今話題の仮想通貨投資。
ニュースでも話題になっていますよね。
ビットコインをはじめとした、イーサリアムやリップル、ネムなどのアルトコイン。

種類は小さい規模も合わせると「1000種類以上」あります。
仮想通貨投資をこれから始めたいなぁ。なんて人もいるかもしれません。
それに当たって、
「投資するに当たってリスクはないの?」
「リスクが大きそうでちょっと始めるのが怖い」
なんてこと考えたことありませんか?
結論から言うと、リスクは当然あります。ただ、リスク以上のメリットの方が大きいです。
そこで、今回は仮想通貨投資の問題点を6つの項目に分けて解説しました。
もちろん対処方法も解説しています。
問題点を正しく認識することで、正しい行動、選択、リスクヘッジができるはずです。
全く無知識なあなたも、分かっているようで分かっていないあなたも、必見ですよ。
目次
そもそも仮想通貨自体に問題点はないのか?
まず仮想通貨を始める前に、そもそも仮想通貨というもの自体に問題点はないのでしょうか?
よく言われるのが、「仮想通貨は、発行元がなく国家もその価値を保証してくれていないので何が起きても自己責任」という点です。
また、全てサーバー管理になりますのでハッキングされてしまうという点もあります。
安全面が確定されてないというところですね。
あとはまだ現状、仮想通貨は投資(投機)としての使い方しか広まっていなく、決済手段としてはまだまだ普及率が低いというところや(仮想通貨を持って行ってもお店などで使用できないなんてことはよくあることですね)、法整備が行き届いていないこともありマネーロンダリングに利用されやすいといった点も挙げられます。
総括すると「安全性」と「決済手段としての定着」といったところでしょうか。
ただ、「発行元がないからこそ安全でやすい送金が実現される」わけですし、ハッキングなどに関してもウォレットを利用して自分でしっかり管理すれば良いだけのこと。
決済手段としての浸透や法整備に関しての問題などは時間が解決してくれると考えています。
つまり問題が全くないわけではないのですが、新しいものをこぞって批判したがる人たちの意見をそのまま飲み込んでしまうのは逆に危険だと僕は思っています。
まずは、仮想通貨とはそもそもなんなのか?という本質をしっかり理解しておくことが大切ですね。
以下の記事に仮想通貨、ビットコインに関して僕の知識をまとめてあるので参考にしてみてください。


仮想通貨に投資をする際の6つのリスク
では次は、仮想通貨に投資をする際、僕たち投資家側が知っておかなければならないリスクを紹介していきます。
- 価格変動が大きい
- 取引所の破綻やハッキング
- マイナーなコインは消える可能性も
- ネット環境に依存
- 法整備が整っていない
- 中央機関が存在しない
といった感じですね。
すでに仮想通貨に投資している人、これから仮想通貨に投資しようと考えている人は確実に抑えておきましょう。

1. 価格変動が大きい
仮想通貨のまず挙げなければいけないリスクとしまして「価格変動が大きい」という点があります。
1日に10%〜20%ほどの乱高下を起こすこともしばしば。
単純にビットコイン関連のニュースが多く流れることや技術的なリスク、アップデートなどが行われたりすると価格は大きく変動します。
また、まだまだ市場参加者が少ない世界ですから大きめの資金が流れると簡単に価格が変動して今うのです。
対処法
- 正しい情報をいち早く入手する
- 少額から長期的に保有する
- 余裕資金で分散投資する
簡単なことですが、この3つを気にしましょう。
あくまで投資です。
正しい情報を読み取るのは当然必要なスキル。
また、投資は「余剰資金で長期的に行え」
これってよく言われていることですよね。
仮想通貨投資も全く同じことが言えます。
価格変動の対応策に関してもっと詳しく知りたい人は以下の記事からどうぞ!
【初心者必見】ビットコインの価格変動が大きい7つの理由と対処法
ビットコイン投資に挑戦したい方はこちら!
2. 取引所の破綻やハッキング
次に紹介するのは取引所のハッキングや、破綻の問題についてです。
つい最近「Bithumb」からビットコインが盗まれた。とニュースで話題になりました。
参考:The Hacker News
【韓国最大の取引所】Bithumb(ビッサム)が色々スゴすぎる件について
韓国最大の仮想通貨の取引所です。ここから約100万ドルの仮想通貨が盗まれてしまったのとのことです。
仮想通貨自体のシステムがハッキングされるという事例は少ないですが取引所がハッキングされてしまうケースや、取引所が破綻してしまって仮想通貨が取り出せなくなってしまうケースは存在しています。
ただ、「仮想通貨自体がハッキングされてしまう」という事例は出てきていません。
仮想通貨はもともとかなりセキュリティが高い作りになっているので、ほとんどの場合はは取引所が狙われてしまうパターンですね。
ここで被害にあって預けていた取引所が破綻してしまうと、取り出すことができなくなってしまうので注意が必要です。
日本でも有名な”マウントゴックス事件などハッキングされてしまうケースがありましたが、その件以降日本の取引所では、大きな被害はなくなっています。
引用:仮想通貨の教科書
また、個人で保管をしている時にハッキングされてしまう可能性もあります。
個人で保管する場合は必ずセキュリティを万全にしておく必要があります。
対処法
- 安全な取引所を選ぶ
- 仮想通貨を取引所に置きっぱなしにしない
- 2段階認証設定を行う
- ハードウェアウォレットを使用する
安全な取引所を選ぶ点においては、bitbank.ccが僕の一押しです。
初心者はここで間違いなし。
取引所についてはこちらを参考にしてくだい。

