「お金についての名言を知ってモチベーションを上げたい!」
「お金持ちの人って、お金についてどんな考え方をしているの?」
などと思っている人もいるのではないでしょうか?
今回は、お金と言うものを完全に理解した、大富豪や実業家達のお金に関する名言を紹介したいと思います。
短く、シンプルな言葉でもお金について深い理解が得られることでしょう。彼らの考え方を吸収し、お金に好かれる人へなりましょう。
世界の実業家の名言10選

まずは、日本の実業家と世界の実業家の名言を厳選して10個紹介していきます。
あなたも絶対に聞いたことのある社長や有名な投資家の名言ばかりを集めましたので、ぜひ心に刻んでください。
日本の実業家編
「金がないから何もできないと言う人間は、金があっても何もできない人間である。」
小林一三
これは、阪急電鉄創業者であり政治家でもあった小林一三さんの名言。
言い訳をして、行動しない人間には何も成し遂げられないという言葉ですね。阪急グループを0から創り上げた、小林一三さんならではの説得力のある言葉です。
「お金に不自由している時は使うにしても真剣である。だからお金の値打ちがそのまま光る。」
松下幸之助
これは、松下電器(現在のPanasonic)創業者である松下幸之助さんの名言。
少しでもお金があると、本当は必要でないものや、大して欲しくもないものを買ってしまうことってありますよね。お金に不自由していた頃と比べると、どうしても財布の紐がゆるんでしまいがちです。そんな時はこの言葉を思い出して、お金を真剣に使っているか自問自答してみましょう。
「独立生活ができるだけの財産をこしらえなければ、常に金のために自由を制せられ、心にもない服従を強いられることになる。」
本田静六
日本の有名な投資家、本田静六さんの名言。現代風に言うと、経済的自立を達成するということです。
生活するために仕方なく、やりたくない仕事をし、嫌いな上司に頭を下げる。まさに自由を制せられ、服従を強いられるといった状態です。この状態を抜け出すには、独立生活ができる財産を貯めろと言われているのです。
「身近な人のためにお金を使うことで、どんどん人生の内需が拡大していきます。」
元谷芙美子
テレビでもおなじみ、アパホテル社長の元谷芙美子さんの名言。
身近な人のためにお金を使うことで、自分の人生がどんどん充実すると言うことです。プレンゼントをしたり、食事を御馳走すると、家族や友人が喜んでくれますよね。その姿が活力となり、さらにお金を稼ぐモチベーションとなるのです。
世界の実業家編
「価格とは、何かを買うときに支払うもの。価値とは、何かを買うときに手に入れるもの。」
ウォーレン・バフェット
世界一の投資家である、ウォーレン・バフェットさんらしい言葉です。
物の価値と価格を考え、価値の無いものや、価値はあっても価格が大幅に上回っているものは決して購入しません。投資家的な考え方ですが、私たちの普段の買い物でも当てはめられるのではないでしょうか。
「金は良い召使いでもあるが、悪い主人でもある。」
ベンジャミン・フランクリン
米国の実業家で政治家でもあった、ベンジャミン・フランクリンさんの名言。お金は、自己投資など上手に使うと、自分を成長させる道具(良い召使い)になります。
一方で、お金のためだけに働くと、自由がなくなり自分を縛りつける悪い主人にもなってしまう、という意味です。自分を成長させる、良い召使いとして活用できるようになりましょう。
「使った後に残ったものを貯めてはいけない。貯めた後に残ったものを使いなさい。」
ウォーレン・バフェット
名著「バビロンの大富豪」でも紹介されている、貯蓄の基本的な考え方です。
給料の1〜2割りを最初に貯蓄に回し、残った分で生活します。当然、最初は厳しい部分も出てきますが、案外なんとかなるものです。
「貯金をすることで、あらゆる習慣のなかで最も大切な倹約という習慣を身につけられる。倹約は、財産を生み出すだけでなく、人格をも育てる。」
アンドリュー・カーネギー
米国の鋼鉄王とも呼ばれた実業家、アンドリュー・カーネギーさんの名言。
倹約とは、むだを省き、費用を切り詰めることです。倹約することで、人生において何が大切で何がむだかをはっきりさせることができます。そして、より大切なものにお金を使うことで、人生は豊かになり、人格も育つということですね。
「お金がないならアイデアをだせ」
マーク・ザッカーバーグ
誰もが知る、フェイスブック創始者、マーク・ザッカーバーグさんの名言。
