2017年は「仮想通貨元年」と言われました。
仮想通貨の盛り上がりと共に今年急激に市場規模を伸ばしているのが、「ICO」です。
しかし、まだまだ日本のICO市場は海外に比べて小さいのが現状です。
ICOって言葉は知ってるけど、日本のICO事情って実際どうなの?
って思う人もいますよね。
そこで今回は、
- 日本発のICOはなにがあるのか?
- ICO案件を探せる「日本」のサイトはあるのか?
- これから日本でもっと流行るのか?
などなどを解説していきます。
結論からいうと、2018年は日本でどんどんICOが行われていくと予想されます。
なので、これからICOに投資してみようかなって考えている人は、今のうちに日本のICO事情をしっかりと理解しておきましょう。
それではどうぞ〜。
目次
ICOとは?
ICOとは、「Initial Coin Offering」の略で、主にビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を利用して資金調達する方法のことを言います。

ICOは2017年に入ってから一気にその市場規模を伸ばしていて、今日本でも世界でも流行りつつあります。
なんと2017年10月には、25億ドル(約2,800億円)を突破しています。
引用:coindesk.com
上昇の仕方がハンパないですね。
ICOの特徴は、
- 企業側は、独自の仮想通貨(=トークン)を発行して資金調達ができる
- 投資家側は、仮想通貨を使ってそのトークンを安い値段で購入することができる
って感じです。
僕たちが参加するとしたら投資家側ですね。

ただ、ICOに参加したいと思ったらまずは仮想通貨を購入しておかないといけないので、まだ仮想通貨を買ったことがない人は先に買っておきましょう。
ほとんどのICOはビットコイン、イーサリアムで参加を受け付けているので、そのあたりの通貨を購入しておけば間違いありません。
ちなみに、僕のおすすめの仮想通貨取引所は、ビットフライヤーとZaifです。
ただ、投資をする前に、ICOのメリットとデメリットを頭に入れておきましょう。
メリット
- 当たれば超でかい
- ICOが盛り上がれば仮想通貨の価格も上がる
ICOで成功した例で有名なのは、イーサリアム。
あのホリエモンもイーサリアムでかなりの利益をあげているようです。

デメリット
- ハイリスク(当たる案件を選ぶのが難しい)
- 詐欺案件が多い(法整備が整っていない)
- 株式と違って発言権がない
ICOはまだ法整備が整っていないので、案件の中にはプロジェクトがちゃんとしていない詐欺案件と呼ばれるものが多いです。
ICO案件自体が腐るほどあるので、詐欺案件かどうかを見極めるのも初心者にとっては難しいと思います。
ちょっと怖いなと思う人はやめておきましょう。
無難にビットコインやイーサリアムを保有するのがいいと思います。
ICOの情報が見れるサイト
ICOの情報や案件がどこで見れるのか、サイトをまとめておきます。
今回は、日本のサイトと海外のサイトを分けて紹介しますね。
ちなみに以下の記事では、それぞれのサイトの特徴を詳しく解説しているので良ければ見てみてください。

