「保険の選び方ってどうすればいいの?」
「自分に合った保険のプランが分からない」
今まで保険に触れてこなかった方はこういった事で悩みがちで、なかなか保険を決められませんよね?今回はそんな方に向けて自分に合った保険の選び方を分かりやすく解説していきます。
今回の記事を読み、自分に合った保険の選び方を知ることで
- 毎月の保険料を最低限に抑えられる
- 生活に安心や余裕が生まれる
- 保険の勧誘に惑わされなくなる
など様々なメリットを知ることができます。
反対に保険は内容をしっかり理解しないと、ただ毎月の出費が増えるだけでかなり損をしてしまいます。是非最後までご覧になって損をしない保険の選び方を、学んでいただければと思います。
目次
そもそもなぜ保険に入るのか?

まず最初になぜ保険に入るのかを一度おさらいしておきましょう。
「周りの人がみんな入っているから…」
「親や友人に勧められたから…」
といった理由で何となく保険に加入しては意味がありません。
保険には、大きく分けて【貯蓄型】と【掛け捨て型】の二種類がありますが、貯蓄型の保険は加入する必要はありません。理由としては保険というのは安心を買うものですので、貯金と保険を混ぜて考えると損をする場合が多くあるからです。
貯蓄型の保険は、満期まで契約することで支払った保険料が戻ってくる、という仕組みですが、毎月の保険料が高いわりに保障も少なく、しかも途中解約すると今まで支払った保険料はほとんど戻ってきません。
長期間、毎月高額のお金を支払い続けるリスクを背負っていては、もはや安心を買っているとは言えません。
また貯蓄型は長期の契約になり、保険の見直しがしづらいので、これから保険を選ぼうと思っている方は、保険の見直しがしやすく、保険料も安い、掛け捨て型の保険を選ぶことをオススメします。
保険は貯金をするものではなく、安心を買うものだということをしっかりと覚えておきましょう。
メリット | デメリット | |
貯蓄型 | ・長期的にお金を貯めやすい ・資産形成として利用できる | ・保険料が高い ・途中解約した場合保険料が帰ってこない ・保険の見直しがしづらい |
掛け捨て型 | ・保険料が安い ・保険の見直しがしやすい | ・保険料は返ってこない |
保険を選ぶ前にやるべきこと

ここからは保険を選ぶ前にやるべきことを説明します。保険を選ぶ前に大切なことは、以下の3つです。
- 何に備えるかを考える
- 社会保障の内容を理解する
- 支払う保険料の予算を決める
一つ一つ進めて行けば自ずと自分に合った保険が見えてきますのでしっかりと実践しましょう。
何に備えるかを考える
一番最初に何に備えるかを考えましょう。
「自分が死亡した時に備えたい!」
「家族が病気をした時に備えたい!」
「がんに備えたい!」
など自分の不安要素を全て書き出しておくといいです。
保険には様々な特約があり、保険会社のページを見ていると、本来は不要なのに様々な特約に加入してしまいたくなります。
ですので、今のうちに何に備えるかをしっかりと決めておくと保険を選ぶ際に楽になりますよ。
社会保障の内容を理解する
何に備えるかを考えたら次に、社会保障の内容を少し覚えておきましょう。実は日本は社会保障の内容が充実しているため、保険に入らなくてもある程度安心して暮らせる世の中になっています。
例として「高額療養費制度」といった制度があります。この制度は、毎月の医療費の上限が定められており、収入によって変わりますが、例えば月収28万~50万円の人は毎月の医療費の上限は8万円程となっています。
この上限は世帯で合算されるため、一か月間は家族がどれだけ入院、通院したとしても世帯で払う上限は8万円程となります。
他にも「傷病手当金」という制度では、ケガや病気になり会社を休んで収入が得られない場合に、1日につき標準報酬日額の3分の2が支給されます。
「出産手当金」という制度も「傷病手当金」と似たように、出産のため会社を休み収入が得られない場合に、産前42日から産後56日までの合計98日の間、欠勤1日につき標準報酬日額の3分の2が支給されます。この制度があるためケガや病気、出産で会社を休んでしまっても、収入が全く無くなるわけではありません。
厚生年金や国民年金に加入していた人が亡くなった場合に、残された遺族に支給される「遺族年金」という制度もあるため、生命保険に入らずとも残された家族はある程度の保障を得ることが出来ます。
こういったように私たち国民を守ってくれる制度はたくさんあり、この制度を活用すれば保険に入らなくても安心して暮らせる場合が多々あります。自分の備えたいものが民間の保険でしかカバーできないのか、一度社会保障にも目を通してみると良いかもしれません。
支払う保険料の予算を決める
最後に毎月支払う保険料の予算を決めましょう。
保険会社は不安をあおってくることがあるため、しっかりと予算を決めておかないと様々な保険に加入したくなってきます。
どれだけの金額を毎月保険に充てるのか、自分の生活が苦にならないように慎重に考えて行きましょう。
例として、貯蓄型の保険では月3万円ほど保険に充てる家庭が多いですが、掛け捨て型の保険であれば家庭を持っている場合でも月5,000円程度で、充実した内容の保険に加入することが出来ます。
そのため予算が分からない場合は5,000円を上限として設定することをオススメします。独身の場合は3,000円を上限にしてみると良いでしょう。
保険の選び方

