最近では当たり前のようにメディアでも取り上げられている仮想通貨ですが、
仮想通貨ってどんな人が作ったの?
どんな目的で作ったの?
って疑問に思ったことはありませんか?
おそらく9割ぐらいの人は仮想通貨の開発者について知らないのではないでしょうか?
もちろん知らなくても仮想通貨を保有することはできます。
それぐらい仮想通貨は簡単に始めることができます。
まだ口座開設してない!って人はとりあえずビットフライヤーで開設しちゃいましょう!
しかし、「誰がどんな経緯で仮想通貨を開発したのか」を知ることにより、通貨の強みや特徴を知ることができ自信を持って保有することができます。
今までなんとなく仮想通貨持ってたーって方や、これから仮想通貨始めてみようかなーって思ってる方は要チェックですよ〜!
仮想通貨時価総額ランキング
引用:coingecko
こちらが現在の時価総額ランキングです。
やはりビットコイン、イーサリアム、リップルは堅いですね!
今回はこの中でも今後注目が集まる7つの通貨を紹介していきたいと思います!
1. ビットコイン
開発者:サトシ・ナカモト
サトシ・ナカモトってどんな人?
仮想通貨に興味のある人なら一度は耳にしたことがある名前ではないでしょうか?
サトシ・ナカモトはビットコインの創始者であり、ブロックチェーンの発案者としても知られています。
「サトシ・ナカモト」という名前は非常に有名ですが、彼の正体は謎に包まれたままです。
サトシ・ナカモトに関する説はいくつかありますが、顔や年齢、性別や国籍、そもそも実在するのかなど正体が全く不明です。
一説にはAIではないかとも言われています。笑
2008年11月に発表された、ブロックチェーンのアイデアとビットコインの構想に関する論文のなかで、サトシ・ナカモトは37歳の日系男性と記されていたそうです。
ぶっちゃけこの程度の情報しかありません。
この情報の薄さが逆に厨二心をくすぐります。笑
今後明らかになっていくのがめちゃくちゃ楽しみですね!
ビットコインを開発した目的は?
ビットコインは、今までの通貨システムの問題を解決するために開発されました。
円やドルのように、中央銀行という「中央管理者(第三者)」が存在しない仕組みを作り、格安で安全な取引ができるようにしたい!という思いからビットコインが開発されました。
簡単に言えば、管理者がいると手数料を取られたり、手続きに時間かかったりするからめんどくさいからそれをなくそう!ってことです。笑
銀行などで送金する場合、たくさんの銀行員が送金情報をチェックし、犯罪に使用されているお金ではないかなどを調べるためどうしても時間とコストがかかってしまいます。
特徴は?
先程も述べたように、ビットコインは中央管理者を必要とせず個人間のやりとりで完結できるようになっています。
これをP2P(ピア・ツー・ピア)といい、LINEなどでメッセージを送るのに誰かに承認してもらったり、手数料を取られたりしないのと同じ原理とおぼえてもらえれば大丈夫です!
ビットコインには、世界中の誰から誰にでも基本的に無料で送金できるという特徴もあります。
ビットコインは、QRコードもしくは26~35文字の英数字で表されるアドレスを指定することにより、世界中の誰にでも送信する事ができます。
このアドレスは、地域や国家などによって変わるわけではなく、世界中でユニークになるようになっています。
詳しくはこちらの記事で紹介しているので良かったらどうぞ!
ビットコインアドレスについてはこちら!
【今更きけない】ビットコインアドレスって?知っておかないとヤバイこと
サトシ・ナカモトについてはこちら!
【謎の人物】サトシナカモトが書いたビットコインの論文とは?
2. ビットコインキャッシュ
引用:btcnews.jp
開発者:中国のマイニンググループ
どんな団体?
マイニンググループとは、ビットコインの承認作業をする人たちのことです。
このグループは、2017年8月にビットコインがSegwitを採用したことをうけ、それに反発しビットコインキャッシュを生み出しました。
ビットコインキャッシュを開発した目的は?
ビットコインは、ブロックサイズは「1MB」と決まっていて、取引量が増えてしまうと取引スピードが遅くなってしまうというスケーラビリティ問題がありました。
Segwitがスケーラビリティ問題を解決するための提案なのですが、どうしてもそれでは損をするマイナーがいたためビットコインキャッシュが誕生しました。
特徴は?
ビットコインでは、ブロックサイズが「1MB」と決められていましたが、ビットコインキャッシュではブロックチェーンの容量が変更可能になっています。
そのため、ブロックチェーンのみで取引を行うことが可能になり、ブロックチェーンを作成するマイナーの利益になるようになっています。
つまり、
マイナーの利益を保つことによってシステム稼働を維持する事を目指したということです。
マイニングしてくれる人がいなくなってしまったらビットコインは成り立たないですからね!
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事からどうぞ!

