銀行口座はどこで開設するのが得?用途別におすすめ銀行口座を紹介

「新しく銀行口座を開設したいけどなかなか決まらない…」
「お得な口座を開設したいから、おすすめを知りたい」

今回はこういった悩みや疑問をお持ちの方に向けて、おすすめの銀行口座を紹介します。

何も考えずに銀行口座を選んでしまうと、思ったより手数料が掛かってしまったり、自分の用途に合っていなかったりと損をする可能性が高くなります。

ですがこの記事を読むことで、自分の用途に合った銀行口座を決められます。また記事の終盤には、銀行口座の上手な使い分け法についてもご紹介していますので、是非参考にしてください。

口座選びの際に注意する事

はじめに、口座選びの際に大事なことについてご説明しておきます。口座選びをする際には、自分がどんな用途で口座を使うのかを明確にしておきましょう。

開設するのが普段使いに使用する口座なのであれば、金利などを気にするよりも、ATMの出金手数料や、家の近くに銀行やATMがあるかなどが重要になってきます。

反対に貯金用の口座を開設するのであれば、出金することはほとんどないため、出金の利便性より金利を重要視することになります。

このように口座の使い方によっておすすめの口座は変わってきます。自分がどういった用途で口座を開設するのか明確にしておくことが大切です。

  • 普段使い用 → 出金手数料は安いか?家の近くにあるか?
  • 貯金用   → 金利は高いか?

普段使い用のおすすめ銀行口座3選

前述の通り、普段使いの口座では出金手数料や家の近くで出金できるかなどが重要なポイントです。また、他行への振込を利用する方はその手数料や無料回数も重要となってきます。

ここからはそういった面で優れている、普段使い用のおすすめ銀行口座を3つご紹介します。

新生銀行

新生銀行の特徴

コンビニATM出金手数料24時間無料
同行あて振込手数料無料
他行あて振込手数料月5回まで無料、それ以降は190円
普通預金金利0.001%

※ ステージがゴールドの場合

新生銀行は利用した取引や口座残高に応じて「スタンダード」「ゴールド」「プラチナ」と3つのステージが用意されております。

ステージがゴールド以上であれば出金手数料はどれだけ利用しても無料です。他行への振込手数料もステージがゴールドであれば月5回まで無料となっています。

ゴールド以上でないと出金には110円かかるので、ゴールドになれるかどうかがネックになってきます。

こんな人におすすめ

新生銀行のステージゴールドになるには様々な条件があり、一つでも当てはまればゴールドになる事が出来ます。例として月平均残高が200万円以上であることです。

そのため、貯金用の口座などを作っておらず、貯金額が200万円以上ある方がおすすめです。

他にもステージゴールドになるには様々な条件があるので自分に当てはまるものが、無いか一度確認してみると良いでしょう。

SBJ銀行

SBJ銀行の特徴

コンビニATM出金手数料
(セブンイレブン、ファミリーマート、
ミニストップ)
月10回無料
同行あて振込手数料無料
他行あて振込手数料月7回まで無料、それ以降は190円
普通預金金利0.02%

SBJ銀行は、セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップのATM出金手数料が誰でも月10回まで無料となっています。

他行への振込手数料も月7回まで無料となっており、振込回数が多い人でも安心です。

ただし、ローソンのATMでは利用が出来ないため、ローソンをよく使う方は不便に感じるかもしれません。

こんな人におすすめ

ローソンで出金する機会が無く、月10回以上も出金をしないと言う方であれば、SBJ銀行をおすすめします。

日常で使う分にはコンビニで入出金が出来るため基本的に問題はありませんが、店舗が全国に13店舗と少ないことに注意が必要です。

ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行の特徴

コンビニATM出金手数料
(ファミマのゆうちょATM)
0:05~23:55の間無料
同行あて振込手数料月5回まで無料、それ以降は100円
他行あて振込手数料220円~440円(振込金額により変動)
普通預金金利0.001%

ゆうちょ銀行は、全国に圧倒的に店舗数が多いのが魅力です。ですので、転勤が多い方や旅行が多い方におすすめ。

店舗が無くてもコンビニATMなどで出金は出来ますが、窓口でしか出来ない用事があっても安心です。

また、ゆうちょは店舗だけでなくATMの数も多くあり、ゆうちょのATMであれば曜日時間問わずいつでも出金手数料は無料となっています。

コンビニATMではファミマのゆうちょATMのみ0:05~23:55の間無料となっており、他のATMでは料金がかかるので注意が必要です。

こんな人におすすめ

転勤や旅行が多く、窓口での手続きをすることが多い方におすすめです。

また、中学生から使えるチャージ式のプリペイドカードも発行しているので、中学生のお子さんがいる方にもおすすめとなっています。

貯金用のおすすめ銀行口座3選

貯金用の口座は普段使いの口座と違い、出金手数料などよりも金利や貯金のしやすさが重要になってきます。

ここからは貯金用のおすすめ銀行口座を3つ紹介していきます。

楽天銀行

楽天銀行の特徴

コンビニATM出金手数料200円~250円(コンビニによって変動)
同行あて振込手数料無料
他行あて振込手数料152~238円(振込金額により変動)
普通預金金利0.04%(楽天カードの引き落としがある場合)

