程度要点を学んだ人がさらに深く学ぶためのもの、と捉えておきましょう。

一方でセミナーは、無料の短いもので1時間から2時間、有料でどんなに長くとも半日程度で聴き終えることができます。基礎知識や要点を短期間で得られるというのは、セミナーの重要な利点の一つです。

【セミナーの利点2】:強制的に知識に触れるためサボらない

時間が短く、かつ講義形式だと「サボらない」という点も付随してきます。

本で知識を得ようとした場合、どこかで心が折れたり面倒になったりしてしまうと、放り出すことが可能です。資格講座も同じで、2回までは参加したものの、足が遠のき、気づいたら行かなくなっていた…というのもよくある話。

一方セミナーは、話のプロである講師が、短時間で一気に説明します。講義形式なので、一定の緊張感をもって臨むこともできます。

かつて受けていた授業や講義と同様の形式で、重要な情報を強制的に学ぶことができる。それもセミナーの利点の一つです。

【セミナーの欠点1】:網羅的な知識は得られない

セミナーは受講時間が短いぶん、どうしても内容が限られてしまいがちです。つまり、セミナーの利点である「短時間で要点だけ知れる」ということが、そのまま欠点にもなります。

先ほどは、本や資格講座は網羅的であるため、時間がかかるとお伝えしました。より深く多くの知識を得たいという方には、セミナーよりも専門書や解説書、資格講座がオススメです。

もうある程度、投資などの資産運用を始めた方や実際にそこそこのお金に関する知識を得ている方は、無料セミナーでは物足りない場合が多いかもしれません。

【セミナーの欠点2】:知識に触れることはできるが「身につくか」は本人次第

セミナーではどうしても、一方的に話を聞いておわり、となることが多いものです。いくらメモをとっても、見返したり話の本質的な意味を理解しようとしないかぎり、本人の知識として身につきません。

それは内容を反復し、身についているかどうかをチェックする場がないからです。

その点では、資格講座や専門家による有料のアドバイスが勝っています。

「教えられた内容を身につけたか」を問うのが資格試験であり、それに合格できたなら知識が身についたということ。また、有料の専門家・コンサルタントは、一定の成果が出るまで二人三脚で伴走してくれる契約が多いものです。

【セミナーの使い方:結論】要点を短期間で知りたいなら有用

お金に関するセミナーを受けるか否か。

それは、あなたが求めているものが「要点を知ること」「短期間で知ること」なら、受けるべきです。逆に、「網羅的で深い知識が欲しい」「身につけた知識を生業にしたい」と考えているなら、別の手段を選んだほうがよいでしょう。

そのためお金に関するセミナーは、「これから資産運用・資産形成・投資の仕組みについて学びはじめる、初心者の方」にとって、もっとも有効な手段だと言えます。

重要なのは「どの手段が優れているか」ではなく、「自分にあった手段はどれなのか」を予測し、判断したうえで有効活用することです。

無料セミナー有料セミナーはどっちがいい?

お金に関して学べるセミナーでは、無料のものと有料のものがあります。また有料のものでも、参加費数千円未満の小額なものから、何万円もかかる高額なものまでさまざまです。

数あるセミナーの中から、あなたはどのようなセミナーを選んで参加すればいいのでしょうか?

ここで注意しておくべきは、「あなたの目的」と「セミナー側の目的」の2点です。

あなたは、何か目的があって、それを満たす知識を得るためにセミナーに参加するはず。そしてもちろん、セミナーを開催する側もボランティアや慈善事業ではないはずです。彼らも、必ず何かしらの目的をもって開催しています。

自分に何が適しているのかを知り、自分に適した目的でセミナーを開催している主催者を探すといいでしょう。

「有料だから信用できて無料だから信用できない」と安易に決め付けず、特徴を理解して使い分けることがもっとも賢い利用方法です。

ここでは、無料セミナー/有料セミナーの開催目的や事業形態をもとに、それぞれのメリット・デメリットという形式でお伝えします。ぜひ、セミナー選び・セミナーの活用方法の参考にしてみてください。

無料セミナーのメリットとデメリット

先ほどは、「セミナーを開催している側も、慈善事業ではない」とお伝えしました。にもかかわらず、なぜ無料セミナーが存在しているのでしょうか。

その答えは、「参加者にとっては無料だが、そうでない場所で収入の見込みをもっているから」です。

例えば、セミナーで「投資信託がもっとも良い!」という結論になり、投資信託を薦められたとしましょう。

そのセミナーのスポンサーは、投資信託の会社である可能性があります。あるいは、参加者がそのセミナー経由で投資信託を契約した場合、一定のマージンがセミナー開催者に入ってくる仕組みかもしれません。

