”ライトコイン”はビットコインとしばしば比べられる、歴史のあるアルトコインです。
多くの仮想通貨が登場する中、ライトコインは常に高い人気を誇ってきました。
きっとすでにライトコインを保有している方も多いのではないでしょうか。
となるとやはり、「今後ライトコインの未来はどうなるのか?」気になるところですよね?
そこで今回はライトコインの今後がどうなるのか?ライトコインの特徴やここまでの歴史を踏まえたうえ、「2017年最新版」で予想・考察してみました。
すでにライトコインを保有している人や、これからライトコインを買おうか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそもライトコインとは?
ライトコインは2011年の3月から運用が開始された仮想通貨で、数あるアルトコインの中でも歴史に長い仮想通貨です。
2017年12月4日現在、時価総額は約55億ドルで「第8位」に位置しています。多少変動はありますが、昔から安定して常に時価総額Top10にランクインしていますね。
ビットコインを元に作られた仮想通貨なので、基本的な仕組みはほとんどビットコインと同じです。
ビットコインの仕組みがまだよく分からないよーって人は以下の記事を参考にしてください。

「ビットコインが金ならライトコインは銀」なんて言われていて、この二つの通貨は兄弟みたいなもんですね。
じゃあ、ライトコインはビットコインと比べて何が違い、どんな特徴があるのでしょうか?
大きく分けるとその特徴は3つで、
- 明確な開発者が存在する
- トランザクションのスピード(取引スピード)
- 埋蔵量
って感じです。
↓表にまとめるとこんな感じ
通貨名 | 開発者 | 取引スピード | 埋蔵量 |
---|---|---|---|
ビットコイン | 謎(サトシナカモト) | 10分 | 2100万BTC |
ライトコイン | Charlie Lee | 2.5分 | 8400万LTC |
まあ、知っておくべき一番の特徴はやはり取引スピードが早い事。
取引スピードが早いということは、ビットコインと比べてかなり実用性が高い通貨ということです。
最低限これだけは覚えておきましょう。
ここまでの内容をまとめると、
- ライトコインはビットコインとかなり似ている兄弟みたいな通貨
- 開発者は元Googleエンジニアである「Charlie・Lee(チャーリー・リー)」
- ビットコインと比べると取引スピードが早いので、実用性に長けた通貨
って感じです。
もっと詳しく知りたい人は以下の記事でどうぞ。