楽天銀行は普通預金の金利が高く、楽天カードの口座引き落としがあればさらに金利が上がります。

また、利用状況によって毎月楽天スーパーポイントが貯まります。

楽天スーパーポイントが貯まるというのは、楽天銀行だけの大きな特徴です。

こんな人におすすめ

楽天銀行は、楽天カードを持っている方は金利が通常の2倍になる事や、楽天スーパーポイントが貯まることから楽天を頻繁に利用する方におすすめです。

また、普通預金で金利が高いことから、定期預金などでお金を貯めるのが苦手な方にもおすすめです。

イオン銀行

イオン銀行の特徴

コンビニATM出金手数料月2回無料、それ以降は100円~200円
(時間によって変動)
同行あて振込手数料無料
他行あて振込手数料月1回無料、それ以降は200円
普通預金金利0.05%

※シルバーステージの場合

イオン銀行は様々な取引や利用状況に応じて「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」のステージに割り当てられます。

シルバー以上になる事により、普通預金ではトップクラスの金利を得ることが出来ます。

ただし、シルバーステージ以上になるには「イオンカードセレクト」といったカードの保有がカギとなってくるほか、「WAON」のチャージなどを駆使する必要があります。

こんな人におすすめ

「イオンカードセレクト」を所有している方や、「WAON」を頻繁に利用する方がおすすめです。

イオン銀行も楽天銀行と同じく普通預金で金利が高いため、定期預金が苦手な方にもおすすめの銀行となっています。

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行の特徴

コンビニATM出金手数料月2回無料、それ以降は100円
同行あて振込手数料無料
他行あて振込手数料月1回無料、それ以降は142円
普通預金金利0.01%

住信SBIネット銀行は定額自動入金サービスがあり、メインで使っている口座から毎月一定金額を無料で自動入金してもらえます。

そのため、何もしなくても自動的にお金を貯めることが可能です。

他にも、メインの口座とは別に目的別口座を作ることが出来るため、マイホームの資金や子供の学費などの貯金を明確に分けて貯められます。

こんな人におすすめ

自動で別口座から入金することが出来るため、なかなか貯金が長続きしない方や、今まで普段使いの口座だけの利用で浪費癖がついてしまっている方におすすめです。

目的別口座も作れるため、計画的にしっかりと貯金をしたい方にはうってつけの銀行口座となっています。

銀行口座は複数を使い分けよう

今回は、「普段使い用の口座」と「貯金用の口座」2つに分けておすすめの口座を紹介しました。

しかし、銀行口座は2つだけではなくさらに「予備用の口座」をプラスして3つの口座を運用していくことがおすすめです。

予備の口座では、冠婚葬祭や家具や家電、車の修理などの突発的な支出に対応するために準備しておきます。

貯金用と違い、多くのお金を預ける口座というわけではありません。したがって、金利はそこまで気にせずに使い勝手が良く、いざと言う時に引き出せるように、近くのコンビニで出金可能な銀行口座を選ぶようにしておきましょう。

予備の口座があることにより、貯金用の口座には一切手を付けることなく貯金を進めていくことが出来ます。しっかりと貯金を進めていきたい場合には3つの口座を上手に管理していくことをおすすめします。

まとめ

銀行口座は本当に数多くあり、それぞれに様々な特典があります。また、金利も変わってくるため選ぶのが難しいです。

ですが今回のように、自分の用途を明確にして口座を選んでけば、比較的簡単に選ぶことが出来ます。

用途別おすすめ銀行口座まとめ
  • 普段使い用は出金手数料が掛かりにくい「新生銀行」「SBJ銀行」
  • 転勤が多い場合はどこでも扱いやすい「ゆうちょ銀行」
  • 貯金用は金利の高い「楽天銀行」「イオン銀行」
  • 目的別に貯金したい場合は「住信SBIネット銀行」

銀行口座を複数使い分けることにより、貯金も捗るようになります。是非とも今回の銀行口座を新しく開設するのを機に、銀行口座を使い分けて貯金する生活を始めてみましょう。