日本のサイト
日本のサイトでICOの情報を発信しているものはこちら。
また、ICOの案件や一覧などが見れるサイトはこちら。
海外のサイト
海外のサイトでICOの情報を発信しているものはこちら。
また、ICOの案件や一覧などが見れるサイトはこちら。
日本発のICOを紹介
ICOって日本国内で流行ってんの?
日本発のICOってなにがあんの?
そんな疑問を持つ人も多いでしょう。
なので、ここで日本発のICOを3つ紹介します。
ALIS
引用:alismedia.jp
【ICO実施期間:2017年9月1日〜9月29日】
【資金調達額:約4.3億円】
【購入できる取引所:coinexchange】
ALISとは、ブロックチェーン技術を基盤にして信頼性の高いソーシャルメディアの開発を目指すスタートアップ企業です。
ICOで何をしているかというと、ブロックチェーンを使って、ページビュー(PV)以外でのメディアのマネタイズを目指すソーシャルメディアプラットフォームを開発しています。
どういうことかというと、良質な記事を書く人とそれを見つけ出す読者に対して報酬を支払うというものです。
執筆者が記事を書いてALISのメディア上に公開すると、その記事を読んで気に入った人が「いいね」を押します。
「いいね」を多く集めた記事により多くのトークンが支払われ、また良質な記事をいち早く見つけて「いいね」を押した人に対してもトークンが支払われます。
トークンの分配は、執筆者にとっては多くの読者の評価を得る良質な記事を書き、読者にとっても良質な記事を見つけ出す動機づけとなるのです。
そして、ALISの企業価値が高まれば、執筆者と読者が受け取るトークンの価格も上昇するということです。
このスタートアップ企業ALISは、2017年9月1日にICOを開始し、たった4分で1億円調達しました。
参照:4分で1億円調達! 国内ベンチャーが明かす「ICO」成功の5つのポイント
これから注目の企業ですね。
QASH
引用:liquid.plus
【ICO期間:2107年11月6日〜11月9日】
【資金調達額:約124億円】
【購入できる取引所:Liquid】
これは、仮想通貨取引所を運営しているLiquidが11月6日に開始した大型ICOです。
このICOで調達した資金は、
- QUOINEが今後開発する仮想通貨取引所や機関投資家向けのプラットフォームの開発
- QASHブロックチェーンの開発
- 流動性確保のために仮想通貨取引所に置く前払い金
などに使うそうです。
難しいですね。へーそうなんだくらいで大丈夫です。笑
QASHは、金融庁登録の仮想通貨交換業者として世界で初めて法令に遵守した形で実施するICOです。
このICOは人気すぎて、なんと3日間で終了笑
そのまま11月21日にはLiquidに上場し、その後HuobiやBitfinexなどの海外取引所にも上場しました。
国内のICOでは一番と言ってもいい成功例でしょう。
今後の価格変動にも注目です。
COMSA
引用:COMSA
【ICO期間:2017年10月2日〜11月6日】
【資金調達額:約109億円】
【購入できる取引所:Zaif】
最後は、一番認知度も高いであろう「COMSA」です。
これは聞いたことがある人もいると思いますが、テックビューロが開発したICO向けプラットフォームになります。
ホリエモンが注目していたことでも知名度がぐんっと上がりましたね。
ついに日本でも本格的なICO時代が到来しそうです。
日本の仮想通貨法を武器とした資金調達のICOプラットフォーム「COMSA」をテックビューロが発表 (TechCrunch Japan) – https://t.co/TMiTWLbUiz— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2017年8月3日
詳しくはこちらで解説しています。

COMSAは、COMSAトークン(CMSと言います)を買ってCOMSAに登録している企業のICOにトークンを交換することができます。
COMSAに登録しているICOも100%安全というわけではありませんが、よくわからないICOに投資するよりはよっぽど可能性があると思います。
また、CMSそのものの値上がりを狙ってもいいでしょう。というか、現状はこっち狙いの人が大半かな?
実際2017年11月末には仮想通貨取引所Zaifに上場し、一時はプレセール期間の約5倍ほどの価格にもなっていましたね。
今は価格が落ち着いていますが、今後上昇する可能性は全然あるでしょう。
僕はプレセールから参加していましたが、しばらくはガチホしようと考えています。
今後日本でICOは流行るのか?
ぶっちゃけ、日本は海外に比べてまだICOの市場規模がそこまで大きくありません。
実際、ALISに投資した投資家もほとんどが外国ユーザーだそうです。
だけど、これから法整備などがちゃんとしていけば日本ユーザーも増え、もっとICOが流行っていくと思います。
11月に入ってビットコインは1BTC=80万円を突破しています。
これからもっと仮想通貨が流行っていく中で、それを利用したサービスが流行らないわけがないです。
余裕資金がある人やICOに興味がある人は、今のうちに投資をしてみましょう。
僕が注目しているICOはこちらで紹介しています。ぜひ参考にどうぞ。

また、ICOだけじゃなく、仮想通貨自体に投資するのもありです。
ICOいいよ!ってすすめていますが、まだまだハイリスクなのが現状です。
初心者にはあまりおすすめしません。
投資してみたいよーって人はまず仮想通貨から始めてみた方がいいです。
ビットコインや主要アルトコインへの投資も考えてみてください。

まとめ
いかがでしたか?
今回は、日本でのICO事情を解説しました。
すでに徐々に盛り上がりを見せているICOですが、これからもっと流行っていきます。
今のうちにICOに目をつけて投資しようと考えているあなたは、先見性があります。
ぜひ、少額からでも投資をしてみましょう。