3. イーサリアム
開発者:Vitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)
引用:wired.jp
ヴィタリック・ブテリンってどんな人?
ロシア生まれカナダ育ちの23歳の青年です。
イーサリアムの構想を提唱した時はまだ19歳だったそうです。笑
Facebookのマーク・ザッカーバーグ並の天才ですね!
イーサリアムを開発した目的は?
ブテリンは17歳の時に、コンピュータアナリストである父から「おもしろい通貨があるぞ」といわれたことをきっかけに、ビットコインの存在を知るようになりました。
その後、違う場所でビットコインの話を聞き、「ビットコインについて本格的に調べたほうが良さそうだ」と考え、ビットコインの掲示板で情報収集をするようになったそうです。
ビットコインと出会ってから2年後、大学を中退しビットコイン界で今何が起こっているかを知るために、旅に出たそうです。
この行動力はすごいですね。笑
その中で、人々がブロックチェーン技術を仮想通貨以外の目的のために使おうとしていることに気づき、ビットコインではそれが不十分だと思い、
特定の一つ、あるいはいくつかのアプリケーションのためだけに設計されたブロックチェーンを作る代わりに、あらゆる目的のために使えるブロックチェーンのプラットフォームをつくればいいんじゃないかと気づいた
と思ったそうです。
この発想が常人ではないではないですね。笑
特徴は?
イーサリアムの特徴といったら何と言ってもスマートコントラクトですね!
ビットコインの場合は、ブロックチェーン上にすべての取引記録を保存していますが、イーサリアムの場合は契約内容まで管理することができます。
このスマートコントラクトにより、不動産の賃貸契約の際にも利用でき、不動産管理会社に仲介手数料を取られなくて済むことになります。
イーサリアムについてもっと知りたいって人はこちらからどうぞ!

4. リップル
開発者:クリス・ラーセンとジェド・マケーレブ
引用:http://digitalcurrency.tokyo/
クリス・ラーセンとジェド・マケーレブってどんな人?
クリス・ラーセンとジェド・マケーレブは初期のビットコイン開発者であり、2人は「OpenCoin」というシリコンバレーの企業を率いていました。
ジェド・マケーレブ氏は、もともと
イードンキー(eDonkey)というピアツーピア(P2P)のファイル共有ソフトの生みの親でもあります。
リップルを開発した目的は?
リップルが開発された理由は、「銀行と提携し、国際送金をより安価でスムーズなものにする」ためだと考えられています。
例えば、「円をドルに両替」する時に、「円→XRP→ドル」のように間に挟んで手数料を限りなく0に近づけ安くすることを目的としています。
実際にリップルは多くの銀行との提携を進めています。
特徴は?
リップルの特徴はズバリ送金の早さです。
リップルの送金は4秒で完了すると言われています。
ビットコインは10分以上、イーサリアムは2分以上と言われているのでリップルが相当早いのがわかりますね!
リップルについてもっと知りたいって人はこちらからどうぞ!

