14位:蹴ると呪われる将門塚?
将門塚は、東京都千代田区大手町にある平将門の首を祀る塚です。平将門は菅原道真、崇徳天皇と共に「日本三大怨霊」と呼ばれ、尊大に扱うと祟りが起こるとされます。
平将門は940年に斬首され、京都の七条河原に晒されますが、その首は何ヶ月が経っても生きているようでした。そんなある日、平将門の首は胴体を求めて関東に飛び立ち、途中で力尽きて落下。落下したとされる場所に将門塚が作られました。
1923年の関東大震災の後、将門塚を取り壊して土地開発を行う話が持ち上がります。しかし工事関係者や省職員の相次ぐ不審死で計画は頓挫。戦後にGHQが、区画整理で将門塚を壊そうとした際も、不審な事故が相次ぎました。
噂では爆笑問題の太田光が、1990年に将門塚を蹴ったところ、3年にわたり仕事がなかったそうです。近年でも祟りの絶えない将門塚。周辺にビルが立ち並んでも、将門塚はこの地に鎮座し、畏敬の対象であり続けています。
13位:死体洗いのアルバイトは存在する?
死体洗いのアルバイトは、実際に行われている場合と、都市伝説として語られている2つのケースがあります。医学部、歯学部の教育課程では、遺体の解剖がカリキュラムに組み込まれています。
都市伝説として語られているのは、遺体の解剖前には遺体を洗浄保存するため、病院側が高額な時給でアルバイトを雇っているというもの。しかし、解剖用の遺体の取り扱いは厳しい制限があり、アルバイトを雇う事はまずありません。
ただ死体を洗うアルバイトは存在します。それは葬儀の際に行われる湯灌の際に、遺体を洗浄するというもの。この作業は、アルバイトでも遺体に触れます。しかし日給は1万円ほどとされ、高額なアルバイトではありません。
また湯灌は厳粛な作業なので、アルバイトに遺体を触れさせない業者も多いようです。事実と都市伝説で、死体洗いの実態は異なります。死体洗いのアルバイトの都市伝説は、病院という特殊な環境が生んだ都市伝説と言えるでしょう。