これから節約を始めようと思っているあなた。
「節約っていろいろ我慢しなきゃいけないし大変そう」
「節約してるつもりなんだけど全然お金が貯まらない」
このように、節約は欲しい物を我慢してお金を貯めるから苦しい、というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。実は、正しい節約法を実践していけば、誰でも無理なく節約を成功させることができるのです!
今回は、これから節約しようと考えている節約初心者の方向けに「無理しなくても効果が出る節約法」をご紹介していきます。
また後半では「失敗しやすい節約法」や「節約をする上で重要なポイント」についてもお教えしていきたいと思います。
目次
簡単で無理なく続く節約法を5つ紹介!

1. なんとなくで物を買わない
あなたがスーパーで物を買う時、なんとなくで商品を買っていませんか?
「なんとなく安かったから」
「ポイントがつくから」
なんとなくお得な気がして、別に欲しいわけでもない物を買うという事は、逆にお金の無駄遣いにつながります。本当にその商品に価値を感じて「これが欲しい!」となったときだけ買うようにしましょう。
また、仕事帰りや学校帰りにふらっとコンビニによる癖がある人は「そもそもコンビニに行かない」という選択肢を作るようにしましょう。
コンビニで美味しそうなお菓子やパン、ジュースを見てしまうと、その誘惑と戦わなければなりません。人間は快楽を求める生き物ですから、よっぽど意志の強い人でなければ、誘惑に負けてしまうのは当然です。
しかし、そもそもコンビニに行かなければ、買うか買わないか迷う必要は無くなります。ですから今欲しいものがあるのか考えみて、無ければ「行かない」という選択を取ってみましょう。
2. 財布には必要最低限のお金だけ入れる
「いちいち引き出すのがめんどくさいから、一回で多くお金を下ろしておこう。」
そのように考える人は少なくないと思いますが、この考え方はNGです。なぜなら、財布の中にたくさんお金があったら、残金を気にすることなく使ってしまうからです。
財布の中には必要最低限のお金を入れるようにして、「いちいち引き出すのがめんどくさい」という心理を逆に利用しましょう。
私も昔は、一度に2万円ずつ下ろしていましたが、今は一度に引き出すお金を「5,000円まで」と決めています。その結果、次引き出すのが面倒になるため、できるだけお金を使わないように残金を気にするようになりました。
浪費してしまう癖があるという方は、財布に入れる金額を減らしてみるといいかもしれません。
3. 携帯料金を見直す
スマホは私たちの生活に欠かせないものとなっていますが、スマホの利用料金はかなり高額です。
「ドコモ」「ソフトバンク」「au」などの大手キャリアでスマホを契約した場合、スマホ本体に携帯会社の専用SIMカードが入っています。このSIMカードを挿入したままスマホを使うと、月々のスマホ代は約8,000円かかります。
しかし、SIMカードを「楽天モバイル」「UQモバイル」などの格安SIMに差し替えることで、大幅に利用料金を節約できるようになります。
その額は「2017年携帯電話の利用料金に関する調査」によると、平均でなんと約3,000円。SIMカードを変えるだけで月々約5,000円の節約になるのです。この差はすごく大きいですよね。
もちろん格安SIMに移し替えることで「時間によっては通信速度が遅くなる」「データ移行を自分で行わなければいけない」などデメリットもいくつかあるので、一概に変えたほうが良いとは言えません。
ただ、月5,000円節約できるとなったら、そのくらいのデメリットは受け入れられそうです。ぜひ一度検討してみてください。
4. 使ったお金を記録する
買い物後のレシートは捨てずに取っておいて、その日の夜に「今日はいくら使ったか」を集計するようにしましょう。
お金を浪費してしまうのは「自分は今無駄にお金を使っている」という実感がないからです。家計簿をつけたりして実際に使った金額を数字として見ることで、お金を使っているという実感が湧くようになります。
また「何にいくら使っているか」を把握することで、生活のどの部分に注意すればいいかがよく分かるようになります。
「意外と交通費で使ってた!」など新しい発見があるかもしれません。
5. 貯金箱に貯金する
ついつい無駄遣いをしてしまうという人は、貯金箱を使ってみることをオススメします。
貯金箱にお金を入れておく事は、銀行にお金を預けておく事以上に強力な節約効果があります。一度貯金箱にお金を入れると、簡単には取り出せないため、強制的にお金を貯めることになるからです。
1日100円ずつでもコツコツ貯めていけば1ヶ月で3,000円貯まります。1日500円なら1ヶ月で15,000円も貯めることができますね。
ポイントとしては、壊さなければ取り出せないタイプの貯金箱を使うことです。いつでもお金が取り出せてしまっては意味がないですからね。
失敗しやすい節約法