今や、米国の4大IT企業に数えられる程になったFacebookですが、元はアイデア1つから始まった事業です。事業を始めるのに巨額の資本が必要だった昔とは違い、現代ではアイデア次第で大きな富を得られる可能性があるのです。
「小さな支出に気をつけなさい。少しの水漏れが大きな船を沈めるだろう。」
ベンジャミン・フランクリン
最近は、月額制で動画見放題や音楽聴き放題というサービスが普及してきています。1ヶ月数百円と、小さい金額から始められるものも多いので非常に魅力的です。
しかし、色々なサービスを利用していると、年間では数万円の支出につながっているかもしれません。小さな支出の積み重ねが、徐々に家計を圧迫していきます。
偉人の名言10選

次に、日本の偉人と世界の偉人の名言を10個紹介します。
歴史に名を残す人物たちの名言です。実業家とは違う目線も多いので、先ほどとは違った気づきがあるかもしれません。こちらも、しっかりと心に刻んでください。
日本の偉人編
「金銭は独立の基本なり。これを卑しむべからず。」
福沢諭吉
日本の教育者である福沢諭吉さんの名言です。日本ではいまだに「お金持ちは悪いことをしている」「お金は汚いものだ」という風潮が残っているようです。
しかし、福沢諭吉さんは明治時代から、金銭は独立の基本であって、卑しむべき対象ではないと説いていたのです。お金儲けが良くないことだと思っていた方は、考えを変えてみる良い機会ではないでしょうか。
「お金で幸福を買うことはできないが、不幸を避けることはできる。」
村上龍
日本の作家である村上龍さんの名言。
お金があるだけでは、充実した人生が送れないことは簡単に想像できますよね。それでも、お金があれば、多くの不幸が解決できるのです。
「金は働きのカスだ。機械を運転しているとカスが溜まるように、人間もよく働いていれば金が貯まる。」
渋沢栄一
日本の実業家、資本主義の父と呼ばれた渋沢栄一さんの名言。言い方は悪いですが、お金を貯めるには、労働が大切であると、当然のことを言われているだけなんですね。
ただ、多くの大学の設立や、みずほ銀行を始め、東京瓦斯、京阪電気鉄道など500以上の企業の設立に関わった渋沢栄一さんが言うことで、深みと重みが感じられます。
「社長をやっていた時は、金儲けが財産だと思っていたけど、結局、友達こそ本当の財産だなぁ。」
本田宗一郎
本田技研工業創業者、本田宗一郎さんの名言。
人間関係や愛情というものはお金では買えません。しかし、だからこそ人生を充実させるためには必要なのです。本田さんは晩年、そのことを再確認されたようです。
「金を失うは小なり、名誉を失うは大なり。勇気を失うことは全てを失う。」
野村克也
日本の元プロ野球選手で監督、野村克也さんの名言。
人生を面白くするためには夢が必要であり、夢を追いかけるには勇気が必要なのだそうです。金を失うは小なり、と言い切れるのは彼が超一流のプロ野球選手だったからでしょうか?あるいは、そう言い切れるような人だからこそ、超一流になれたのかもしれません。
世界の偉人編
「金は借りてもならず、貸してもならない。 貸せば金を失うし、友も失う。 借りれば倹約が馬鹿らしくなる。」
ウィリアム・シェイクスピア
イギリスの劇作家・詩人であるウィリアム・シェイクスピアさんの名言。
お金の貸し借りについてわかりやすく警鐘を鳴らしてくれています。つまり、貸す側になっても、借りる側になっても良いことは1つも無いということです。
「金だけが人生では無い。が、金がない人生もまた人生とは言えない。十分な金がなければ、人生の可能性のうち半分は締め出されてしまう。」
サマセット・モーム
イギリスの小説家サマセット・モームさんの名言。
お金があれば人生が充実するわけではないというのは上述した通りですが、お金があればやりたいことに集中でき、夢を諦めないという選択ができるのも事実です。人生の可能性を追求するには、最低限必要なお金があるということですね。
「倹約は確かに美徳であるが、度を越すとケチになり、卑しくなって、かえって正道を損なう結果となる。」
洪自誠
中国の作家、洪自誠さんの名言です。倹約・節約は大切なことですが、やり過ぎると倹約のための人生になってしまいます。
大切なへのプレゼントを削ったり、友人との付き合いが無くなったり、これではお金が溜まっても何のために貯めているかわかりませんよね。それに、そういう過度な生活を続けると、ストレスが溜まりいつか散財してしまう可能性もあるのです。