また、セミナーの場で「有料の資産形成相談会」が併設されている可能性もあります。もっと知りたい!と気になったのなら、お金を払ってくださいね、という仕組みです。

契約料や相談料を受け取ることで、セミナー自体は無料でも採算はとれるという構造になっているのです。

ですが、無料セミナーは勧誘が目的なので信用できないのか、というと決してそんなことはありません。

なにもあなたを騙すためにセミナーを行っているわけではなく、自分たちのオススメするサービスを理解してもらい、利点を伝えて契約してもらおうとしているのです。

前述の「投資信託」のセミナーの場合、そのセミナーではまず投資信託の有用性を伝え、次に提携企業の有用性を伝える、という流れで運営するはずです。

このとき、提携企業の有用性の内容は、多少誇張があるかもしれません。ですが、「投資信託」というカテゴリーに対して行われた有用性の説明は、貴重な情報であることがほとんどです。

このように、どこまでが「カテゴリーの説明」で、どこからが「商品の説明」なのかを見極めるように注意して受講してみてください。該当カテゴリーの利点を知ることができるはずです。

そして次は、ほかのセミナーに参加して別の「カテゴリー」の利点を知る。こうして、一つの無料セミナーではなく複数を組み合わせることで、お金に関する知識を深めることができます。

無料セミナーのメリットとデメリット

【メリット】
気軽に受講でき、失敗したと思ってもダメージが少ない。
特定の手法や知識(カテゴリー)を深く理解できる。

【デメリット】
提携企業などのサービスに勧誘される可能性がある。
「商品の説明」は、誇張されている可能性がある。

有料セミナーのメリットとデメリット

有料セミナーの場合、基本的には参加者からの参加料金という形で収益を得ている場合がほとんどです。そのため薦められる内容は中立かつ、多岐にわたるものであると考えられます。

また、もし仮にあまりにも金額にそぐわないレベルの低い内容だった場合、すぐに集客に苦戦し開催されなくなってしまうでしょう。「有料でも開催を続けられている」ということは、そのセミナーの有用性や信頼性の証拠でもあります。

ただし問題として、講師にも好き嫌いやオススメがあり、気質も知識量も異なるという点が挙げられます。

つまり、講師によって「あなたがとるべき、最適な行動=セミナーの結論」が異なることがあり、有料の割に内容が薄いと感じる場合すらもあるということです。

例えば、少しギャンブラー気質がある講師なら、ややリスクはあるがリターンも大きい資産運用方法をオススメするでしょう。一方で堅実な講師の場合、運用して増やすというよりも「資産は目減りするが、確実に守れる方法」をオススメするかもしれません。

事前に何を学べるのか、セミナーのアジェンダや講師の紹介プロフィールを確認しておきましょう。

講師の得意分野や経歴が必ず掲載されているので、自身の傾向や気質と比較して、単純に「受けたいと思うか」で判断するというのも手段の一つです。

そこで少しでも金額に見合わないと感じたら、ムリせず受けないというのが無難でしょう。講師の経歴や開催概要が書かれていないセミナーだった場合、得られる知識の確実性が薄いため、検討する必要すらありません。

もちろん、「すぐにでも受けたい」と思ったなら、迷わず受講してみましょう。

有料セミナーのメリットとデメリット

【メリット】
幅広い専門的な知識を得られる。
「有料であること」から、一定の質の高さは保証されている。

【デメリット】
講師の気質によって、あなたにとって合う/合わないがある。
セミナーの情報量や信憑性が、講師個人の能力に左右されることがある。

お金について学べるオススメセミナー

各種セミナーの特徴と利用の仕方がわかったところで、オススメのセミナーを2種類紹介します。

それぞれ、この手の「お金に関するセミナー」では必ずといっていいほど話題になる有名なセミナーです。
テレビなどのメディアでも取り上げられたこともある、信頼性の高いセミナ-をぜひチェックしてみてください。

オススメ無料セミナー:お金の教養講座

無料マネーセミナーの定番といえば、お金の教養講座。毎月約3,000人が受講する、大人気講座です。

家計管理によって支出を減らす方法から、将来に向けた堅実な投資方法まで、幅広く学ぶことができます。しかも、受講者の9割以上が「お金や生活に対する不安が和らいだ」と回答しており、得られる知識の質が高いこともうかがえます。

