11月に入ってビットコインの価格は過去最高値を更新し、今も80万円台にいますね。
価格だけを見ても他のアルトコインとは比べものにならないくらいぶっちぎってます。
そんな上昇を続けるビットコインを見てると、
ビットコインの価格って将来いくらくらいまで上がるんだろう。
今後も上昇を続けるの?これから下落していくってことはないの?
って疑問を抱く人も多いでしょう。
実際のところ将来いくらになるのか、それは誰にも分かりませんが、将来のビットコインの価格についていろいろな予想があります。
そこで、今回は、ビットコインの将来の価格を予想して紹介しようと思います。
- ビットコインのメリットとは
- ビットコインの価格が上がる要因
- もしくは下がる要因
- 著名人による価格予想
- 最後に僕の予想
など、今後のビットコインについて気になることをまとめました。
予想なので当たるかは分かりませんが、ビットコインを買おうと思っている人はぜひ参考にしてください。
目次
今までのビットコインの価格推移を見てみよう
2009年から2017年11月現在までのビットコインの価格推移はこんな感じ↓。
2010年に実際の店舗(ピザ屋)で初めてビットコイン決済が行われた時の値段は1BTC=0.2円ほどでした。
それから7年の時を経て、現在の値段は1BTC=約80万円。
400万倍です!!
ものすごい上昇っぷりですね。
特に今年2017年になってからは、一気に価格が上昇しました。
これがここ1年間のビットコインの価格推移です↓。
小さな下げは何回もありますが、それでも価格は右肩下がりになっていますね。

どうしてこんなにもビットコインの価格が上がり続けるのか、ビットコインについてよく知らない人には不思議ですよね。
そんなあなたのために、ビットコインの価格予想の前にビットコインの強み、メリットを簡単に説明しましょう。
ビットコインの強み、メリット
ビットコインの主なメリットは以下の4つ。
- ブロックチェーンという技術
- 非中央集権の安全資産
- 第3者を介さないP2P送金
- 仮想通貨の基軸通貨であること

ブロックチェーンという技術
ブロックチェーンでは、みんなの資産(ビットコイン)をみんなで監視、管理しているので、セキュリティが神。
詳しい説明はここでは省きますが、その特徴は、「消せない、改ざんできない、盗めない、そして誰にも止められない」というものです。
めちゃくちゃ画期的な技術です。

そして、ブロックチェーンはビットコインだけでなく、その他の様々なところで使われていて、これからはもっと日常に浸透していくでしょう。

非中央集権の安全資産
法定通貨(日本では「円」)は、国が保証しているからこそ価値があります。
一方、ビットコインにはそのような発行体がなく、管理している組織もありません。
その代わりに、ビットコインを持っている人みんなで管理し合っています。
円やドルなどの法定通貨は国や中央銀行が万が一潰れたら価値がなくなってしまいますが、ビットコインは管理主体がないのでみんなが価値を感じ続ける限りは価値が無くなりません。
日本に住んでいると、円への信頼がとても厚いのでなかなか実感が沸かないかもしれませんが、自国の通貨への信頼がなく、他国の通貨やビットコインで自分の資産を保有している人は世界中に数多くいるのです。
第3者を介さないP2P送金
あなたは普段お金を友達に送金する場合、銀行振込をしますよね。
その時、銀行という第3者を介すために手数料を取られます。
また、例えば日本からアメリカに送金するときは、円をドルにして送金します。
なので、換金時にも手数料が取られるため、海外送金は手数料がとっても高くなります。
しかも送金完了までに1週間くらいかかってしまいます。
たとえば、50万円をドルに替えて日本の大手銀行から米国に送金すると、送金手数料6,000円、為替マージン5,000円、受取手数料1,000円程度がかかって合計12,000円引かれるようなことになります。
でもビットコインの送金なら送金手数料は安いし、時間も最短で10分程で完了しちゃいます。(最近はトランザクションや様々な事情で送金スピードが遅いときもあります。)
ちなみにBITPOINTやGMOコインでは送金手数料が無料でビットコインを送金できちゃいます。
【検証】ビットコインを送金してみた。手数料や時間はいかに!?
仮想通貨の基軸通貨であること
最後のメリットは、ビットコインが仮想通貨の基軸通貨であるということです。
下の図を見ても分かるようにビットコインは時価総額で常にトップ。
ビットコインが他のアルトコインと比べた時の一番の強みは、やはりこの認知度でしょう。
何かよく分からないけど、ビットコインという名前だけ知っている人も多いと思います。
よく知られている、人気がある、ということ自体がビットコインの強みと言えますね。
また、取引所でアルトコインを購入する際も、日本円じゃなくビットコインでも購入することができます。
アルトコインでアルトコインを購入できる取引所はあまりありません。(海外の取引所では稀にイーサリアムで他のアルトコインを購入することもできますが)
やはりビットコインは仮想通貨界の基軸通貨なのです。