どこで入手できる?
2017年12月現在、ライトコインは、ビットフライヤー、ビットバンク、GMOコインなどの国内取引所で入手することができます。
昔はコインチェックとビットバンクでしか買えませんでしたが、いろんな取引所がどんどん取り扱いを開始しましたね。
初心者の方は、国内最大手でもありアプリで簡単に購入できるビットフライヤーがいいでしょう。
僕もここでライトコインを購入しています。
ライトコインのこれまでの価格推移
ライトコインが今度どうなるのか?を予想するためにも、まずはこれまでの動きを確認しましょう。
未来を知るためには過去のことを知っておくことはマストですからね。
以下、ライトコインの時価総額と価格の全期間推移です。
見て分かる通り、2013年末あたりのに一度価格の急上昇があり、そのあとはしばらく横ばい、そして2017年4月以降から価格が爆発的に伸びています。
2013年末の価格高騰理由
2013年の急上昇は「キプロス危機」が原因でした。
当時キプロスは財政破綻寸前の状態にあったため、法廷通貨に対しての信用がほぼ0のような状態でした。
そこで、国民は自分の資産をビットコインやライトコインなどの仮想通貨に移したため、このように急上昇したのです。
この事から仮想通貨は、経済がリスクオンの方向に動いた時に急上昇する可能性があると考えられますね。
この時ライトコインは「一時1LTC=5000円」を越えました。
今となってはビットコイン、ライトコインの他にもビットコインキャッシュやイーサリアム、ダッシュなど多くのアルトコインがありますが、当時はビットコインを除くと、歴史のある仮想通貨と言えばライトコインでした。
だからこのキプロス危機の時はビットコインとライトコインが爆上げしたんですね。
2017年4月以降の価格高騰理由
2017年4月以降はまさに価格がうなぎのぼりです。
全ての上昇理由を追うのは大変なので、主要理由と思われる要因を挙げておきます。
- SegWitの導入
- ライトニング・ネットワークに成功
- アトミックスワップに成功
- ウォレット会社「BitGo」社との提携
大きな要因は以上4つですね。
[aside type=”normal”]用語説明!【segwitとは?】
→segwitとは、取引スピードを向上させるため一つの方法。ライトニングネットワークを実装するためにも必要。
【ライトニングネットワークとは?】
→少額支払い、手数料削減を実現させ、ビットコインのスケーラビリティ問題を解決するための技術。
【アトミックスワップとは?】
→種類の異なる仮想通貨同士の交換を行うことができるようになる技術
(例)
※アトミックスワップ無しの場合
「ETH→BTC(JPY)→LTC」
※アトミックスワップ有りの場合
「ETH→LTC」
I just published “My Vision For SegWit And Lightning Networks On Litecoin And Bitcoin” https://t.co/lGOzDCxSrd
— Charlie Lee [LTC⚡] (@SatoshiLite) January 6, 2017
これらが後押しになって2017年4月以降、ライトコインは価格を爆上げさせています。
ちなみに開発者の「チャーリー・リー」のツイートはライトコインの価格に大きな影響を与えるので、フォロー必須ですよ。
ライトコインの今後を予想してみよう
では、ここまでの経緯を基に、今後ライトコインはどうなっていくのか?を予想、考察していきます。
価格がいくらになるのか?を予想するのは正直無理なので(もちろん、上昇していくとは思いますが)、今後ライトコインの価格に影響を与えるであろう要素を、
- 上昇させる要素
- 不安材料
に分けて解説していこうと思います。
今後ライトコインの価格が上昇する要素
ライトコインの価格が上昇する要素としては、
- ビットコインの普及
- 取り扱い取引所の増大
- 決済手段としての浸透
- 大企業との提携
などが挙げられると思います。
まず、ライトコインはビットコインを補填するような仮想通貨なので、ビットコインが普及していくことは=ライトコインの普及にも繋がると考えれられます。
なので、ビットコインの価格が上昇していくことや、決済手段として浸透してくことは、ライトコインの価値上昇にいい影響を与えるでしょう。
もしZaifがライトコインの取り扱いを始めたら、価格上昇に繋がるかもしれません。
他にはライトコインはさっきも言った通り、segwitやライトニングネットワーク、アトミックスワップなどの導入に成功しています。
なので、これから決済手段としても浸透していきやすい状態になっています。
「ライトコインは便利に決済できる」ということが世間に浸透していけば、価値も上昇していくことでしょう。
もちろん、「BITGO」との提携の時のように、大企業との提携が発表されれば、さらに大きく価格を上昇させるかもしれませんね。
ライトコインの不安材料
一方、ライトコインの不安材料としては、
- セキュリティ面
- チャーリー・リーに依存している
と言ったあたりですかね。
ビットコインの場合、最短で「10分に一つのブロックが作られる」ようになっていますが、ライトコインの場合は最短「2.5分に一つのブロックが作られる」ように設計されています。4倍ですね。
だからライトコインは「早い取引」を実現できているんですが、「ブロックが早く作られることは=セキュリティの低下に繋がる可能性」も否めません。
そもそも「なんでビットコインのブロック生成=取引が最短10分もかかるの?」って疑問に思っていた人も少なくないんじゃないでしょうか?
詳しい説明は省きますが、実はセキュリティを高めるためにはある程度のブロック生成時間が必要なんです。
だからビットコインは闇雲にブロック生成時間を伸ばしている訳ではないということなんすよ。
一方、ライトコインはスピーディな取引が便利ではありますが、その分セキュリティ面に不安があると言われています。
また、開発者のチャーリー・リーが高いモチベーションで現在も開発を進めている訳ですが(Coinbase社を辞任し開発に専念してるくらい笑)、逆に「チャーリー・リーが何かしらの理由で開発をやめてしまったら…」という懸念があるのも事実ですね。
個人的な結論
「で、結局どうなん?」
「ライトコインは買いなの?」
そう感じている人も多いでしょう。
ここからは完全に僕の個人的な考えなんですが、ライトコインはガチホールドでもいいと思っています。
というか、ビットコイン含め、主要アルトコインはガチホールドでいいと思うんですよね。
仮想通貨はまだまだこれからですし。
こちらにも詳しく買いていますが、現状の相場的にみても、初心者はとりあえず買って放置でまだまだ稼げます。
ちょっとした下落で手放してしまって、その後一気に上昇して「あああの時売らなければ…」というのは仮想通貨投資のあるあるです。

日本で一番仮想通貨に詳しいであろう大石さんも言っています。笑
ビットコイン投資のやりがちな4つの失敗(ボビー・リー)
1.買うのをためらっている
2.十分な数を買わない
3.ちょっと上がった後すぐ売ってしまう
4.暴落時に手放す— ビッグストーンだよ! (@bigstonebtc) November 6, 2017
まあ、ポジショントークには惑わされないように、長期保有しておくのが一番無難でしょう。
まだライトコインを購入していない人は、割安で購入できるビットバンクがおすすめですよ。

もし初めて仮想通貨を購入するという人だったら、ビットフライヤーがいいかもしれません。ビットバンクよりは多少割高ですが、アプリなどがとっても使いやすいので初心者の方にはおすすめです。
【ビットフライヤー】口座開設から入金、ビットコイン購入方法まとめ
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ライトコインの特徴を解説しながら、今後を予想してみました。
個人的にはライトコインはかなり可能性が見込める仮想通貨だと思っています。
賛同できる人は、今のうちからちょっとでも保有してみてはどうでしょうか?
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