「お金は稼ぐ前に使ってはいけない。」
トーマス・ジェファーソン
第3代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンさんの名言。
借金やローンで必要以上に、持っている以上のお金を使ってはいけないということです。当然じゃないか、と思われるかもしれませんが、以外と稼ぐ前からお金を使ってします人は多いのです。
「収入は靴のようなものである。小さ過ぎればわれわれを締め付け、わずらわす。大き過ぎればつまずきや踏み外しの原因となるのだ。」
ジョン・ロック
イギリスの哲学者であるジョン・ロックさんの名言。収入には適切な範囲があり、それを超えると、少ない場合はもちろん、多い場合でも不幸になる可能性があると言います。
わかりやすい例では、宝くじに大当たりしたのに、お金の使い方がわからずに結局破産してしまうというものがあります。
【番外編】漫画に学ぶお金の名言

漫画といえば娯楽と思う人もいるかもしれませんが、娯楽と言って侮ってはいけません。登場人物たちのセリフには、確信をついたものが多いことも事実です。
そこで番外編ということで、漫画に登場する名言もまとめましたので、気になった方はチェックしてみてください。
「簡単に手にした金は簡単に使う。」
丑嶋馨
闇金ウシジマくんの主人公、丑嶋馨の名言。
ギャンブルで勝ったお金などはパァーっと使ってしまいがちですよね。本来お金に色はないはずです。それでも使い方に差が出るということは、頭のどこかでお金に順位をつけているのかもしれません。
「金は命より重い・・・!そこの認識をごまかす輩は生涯地を這う・・・!」
利根川幸雄
賭博黙示録カイジの敵役、利根川の有名な名言。漫画なのでかなり表現が過激ですが、実際現実でも、死亡事故等では損害賠償の金額が存在します。
また、極端な例では金銭を受け取って他人の命を奪う事件も起こっています。人の命をお金と比べることは、かなりタブーな話題ですが、実際に人の命は値踏みされるという事実もあるのです。利根川は悪党なりの言葉で現実を突きつけているのですね。
「金はな、欲しいと思うやつにしか集まらねえんだ。欲しいと必死に頑張って、やっとそこそこの金が持てる。最初から普通で良い、なんてやつに金は見向きもしねぇ。一生、貧乏してろ。」
花岡拳
マネーの拳の主人公花岡拳の名言。
世の中にはお金を求めて努力している人は大勢います。そういう人たちを差し置いて、少しでもお金を得ようとするなら、自分も努力するしかないのです。努力せず、普通で良いと言っている人では、きっと普通にすらたどり着けないということでしょう。
「金や物、人やチャンス、ポスト、人脈、何だってそうだ・・・この世の全てが有限である以上、奪い合いは当然。ボサーっとしてたら、みんな奪われる。失うだけだ、何も得られないっ!」
伊藤カイジ
賭博黙示録カイジの主人公、伊藤カイジの名言。普段考えないようなことですが、言われてみればハッとしませんか?
確かに、全てのものが有限である以上、誰かに取られる前に、自分が得る必要があるのです。誰かが手に入れてしまってから奪うというのは、なかなか難しいことですからね。
「人差し指より薬指が長い男。成功するのはそういう男の人なんだって。」
藤田美雪
インベスターZのヒロイン、藤田美雪の名言。番外編の最後ということで少しネタっぽいですが、案外本当かもしれません。
カナダの大学では155人の男性を20日間に渡って研究を行ったそうです。その結果、薬指の方が長い男性は、親切で思いやりがある傾向が強いということが判明しました。あくまで傾向が強いということですが、男性の方は是非確認してみてください。
まとめ
今回は世界中のお金にまつわる名言を20個ご紹介いたしました。貯蓄に対するモチベーションが上がったり、お金持ちの考え方が知れるようなものもあったのではないでしょうか?気に入ったものがあれば、メモしておいて定期的に見返すことで、新しい気づきが得られるかもしれませんね。
大富豪や、成功した実業家の方々は、お金について確固たる考え方を持っているようです。自分の人生にとってお金とは何か。どの程度必要なものなのか。そういうことを理解することで、お金との付き合い方がはっきりするでしょう。
お金は人生を豊にしてくれる道具になりますが、お金に支配されると人生を破滅させる道具に変わってしますのです。充実した人生を過ごすためには、お金との付き合い方をはっきりさせ、適切な距離感を持つ必要があるようです。