とにかく安いものを買い溜めする
スーパーで商品が安く売られていたら、買いだめておこうと思ってついたくさん買ってしまうという人がいるかもしれませんが、それはやめましょう。
一見、安い物をたくさん買っておくとお得に見えますが、そうではありません。安いという理由だけで必要もないものを買っても、結局使い切りません。
そのまま冷蔵庫に入れっぱなしになって消費期限を迎えることになるでしょう。そうなると、使わなかった分は無駄と言うことになります。
先ほどの「なんとなくで物を買わない」と似たようなことですが、「安い」という言葉だけに釣られず、本当に必要としているものだけを買うようにしましょう。
極端に食事量を削る
「よし節約するぞ!」と決意した人がまず最初にやってしまいがちなのがこの「極端に食事量を削る」と言う節約法ですが、やめたほうがいいです。
最初は強い決意によって少ないご飯でも我慢できるかもしれません。しかし、無理に食事量を抑える方法では近いうちにやがて限界がきます。3日ともたずに挫折してしまうかもしれません。
挫折するだけならいいかもしれませんが、食事を我慢していた反動で今まで以上に食事量が増え、さらに浪費が加速する危険性があります。
健康面を考えてもオススメできない方法ですので、やめておきましょう。
お金を節約するために時間を捨てる
自分の近所にスーパーがあるのに「ポイントが多くつくから」「安く買えるから」という理由で遠くのスーパーに行くということをする人がいます。確かに一回の買い物で数十円お得で、コツコツ続けば大きな節約になる事は間違いありません。
ただし、そこへ向かうために何十分もかけて行っているのであれば、その時間が無駄になっていますよね。
例えば近くのスーパーより遠くのスーパーの方が100円お得に買い物ができる代わりに、そこへ行くのに1時間多く時間がかかるとします。1時間かけて100円の得って、本当に得なんでしょうか?
バイトだったら1時間1,000円稼げますから、100円のために1時間を使うのは賢明とは言えません。
「時は金なり」という言葉もあるように、時間はとても大切なものです。その時間をもっと有意義なことに使った方が良いでしょう。
節約で重要なポイント

節約は続けてこそ成果が出る
当然ですがほとんどの節約法は、実践したとしても続けなければ効果は出ません。「1週間やってみたけど全然効果が出ない」となるとやはり飽きてきますし、やめたくなってきます。
それでも辞めずに1ヶ月、半年、1年と続けていってようやく効果が実感できるものなのです。ですから「節約というのはすぐには結果が出ないものだ」ということを前提にして始めましょう。
この考え方を持っている人は、長期的な節約ができるようになりやすいです。
固定費を減らすことを意識する
節約は、やりたいことを我慢するものではなく「固定費を減らすことでやりたいことに使えるお金を増やすもの」という考え方を持ちましょう。
固定費とは、光熱費や通信料、新聞代や教育費、保険料など、生活をしていく中で毎月支払うことが決まっているお金のことです。これらの費用は、我慢しなくても案外簡単に減らすことができたりします。
先程のスマホの使用料金の例のように、契約する会社やプランを見直すことで大幅に固定費を減らすことができるのです。ですから、固定費で減らせるところがないかまずは見直してみましょう。
節約は楽しんでやろう!
節約は楽しんでやらないと続きません。辛いと思いながら無理して節約することは、リバウンドしてさらなる浪費を招くことにつながります。
無駄な買い物をしなかった自分を褒めたり、100円貯金するごとに喜びを感じたりしながら節約をしていく事で、充実した節約ライフになるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?さまざまな節約法をご紹介してきましたが、どの方法も続ける事で効果が出てきます。
最後に今回紹介した5つの節約法をもう一度おさらいしておきましょう。
- なんとなくで物を買わない
- 財布には必要最低限のお金だけ入れる
- 携帯料金を見直す
- 使ったお金を記録する
- 貯金箱に貯金する
無理せずコツコツ続けて、楽しく貯金を増やしていきましょう!