価格が上がる要因
それでは、今後ビットコインの価格が上がる要因を説明します。
僕が考える上昇要因は、以下の6つ。
- メディアへの露出増
- コイン枚数に上限がある
- 利用機会とユーザーの増加
- 海外送金需要の高まり
- 世界中での政治不安
- スマホの普及
ただし、これは短期的な価格変動の要因ではなく、長期的に見たときに考えられる要因です。
メディアへの露出増
シンプルにメディアへ取り上げられる回数が増えれば(ポジティブなニュースで)ビットコインいいじゃん!って思う人が増えて、買う人が多くなるので価格は上昇します。
最近だとCMEにビットコイン先物が上場する予定っていうニュースがありました。
参照:ビットコイン先物、米CMEが年内に上場へ-CBOEの計画意識か
このニュースを受けてビットコイン価格は上昇し、過去最高値を更新しました。
これは、短期的な上昇でもありますが、積み重なれば長期的に上昇していきますね。
コイン枚数に上限がある
コイン枚数に上限があるということは無限にビットコインが生まれる訳ではないということです。
ビットコインは金と同じように世界中に存在する量が決まっているので、今後需要が高まっていけば確実に1ビットコインの価値は高まります。

ただ、これは上昇する原因でもありますが、ビットコインが上限に達した瞬間にマイニングインセンティブがなくなるので、マイナーがやる気をなくしマイニングされずらくなると価格下落って可能性もあります。
利用機会とユーザーの増加
2017年になってビットコインの価格が一気に上昇するとともに、日本国内でビットコインが使えるお店が増えてきました。
などがありますね。
以下の記事でビットコインが使えるお店をまとめてみたので、知りたい人はぜひ見てみてください。

海外送金需要の高まり
さっきも説明したようにビットコインは第3者を介さないP2P送金を行うので、手数料が安く、送金完了まで速いというのがメリットです。

日本普段住んでいる分には海外送金の機会はあまりないかもしれませんが、例えばアジアから日本に出稼ぎに来ている人が母国の家族に送金する場合はかなりの節約になりますね。
また、ビジネスがグローバル化している今の世の中では、安い手数料で速く海外に送金できるビットコインはかなり需要が高いと言えるでしょう。
世界中での政治不安
世界中で政治不安があるとその国の通貨が不安定になるので、他国の通貨やビットコインに交換する人が増えます。=ビットコインの価格が上がります。
2013年にキプロスの経済状況が悪化して国内の銀行が閉鎖された時も、国通貨の破たんを背景に、ビットコインの価値が一気に高まりました。
今後もEU離脱のイギリスで、トランプ政権下のアメリカで、発展途上国で、各国が管理する通貨の価値も不安定でいつどうなるのか、信用ならない状況です。
またどこかの国の通貨が破たんしたら、ビットコインの価格は大きく上昇するでしょう。
スマホの普及
世界の発展途上国では、銀行までお金をおろしに行くのに半日や一日かかる国もあります。
でもそんな人たちでもほとんどがスマートフォンを持っています。
スマホさえあれば、ビットコインで取引ができます。
なので、わざわざ一日かけて銀行に行く必要もなくなります。
スマホが普及すればビットコインを取引する人も増えるので、ビットコインの価格は上がっていきます。
価格が下がる要因
ビットコイン価格が上がる要因はわかっていただけたかと思います。
今後もし価格が下がるとしたらどんな要因が考えられるのか、それも簡単にまとめておきます。
- ビットコインの悪いニュース増
- 技術的な欠陥の発覚
- より良い仮想通貨の出現
ビットコインの悪いニュース増
ビットコインの悪いニュースが増えれば、ビットコインを買う人が減ったり保有している人が手放したりするので価格は下落しますね。
でもこれは、今のところは短期的要因です。
なぜかというと、今までは結果的にそれ以上に価格が上昇していたからです。
ただし、この先もずっとそうなるかどうかは分からないので、可能性の一つとして考えられます。
技術的な欠陥の発覚
今のところ、スケーラビリティの問題とかはありますが、大きな欠陥ってほどではないです。
でも今後、手数料の増加や送金スピードの遅れなどがもっとやばくなったら価格は長期的に下落するかもしれません。
ビットコインへの信頼がなくなるような技術的欠陥があれば価格は下がるでしょう。
より良い仮想通貨の出現
今後ビットコインよりも技術的に優れた新しい仮想通貨が誕生することも考えられます。
その時に、ビットコインユーザーがそちらの通貨に移ったらビットコインの価格は下がるでしょう。
でも、より良い仮想通貨が出てきたとしても、ビットコインとその通貨のどちらも価格が上昇していくという可能性もあります。
だからこれは、必ずしも価格が下がるわけではないですね。
ちなみに、ビットコイン以外に僕がおすすめしているアルトコインはこちらです。