ただ、取引所はあくまで取引を行う場所であって、保管をする場所ではありません。
なので、保管・管理面においては個人で管理することをおすすめしています。
取引所に仮想通貨の置きっ放し状態を避け、二段階認証の徹底。
基本的に大きなお金を保有しているときはコールドウォレットを使いましょう!
例えばトレザーなどのハードウェアウォレットがオススメです。[amazonjs asin=”B00R6MKDDE” locale=”JP” title=”ビットコインウォレットTREZOR(トレザー) (ブラック)”]
詳しくはこちらで解説しています。
【徹底解説】仮想通貨ウォレットとは〜移行方法までを網羅的に解説
少しでもリスクを抑え投資を行なってください。
3. マイナーなコインは消える可能性も
消えるというと誤解される言い方になってしまいますが、現在coinmarketcapによると、仮想通貨は規模が小さいものも合わせると、冒頭でも解説した通り「1000種類以上」あるんですね。
中にはほとんど取引量がなく価値も無に等しい=実質消えてしまっているようなコインも多いのです。
あまりにマイナー通貨への投資は確かにハイリターンの可能性がありますが、それ以上にリスクが大きいと考えられます。
マイナーな通貨へ投資したいのであればBinanceへ投資した方が賢いでしょう。
また、これから上場する通貨、いわゆるICOへの投資も当たりを引けば大きなリターンが得られる一方、詐欺が横行してるのも事実。

ICO投資は慎重に行いたいものです。

対処法
- アルトコインは国内取引所が扱っている銘柄から購入する
- 知識がない人間はICOへの投資はしない
- どちらにせよ余裕資金で行う
どうしてもICOに投資したい人は、COMSAなんかがおすすめですよ。
とても期待できるICOプラットフォームです。
詳しくは以下の記事に書いてあります。

