2017年に入ってからいろんな仮想通貨がメディアに取り上げられたりと、まさに仮想通貨元年のような流れになっていますね。
ビットコインを軸に新たな仮想通貨がどんどん開発されています。
では、あなたは”ライトコイン”という仮想通貨を知っていますか?
実はビットコインの次に古株ともいっていい仮想通貨なのですが、きっと単語くらいしか聞いた事がないぞって人も多いはず。
という事で、今回はビットコインの兄弟ともいえるようなライトコインに関して、
- そもそもライトコインとは?
- ビットコインとは何が違うの?
- どこで取引できるの?
といった内容を、誰でも「5分」で理解できるように解説してみました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ライトコインとは?
ライトコインとは仮想通貨の一つで、現在時価総額は4位に位置しているアルトコインのなかでも人気な通貨です。
運用が開始されたのは2011年の3月で、アルトコインの中ではかなり昔から取引されている通貨ですね。
ビットコインを元に作られた通貨なので、基本的な仕組みはビットコインとかなり似ています。
「そもそもビットコインの仕組みがイマイチよくわかっていないよー」という方は、まずこちらの記事を参考に基礎知識を身につけていただければ。
関連記事のIDを正しく入力してください”ビットコインが「金」ならばライトコインは「銀」を目指そう”といったコンセプトで広がってきたライトコイン。
ビットコインとの違いは後で詳しく説明しますが、「送金スピード」に長けた日常利用向けの通貨であり、また発行量も仮想通貨の中では一番多い通貨となっています。
関連記事のIDを正しく入力してくださいライトコインとは?について、以下の動画が分かりやすく1分ちょっとで説明してくれているので、良かったら見てみてください。
これまでの価格推移
2017年7月現在、ライトコインの価格は1LTC=約5000円前後を推移しています。
これまでの価格推移を見てみましょう。
引用:coingecko
色々調べると、「ライトコインは比較的安定した値動きをしている」なんて記事が結構多かったのですが、そんな事はありません。
というかむしろ上記の価格推移を見てもらえればわかる通り、長い期間でみると、ビットコインや他のアルトコインと比べて値動きは激しいです。
2013年に一度約5000円の最高値をつけたあと、数ヶ月で一気に100円代まで急降下。
その後、2017年に入ってビットコインやその他のアルトコインと同様に、また最高値まで急上昇しています。
確かに短い期間だけでみると、比較的400円前後を緩やかに推移している事が多かったのですが、長期間でみるとまた見え方が違いますね。
歴史を見る限りライトコインは中でもかなりハイリスクハイリターンな仮想通貨と言えるでしょう。
ビットコインとライトコインの違い
そんなライトコインですが、ビットコインとは何が違うのでしょう?
冒頭にも言った通り、ビットコインのソースコードを利用しているので基本的な仕組み(ブロックチェーンやP2P、マイニングなど)はビットコインとあまり変わりません。
関連記事のIDを正しく入力してくださいただ、ライトコインはビットコインとは少し違う特徴も持っているので、その違いをいくつか紹介しておきます。
始めにざっくり言っておくと、
- 明確な開発者が存在する
- トランザクションのスピード
- 埋蔵量
このあたりがビットコインとは違う部分になってきます。詳しく説明していきましょう。
明確な開発者が存在する
知っている人も多いと思いますが、ビットコインは「Satoshi Nakamoto(サトシ ナカモト)」という人物によって開発されたと言われていますが、実はその正体は不明です。
もちろん、本名かどうか分かりませんし、日本人なのか、男性なのかどうかも分かりません。もはや宇宙人レベルです(笑)
一方、ライトコインはビットコインとは違い、「明確な開発者」が存在します。
その名は「Charlie Lee」。
I just published “My Vision For SegWit And Lightning Networks On Litecoin And Bitcoin” https://t.co/lGOzDCxSrd
— Charlie Lee [LTC⚡] (@SatoshiLite) January 6, 2017
元googleのエンジニアだったようですね。
ちなみに主要な仮想通貨のなかで開発者が謎なのはビットコインくらいなもので、イーサリアムやリップルなども開発者や開発団体は特定されています。
関連記事のIDを正しく入力してください 関連記事のIDを正しく入力してくださいトランザクションのスピード
これがビットコインとライトコインのもっとも違う点でしょう。
トランザクションとは送金や決済などの「取引」の事を指します。つまり、ビットコインと比べてライトコインは取引スピードが早いんですね。
ビットコインの場合、最短で「10分に一つのブロックが作られる」ようになっていますが、ライトコインの場合は最短「2.5分に一つのブロックが作られる」ように設計されています。4倍ですね。
「ブロックが作られる事=取引完了」という事なので、ライトコインはビットコインよりも約4倍ほどの取引スピードを実現しているのです。
冒頭で話した通り、「送金スピードに長けた日常利用向けの通貨だよ」という意味がわかるかと思います。
というと、「じゃあライトコインの方がいいじゃん!」と思うかもしれませんが、一概にそうは言えません。
そうなんです。
なぜかというと、ブロックが早く作れることは、セキュリティの低下にも繋がってしまうからです。
実はビットコインのブロック生成に最短でも10分もかかってしまうのは、セキュリティ問題も考えているからこそなんですね。
ここでは詳しく話すのはやめておきますが、「ブロック生成が簡単(短時間)にできてしまう=セキュリティが弱い可能性がある」という事を覚えておきましょう。
埋蔵量
マイニング(採掘)によってブロックチェーンをが作られていき、健全な運用がなされているという事自体はビットコインと同じなのですが、そもそもの「埋蔵量」がビットコインとは違います。
関連記事のIDを正しく入力してくださいビットコインの埋蔵量は2100万BTCに対し、ライトコインの埋蔵量は8400万LTCです。4倍ですね。
ブロック生成スピードも4倍で、埋蔵量も4倍なので、ビットコインとライトコインのインフレ率は同じになります。
購入できる取引所
ライトコインはbitbankかコインチェックで取引する事ができます。
2017年7月現在、国内の取引所でライトコインを扱っているのはこの2社くらいです。
どちらでもいいとは思うのですが、個人的におすすめするのはやっぱりコインチェックですかねぇ。
とにかく使いやすくて、初心者にはおすすめです。その他いろんなアルトコインが取引できるのも魅力ですね。
あ、あと不正ログインになどに対しての保証を開始してくれたのもかなり嬉しいところですね。←実際かなり重要。
参考:国内初、ユーザーアカウントへの「不正ログインにかかる損失」を最大100万円まで補償。取引所Coincheckにおける「なりすまし」補償を開始
安心してライトコインやビットコイン、その他アルトコインを取引したいのであれば、やはりコインチェックさんがおすすめです。
アカウント開設も一瞬でできるのでよければどうぞ。
関連記事のIDを正しく入力してくださいまとめ
今回はライトコインとは?に関して解説してみました。
最後にもう一度ライトコインに関して簡単にまとめておくと、
- アルトコインの中では古株
- 基本的な仕組みはビットコインとかなり似ている
- 価格変動は他の仮想通貨同様に(むしろ他の通貨より)、大きい
- ビットコインと比べてトランザクションが早く、日常生活向けのコイン
- セキュリティはちょっと疑問
- ライトコインを購入するなら保証もある大手のコインチェックがおすすめ
こんなかんじですね。
確かにセキュリティは少し気になるところですが、ビットコインよりもスピーディに送金できるところなど、これからどんどん普及していく可能性が感じられます。
興味ある人はぜひ今のうちに保有しておきましょう。