ビットコインの価格はどこまで上がるのか?
お待たせしました。あなたも気になるであろう将来のビットコインの価格を予想します。
今回は、5つの著名人の予測と、最後に僕の予測を紹介します。
予測1 2018年2月に$13,800になる(Clif High氏)
ウェブボットの開発者であるClif High氏は、ビットコインは2018年2月に$13,800(約150万6000円)まで上昇すると予測しています。
参照:「ビットコイン相場は来年2月、1万3800ドルへ」強気予測の気になる中身
ウェブボットとは、もともと株式を予測するために1990年後半に開発された未来予測プログラムのことです。
ウェブボットは、ネットを徘徊して、SNS、ニュース、ブログ等から情報を集めてインターネット上で人々がどんな言葉で、どのようにコミュニケーションをとり、どのような感情を持っているのかという情報から未来を予測していきます。
予測2 2020年までに$250,000になる(Jameson Lopp氏)
BitGoのソフトウェアエンジニアのJameson Lopp氏は、ビットコインが2020年までに$250,000(約2,700万円)になると予測しています。
参照:Bitcoin Price Will Hit $250,000 by 2020 If Seven-Year Trend Continues
彼は、2010年から7年間の日平均増加率を計算することで、2020年までには$250,000に到達するとの予測を出しているそうです。
Bitcoin average DAILY value change:
2010: +0.82%
2011: +0.76%
2012: +0.26%
2013: +1.11%
2014: -0.25%
2015: +0.09%
2016: +0.22%
2017: +0.66%— Jameson Lopp (@lopp) June 5, 2017
予測3 2021年2月に$100,000を超える(ムーアの法則)
ハーバード大学の経済学者でビットコイン投資家のDennis Port氏は、ビットコインにムーアの法則が適用されると仮定すると、2021年2月までに$100,000(約1,000万円)を超えると予測しています。
彼は、あるインタビューで、
「いわゆるデジタル技術の黄金法則の一つである、ムーアの法則に従えば、2021年2月には、1ビットコインあたりの価格が1BTC=100,000ドル(約1,000万円)に達する可能性がある。」
と説明しています。
参照:Here’s How the Bitcoin Price Reaches $100,000 by 2021
ムーアの法則とは、指数関数的に成長している技術も一定期間内に、2倍の発展をする時期が存在するというものです。
予測4 2030年までに$500,000になる(Jeremy Liew氏 & Peter Smith氏)
Snap Chatに最初に投資した投資家であるJeremy Liew氏と、Block Chain社のCEOであるPeter Smith氏は、ビットコインが2030年には$500,000(約5,450万円)になると予測しています。
The first investor in Snapchat, Jeremy Liew, thinks bitcoin could realistically be worth $500,000 by 2030 https://t.co/OQdtoMWV7x #bitcoin
— Steven Nerayoff (@stevennerayoff) April 8, 2017
彼らは、
「ビットコインはまだそのポテンシャルをほとんど発揮していない」
と語っています。
予測5 将来$1,000,000まで上がる(Henry Blodget氏)
ビジネスインサイダー社のCEOであるHenry Blodget氏は、ビットコインの価値は$1,000,000(約1億円)まで上がるだろうと発言しています。
参照:Bitcoin Could Hit $1 Million – Thanks To Ransomware, Says CNBC’s Jim Cramer
1BTC=1億円。全然想像がつかないですね。
僕の予想
それでは最後に僕の予想を紹介します。
こちらの記事で今年の7月に予想した時は2020年までに100万円になるって言っていましたが、すでに80万円を超えているし、今年中には100万円いきそうですね。。

なので、改めて予想をします。
ズバリ2020年には、1BTC=300万円を超えるでしょう。
他の予測に比べたらちょっと消極的かもしれませんが、今が1BTC=80万円くらいなので、あと2年ちょいで約4倍になるって計算です。
結構現実的な予測ではないでしょうか。笑
今のうちにビットコインを買っておこう
1BTCが80万円を超えていて、もう今更ビットコインなんて遅いよなって思っているあなた!
まだまだ遅くありません。これからもビットコイン価格は上がっていきます。

今はまだ、ビットコインのことを知っていても購入したことのある人は非常に少ないです。
買おうかなって思った時が買い時です。
今すぐ買いましょう。笑
ちなみに僕のおすすめは、bitbank.ccです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ビットコインの将来の価格についてまとめてみました。
様々な予測がありますが、どれもビットコイン価格は上昇すると考えているものばかりです。
まずは、少額からでもいいので、ビットコインを買ってみてはいかがでしょうか。