4. ネット環境に依存
次に考えられるリスクとしてネット環境に依存している点です。
そもそも仮想通貨はインターネット上のシステムですから、インターネット環境が無いと管理することができません。
ネット環境にバグが出ると使えなくなったり、取引が一時的に難航することも考えられます。
もちろん、スマホやPCも必須になります。
言われてみればって感じですが、見落としがちなところカモですね。日本に住んでいたらあんまり考えないところですよねー。
ただ、発展途上国だと、逆に銀行口座を持っている人よりスマホ持っている人が多い場合があったりするんで、実際デメリットなのか?って感じもします。
対処法
- ネットワーク環境を整えること
- スマホを持つこと(笑)
これは当たり前ですよね。笑
仮想通貨は媒体の無いネットワーク上のシステムですから、ネット環境のインフラが整ってないと、そもそも仮想通貨を取引することができません。
なので、ネットワーク環境を整えることで全て解決です。
ただ、世界各国の政府が「インターネット接続遮断」を実行する可能性が出ています。
インターネット接続遮断による2015の損害総額は、24億ドルにものぼると推定されています。
インターネットの接続遮断が行われる理由は多々ありますが、ビットコインを始めとする仮想通貨の取引にはネットワーク環境が必須。
もし国がインターネットの規制を行うようになれば、規制がかかっていない国に逃げてください。笑
5. 法整備が整っていない
仮想通貨自体の問題でも触れましたが、これは僕たち投資家側にとってのリスクにもなります。
まず、仮想通貨は政府や日本でいう中央銀行などが正式に認めた貨幣ではないので盗まれようが、間違えて送金しようが、何が起きても国は保証してくれません。
あくまで、「自己責任」ということになりますね。
また、仮想通貨は税金の扱いも問題点として取り上げられています。
現状、仮想通貨で得た利益は譲渡所得になるのか雑所得になるのかは税務署や税理士によって判断が分かれているので、法律で整備されることが求められているのです。
自分の勝手な判断だと、知らない間に脱税してたなんてことにもなり兼ねません。
対処法
- 個人でもしっかり知識をつけること
- 勝手な判断をしないで専門家に聞くこと!
「仮想通貨法」という法律が2016年5月25日に可決されています。
また、2017年4月には「改正資金決済法」が試行されています。
このような法律が今後どんどん導入されてきていくでしょう。
それくらい、仮想通貨は注目されているのです。
ただ、まだまだ法設備が整っているわけではありません。
ですから、しっかり専門家などに確認を取るようにしましょう!
また、うっかり脱税ってことになってしまわないようにこちらの記事を読み込みましょう!
【2018年最新】5分でわかるビットコイン(仮想通貨)の税金・節税対策
6. 中央機関が存在しない
最後は、これまた仮想通貨自体の問題点でも言いましたが、中央機関が無いということ。
簡単に説明すると、中央銀行が無い!!
ってことですね。
日本の通貨は全て日本銀行が発行し管理されています。
しかし仮想通貨には管理する機関がないんです。
つまり考えられる問題点とすると、国や中央銀行が管理する法定通貨とは異るので、仮想通貨は一定のプログラミングスキルのある人であれば誰でも発行ができてしまいます。
だからこそICOでみられるように、詐欺通貨のようなものが横行しているんですね…。

対処法
- 銀行の倒産リスクがない
- 国家の機関に頼らず、自由に経済活動ができる
- 両替の概念がなくなるので取引に国境が関係なくなる!
これは仮想通貨自体の性質なので、僕らが何かできるわけではありませんが、中央機関がないからこそ、早く安い送金が可能になったり、国家に頼らずに自分たちで自由な経済を作り上げていくことができます。
仮想通貨の登場は今までの「お金」ではできなかったことができるようになっているのです。

また、仮想通貨の世界は、最初から誰も信用する必要はありません。
信用できるのは目の前にある数字と自分だけになります。
なので全て個人で管理することをオススメします。
結局投資すべき?しないべき?
仮想通貨についてこれまでリスクを紹介してきました。
じゃあ、結局仮想通貨に投資するべきなの?リスクもあるからしないべきなの?
結局ここですよね。
結論を言ってしまえば「仮想通貨は始めるべき」です。
もちろんそれなりのリスクは生じますが、すべて紹介したように全てのリスクに対処法がありますし、ここまでくると仮想通貨が広まっていくのはもはや必須。止められません。
日本においては仮想通貨に対する注目は年々上がってきていて政府でも法律が可決されるぐらいなのですしね。ビットコインの取引量も世界トップなのです。
参考:cryptocompare
立派なビットコイン大国です。(笑)
また、セキュリティに関しても自分でしっかり管理すればいいだけのこと。
結局は、「リスク以上のメリットがある」ということです。
思い出してもらえればわかると思いますが、スマホやインターネットの普及の時もそうでした。
最初は非難がありましたが、今では欠かせないものになっています。
仮想通貨はそれらよりもこの世界に革命をもたらす可能性を秘めています。
これから仮想通貨はもっと注目を浴びるでしょう。
こんなチャンスは逃すべきではない。僕はそう思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回仮想通貨投資におけるリスクと対処法を解説しました。
以外と知らなかったことも多かったのでは?
しっかり理解して、仮想通貨投資へ臨んでいただければと思います。