受講者のおよそ90%が、この講座で初めてお金に関する知識を学ぶ初心者なので、初心者の方に特にオススメできるセミナーです。

オススメ有料セミナー:お金の教養スクール

有料セミナーでオススメしたいのが、お金の教養スクールです。

「スクール」を謳うだけあって、全24回、あわせて36時間もの濃密なカリキュラムが用意されています。前述の無料セミナーよりも専門的に、より実践的に深いお金の知識を得たい方に向いているでしょう。

受講生のうち、88%がその後「貯蓄を増やした」と答えていることからも、お金に関して有用な知識を学べることがわかります。

こちらは有料ですが、申し込む前に90分の無料体験講座もあるので、自分に合うかどうかを試してから参加することも可能です。

即決は詐欺!と心得る

扇動的に危険性を煽り立てたり、「もう日本はダメだ!今すぐ準備しないと!」といった極端な思想を押し付けてきたり…。

そんなセミナーに参加してしまったら、残念ですが、それは詐欺です。

特にもっともよく使われる手口が「即決させようとする」ことです。

ある詐欺セミナーの潜入レポートでは、“さくら(いわゆる、開催者側が用意した偽者の参加者)”が8割以上だったとのこと。

彼らは積極的に驚いたり悲しんだりして場を盛り上げてみせた挙句、セミナー終了後すぐに契約していくのです。その場にいるほとんど全員が、熱狂的に即決しているなかで、あなたは自分だけ契約せずに逃げ帰ることができるでしょうか。

数十万円規模の契約金の場合、本物の参加者1人のために20人以上の“さくら”を動員することもあるそうです。

本物の資産運用や投資であれば、ゆっくりじっくり、長くお付き合いするもの。

「その場で」「今すぐ」と急かすには、何らかの理由があるのです。即決を求められる場合、詐欺でなくとも、効率が悪かったりリスクが高い商材であったりする場合が多いということも考えられます。

なぜなら、帰ってから調べられたり、真面目に考えられると穴が見つかって、契約されない恐れがあるからです。

逆に言うと「即決を迫ってくる」というだけで詐欺だと決め付けて、なんとかして逃げ帰る、という対処で間違いありません。

しっかりとした商材はそれ以外にもたくさん世の中にあるので、もっとお金の知識をつけてからでも遅くはないのです。

マルチ商法、宗教勧誘の場合もあるので即決以外でも注意

セミナーという体裁をとった、いわゆるマルチ商法(連鎖取引販売)や新興宗教などの勧誘である場合もあります。

その場合、即決を迫られなくとも長くゆっくりとつながり、最終的に入団させようとしているので注意が必要です。

安易に個人情報を渡すとひっきりなしに勧誘の電話を受けたり、最悪の場合、住んでいる場所に直接やってくるということもあります。

お金のセミナーに参加しているということは、何かしらの悩みがあるということの裏返しでもあります。

彼らはあなたに「弱さがある」と思っているので、その弱さに付け込んで仲間に引き込もうとしているのです。弱みに付け込まれないよう、毅然とした態度で堂々と拒絶するということが肝要です。

複数の手法を併用するのがオススメ

「セミナーだけで、お金のプロフェッショナルになる!」と息巻いても、おそらく不可能です。

要点をセミナーで学んだあとで、実際に気になったカテゴリーや運用方法は、もう少しお金と時間をかけて学ぶとより確実な知識を得られるでしょう。

お金を継続的に得るには、ある程度の事前投資や自己投資がかかるものだと、割り切って考える必要があります。

自己学習を続けられる根気があるなら、もっとも安価な「数千円」程度の投資で済む本での勉強がオススメ。運用のめどが立ち、ある程度余裕が出てきたら、専門家にコンサルティングしてもらうのもよいでしょう。

これだけ!と固執せず、柔軟な発想でお金に関する知識を成長させていくことが、結局は一番の近道になります。

まとめ

いかがでしたか?今回は、「お金に関するセミナー」を、どのように探せばいいのかについてお伝えしました。

「お金に関するセミナー」の探し方注意点まとめ
  • まずはセミナーが最適な手段なのか検討する
  • 無料セミナーのスポンサーや開催背景を理解しておく
  • 無料セミナーはカテゴリー思考で知識を得て、深入りしすぎない
  • 有料セミナーは得られるものを明確にして、価値があるなら受ける
  • 詐欺/マルチ商法/宗教勧誘の可能性は常に意識する

基本的に「お金の知識をもっと得よう」というのは、大変すばらしい自助精神です。ただし、うまくやらないと失敗したときのリスクが高いのも事実。

ここで得た知識をもとに、ぜひ楽しいマネーライフの一歩を踏み出してください。

コメントを残す