最近世間を賑わせているビットコインですが、その入手の方法に「採掘」というものがあります。
この記事にたどり着いたあなたは、
「採掘って実際どんなことしてるの?」
「報酬とかどうなん?」
なんて気になっていませんか?
そこで今回は、ビットコイナー歴3年の僕が「採掘って実際どうなの?」ってところを徹底的に解説していきたいと思います。
採掘に関して何も知らない人も、興味はあるけど実際どうなのか気になっている人も、この記事でスッキリできるはずです。
3分もあれば読み終わると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもビットコインとは?
ビットコインとはインターネット上の仮想の通貨です。
bitFlyerやbitbank.ccなどで入手することができ、決済手段として利用できたり、投資として使うこともできます。
激安で送金できたり、個人間でやりとりできたりと、いろんな可能性を秘めている仮想通貨で、今世界中で大注目されています。
きっと数年後には僕たちの生活の一部となっているでしょう。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
【宇宙イチ簡単】ビットコインとは何か?仕組みからわかりやすく解説
そんなビットコインですが、取引所で購入する他に、「採掘(マイニング)」して新たなビットコインを入手するという方法があるのです。
採掘(マイニング)ってなに?
ビットコインはブロックチェーンの仕組み上、約10分ごとにその取引記録がネットワーク上の取引台帳に追記されます。

取引が正しく行われていたと判断できたら、一つのブロック(情報の塊)がチェーンとして繋がれていき、大きな取引台帳のようになっていきます。
その「正しい取引だったかどうかの判断」は膨大な追記作業になるのでコンピューターで行われているのですが、とても1つのコンピューターでできることではありません。
そこで、ビットコインでは「僕もコンピューターを使ってその作業を手伝うよー!」という有志の人にその追記作業をお願いしているのです。
そしてその追記作業を成功させてくれた人にはお礼として新しい(埋蔵されていた)ビットコインが支払われます。
これが「採掘(マイニング)」の仕組みです。
簡単にいうと、「ビットコインが健全に運用されるように協力してくれた人にはお礼として新しいビットコインをあげるよ。」
ということですね。
新しいビットコイン(まだ市場に出回っていないビットコイン)はこの採掘という方法でしかゲットすることができないのです。
報酬はどんな感じ?
採掘してくれた人(マイナーといいます)に支払われるビットコインは2017年現在「12.5BTC」です。
今は1BTCが約12万円なので、「約15万円分」ほどですね。
しかしこれからもずーっとそのくらい支払われるかというとそうではありません。
ビットコインの埋蔵量は初めから決まっていて、その量は「2100万BTC」です。
そしてビットコインには半減期というものがあり、4年に1度くらいのタイミングで報酬は半分ずつ減っていってしまうのです。

2009年にビットコインがスタートした当時の報酬額は「50BTC」でした。
そこから2度の半減期を迎え、現在12.5BTCになっているのです。そして2140年には埋蔵されている「2100万ビットコイン」が全て採掘されるという仕組みになっています。
なのでマイニングをするにも、ビットコインを購入するにも、なるべく早めにしたほうがいいですね。
埋蔵量が減れば減るほど希少性は高まりますから。
ビットコインはこちらで買うことができますよ。

誰でもできるの?
誰でもできます。
が、正直あまりおすすめしません。
マイニングをするには道具として、CPU、GPU(グラフィックボード)、FPGA(専用チップ)、ASIC(専用ハードウェア)などがあるんですけど、どれもコンピューターをフル活動させます。
つまり電気代がやばいんです。
特に日本は電気代が高いので、マイニングをするにはあまり向かないんですね。赤字になっちゃうことが多いみたい…。
なのでマイニングは主に中国やインドなど電気代安い国で盛んに行われています。
また、最近はマイニングの難度も上がっていて、数百万単位からでしかマイニングができなくなっています。
なので日本でビットコインを得るのであればマイニングではなく、bitbank.ccやbitFlyerなどの取引所で入手するほうが賢明といえますね。
僕はメインでbitbank.ccを使っています。

実際儲かるの?
そんなビットコインの採掘ですが、実際に儲かるのでしょうか?
結論からいうと、「稼げないわけではないが、割に合わない。」
といったとこですね。
ビットコインがまだまだマイナーだった時代は、競争相手も少なく、簡易的なパソコンでも十分に採掘できました。
しかし今となってはビットコインの価値は「1BTC=約12万円。」(2009年とかは0.09円とかでした)
普通のコンピューターでは太刀打ちできず、採掘しようと思ったら専用のコンピューターを入手しなければ勝ち目はありません。
しかし採掘専用のコンピューターとかなんて1台数百万とかしちゃうんです。
要は、昔はスコップで採掘できていたものが、今はブルドーザーじゃないと採掘できないみたいなもんですね。
さらに、さっきも言った通り日本は電気代が高く、「採掘できても結局赤字状態になってしまう」なんてことはよくあることです。
数百万の初期投資をしてビットコインを採掘できたはいいが、大した量はゲットできず、電気代でマイナス…。
どうですか?どう考えても割に合わないですよね?
なのでやはり、そこまで無理して新しいビットコインを採掘するくらいなら、すでに市場に流れているビットコインを「取引所」で購入するほうが圧倒的に効率的です。
100円とかの少額から始められて、口座開設も10秒ほどで終えられるので、やはりビットコインをゲットするなら取引所がおすすめですね。
どうしてもマイニングにこだわる人は、日本ではなく、中国やインドなどの電気代が安い国でやることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
今回はビットコインの採掘に関して解説してみました。
誰でもできますが、マイニングに関しては割に合わないことが多いです。
しかし、これだけマイナー(ビットコインを採掘する人)が増えてるということは、それだけビットコインが魅力的な産物だからでしょう。
難度も言いますが、今のうちに少額からでも触れておくことをおすすめします。
ではまた。
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