ではここからは保険の選び方についてご紹介していきます。保険の選ぶポイントは、大きく分けると以下の2つです。
- 保険の種類を決める
- 保険会社を決める
予算と何に備えるかをあらかじめ決めているので、スムーズに選んでいけるでしょう。
保険の種類を決める
まずは保険の種類について決めていきます。
保険には様々な種類がありますが、掛け捨ての保険に絞っていくと、保障内容も単純で理解がしやすく見直しも簡単ですので安心です。
自分が死んだときに残された家族が心配
自分が死亡した時に残された家族が心配という方は、生命保険の「定期保険」に加入することをオススメします。生命保険は終身保険や養老保険など様々な種類がありますが、前述の通り貯蓄型は思わぬ損をする場合が多くあります。
そのため保険は安心を買っていると割り切って、掛け捨て型の「定期保険」に加入するのが一番合理的です。
病気やケガをしたときに備えたい
病気やけがに備えたいときは「医療保険」ですが、病気やケガには社会保障の制度が守ってくれることが多々あります。社会保障を理解したうえで、社会保障では足りない部分を医療保険で補う、という形で医療保険に加入すると最低限の出費で抑えることが出来ます。
また医療保険も生命保険と同じで保険料が安く見直しのしやすい「定期医療保険」に加入することをオススメします。
妊娠や出産に備えたい
妊娠や出産は病気やケガでは無いため、一般的な医療保険の保障の対象外となっています。ただ帝王切開などの妊娠、出産時のトラブルには医療保険の給付対象になりますので、こういった不安要素がある場合は妊娠前に医療保険に入っておきましょう。
妊娠後は医療保険には加入が出来ない場合がほとんどですが、健康保険の「出産育児一時金」や「家族出産育児一時金」により40万円ほどの給付があります。したがって、ある程度の出産費用は医療保険に入らずとも、まなかうことが出来ます。
がんのリスクに備えたい
がんの先進医療を受けたいという方は「がん保険」に加入することをオススメします。がん保険は医療保険の中でも、がんのみに特化した保険です。
先進医療にこだわりが無い場合は、がん保険に加入しなくても医療保険だけでカバーできる場合が多いので、自分はがんの家系なのか、先進医療を受けたいのかなどを考えて加入するか決めましょう。
先進医療の内容も時代によって変わってくるため、がん保険に入る場合も貯蓄型ではなく切り替えがしやすい掛け捨て型にするのが合理的です。
保険会社を決める
自分が入るべき保険の種類が決まったら、次は保険会社を決めて行きましょう。掛け捨て型を選択していれば、保障内容もシンプルで保険会社に惑わされることも少なく選んでいけると思います。
ただ、ネットのランキングや口コミを見ても実際に比べたわけではなく信憑性が薄い場合が多いです。ですので、様々な保険会社を調べて保障の内容だけ確認していきましょう。
掛け捨て型の保険ならば簡単に保険の見直しが出来るので、あまり難しく考えず、自分の予算に合った保険を選べば問題はありません。
例えば、ライフネット生命では、先に紹介した「生命保険」「医療保険」「がん保険」のどれもシンプルで分かりやすく紹介されています。
ですので、ライフネット生命で一度料金シミュレーションをして、他の保険会社と比較していくとスムーズに保険選びが出来ますよ。
また、「がん保険」に関してはアフラックが、がんの先進医療に関してかなり手厚いので、保障内容を一度確認してみると良いでしょう。
まとめ
今回は保険の選び方についてご紹介していきました。自分に合った保険選びをする際は
- 保険は安心を買うものだと理解する
- 自分の不安要素が社会保障でカバー出来ないか考える
- 保険会社に惑わされずに自分の必要な保障にのみ加入する
こういった事が大事になってきます。これらをしっかりと念頭において無駄が無く、損をしない保険選びをしていただければと思います。
保険を選ぶ前にやるべきこと
- 自分が何に備えるべきか考える
- 社会保障の内容を理解し自分に保険が必要なのか知る
- 支払う保険料の予算を決める
保険の選び方
- 備える内容に合った保険の種類を決定する
- 自分の予算に合った保険会社を決める