5. ネム
開発者:utopianfuture
引用:nem.io
utopianfutureってどんな人?
「utopianfuture」とは、bitdcointalk.orgのフォーラムでのハンドルネームです。
この人物に関する詳しい情報はほとんでありません!笑
ただ、2015年にネムが発表された当初、開発チームの一人に日本人がいたことで国内知名度をあげました。
ネムを開発した目的は?
ネムは、NEM(ニュー・エコノミー・ムーブメント)が表すように、金銭的な自由、分散化、平等、および連帯感の原則に基づき、新しい経済を作ることを目標として作られました。
特徴は?
ネムはPoIという仕組みを採用しています。
これは、マイニング作業において電力をあまり消費しないため莫大な資産がなくてもマイニング作業に加わる事ができます。
また、保有している資産額に限らず、取引額、また取引を行った相手にも依存し、NEMネットワークに積極的に参加する人に報酬を与える仕組みになっています。
これにより、富の再配分ができ「世間一般の人」に力を与える事ができます。
PoWを採用しているビットコインとは大きく違いますね!
ネムについてもっと知りたい!って人はこちらからどうぞ!

6. ライトコイン
開発者:チャーリー・リー
チャーリー・リーってどんな人?
チャーリー・リー氏は、Googleの元社員であり、ビットコインやイーサリアムに続いて始めてライトコインを扱うようになった最大規模の取引所であるCoinbaseの元エンジニアリング責任者です。
ライトコインを開発した理由は?
チャーリー・リー氏が開発した目的をこのように発言しています。
ビットコインを金とするなら、ライトコインは銀を目指す
つまり、基本になってくる通貨の仕組みはビットコインとあまり変わりませんが、ライトコインはビットコインよりも、より流通する量が多くマイニングも取引もあまり労力がかからないようにしています。
その為希少価値は低くなりますが、流通している分、日常的に使うことには適していると言えるのではないでしょうか。
特徴は?
ライトコインは、ビットコインの弱点であるスケーラビリティ問題の改善からSegWitを一番最初に採用し、取引を迅速に行うことが可能です。
また、ライトコインの発行通貨枚数は8400万枚でビットコインの2100万枚の4倍となってるため、日常に出回る通貨の量も多いです。
さらに、ビットコインはマイニングに膨大な計算を莫大な速さで行うことが求められていますが、ライトコインはビットコインとは異なるアルゴリズムを採用し、普通のPCでもマイニングが可能です。
そのため一部のマイナーが大きな影響や決定権を持つということになりづらく、より非中央集権型の仕組みが整っている通貨です。
ライトコインについてもっと知りたい!って人はこちらからどうぞ!

7. ダッシュ
開発者:Evan Duffield(エヴァン・ダッフィールド)
引用:dash.org/
エヴァン・ダッフィールドってどんな人?
エヴァン・ダッフィールド氏に関する詳しい情報はわかっていないのですが、エンジニアでDASHFOUNPATLONという企業に属しているようです。
ダッシュを開発した目的は?
ユーザーのプライバシー(匿名性)の強化と迅速な取引を実現するために開発されました。
特徴は?
ダッシュの特徴は、ダークセンド(Darksend)という匿名性の高い取引機能と、その後のダッシュへの改名の由来となった「Instant X」という即時の送金が完了する機能です。
ビットコインの場合は、取引が公開され誰から誰にビットコインが渡ったかなどが確認できますが、ダッシュの場合は追跡が不可能です。
ダークセンドとは、近い時間に行われた送金依頼をまとめてから受信先へ振り分けています。
そのため、誰から誰に送金されたかを追跡するのは不可能になっています。
また、ダッシュの取引時間は公式サイトによると「1秒未満で完了」するそうです。
早いですね!
ダッシュについてもっと知りたい!人はこちらからどうぞ!

ちなみに僕はツイッターで情報収集しているので、もしどんなアカウントフォローしているの?って気になった人はこちらの記事を参考にしてください!

まとめ
いかがでしたか?
今回は仮想通貨の開発者や、開発された理由などについて紹介しました。
意外と「知らなかった」ってこともあったんじゃないですか?
この記事をきっかけにいろんな仮想通貨の特徴などについて調べてみてはいかがでしょうか。
仮想通貨を保有する上で情報は武器になりますので是非、他の記事も参考にしてみてください。
