この記事を見ているあなたはきっと、
「仮想通貨の損益計算をしたいけど、どのツールを使ったらいいかわからない…」
「クリプトリンクって実際どうなの?評判を知りたい!」
「クリプトリンクの使い方を教えてほしい!」
などと思っているのではないでしょうか?
仮想通貨に限らず損益計算は大切ですよね。
ただ、仮想通貨の損益計算となると、売買のレートを調べたり手数料を計上したりマイニングやボーナスによる利益があったり….とかなり大変です。
それでも仮想通貨に投資をして、利益が出ていても損失が出ていても1年間の損益計算はやらないといけません。
「去年はガチホだったし多分利益が出てないから損益計算はいいや。」
なんて思っていると、今年利益が出たときに来年は2年間分の損益を出さなくてはならなくなります。
そうなったらもっと大変ですよね。笑
仮想通貨で1年間で20万円以上の利益が出た場合は税金を払う必要があり、確定申告をしないといけないので、損益計算は非常に大事になってきます。
そこで今回は、仮想通貨の損益計算に僕が実際に使っている「クリプトリンク(CryptoLinC)」について徹底的に解説していきます。
特徴やメリット・デメリットだけでなく、使い方まで説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。
クリプトリンク(CryptoLinC)とは?
URL:https://book.cryptolinc.com/
会社名 | クリプトリンク株式会社 |
---|---|
資本金 | 4,900万円 |
料金 | 無料〜 |
対応取引所 | 20社(2019年2月現在) |
公式サイト | https://book.cryptolinc.com/ |
クリプトリンクは、仮想通貨の確定申告支援ツールを提供している会社です。
つまり、クリプトリンクを使えば仮想通貨の売買、マイニング報酬、送金、決済などの複雑な取引でも、簡単に損益計算を行うことができます。
特徴
クリプトリンクの特徴を簡単にまとめると、
- 海外取引所にも多く対応している
- ICO投資やマイニングにも対応している
- 移動平均法、総平均法の2つの収支計算ができる
- 計算手法は税理士が監修している
- 弥生会計や株式会社ミロク情報サービスなどの会計ベンダーとデータ連携している
などがあります。
特に、ICO投資の収支管理は国内初?だそうです。
COMSAやALISなどをICOの時から購入していた人も中にはいると思いますが、そういった人にはかなり嬉しい機能ですね。
また、税理士が監修していて、弥生会計や株式会社ミロク情報サービス、MFクラウド会計、TKCなどの会計ベンダーとの繋がりが強いのが大きな特徴です。
個人の人だけでなく、法人の会計や損益計算にもおすすめですね。
対応取引所
クリプトリンクの対応取引所はこんな感じ。
現物取引 | 証拠金取引 |
---|---|
coincheck, bitFlyer, Zaif, BITPOINT, bitbank,GMOコイン, DMM Bitcoin, FISCO, Liquid by Quoine, BTCBOX, BINANCE, POLONIEX, CRYPTOPIA, Liqui, CoinEx, BITTREX, COINEXCHANGE, FCOIN, changelly |
coincheck, bitFlyer, Zaif, BITPOINT, BitMEX |
※ 2019年2月現在
現物取引は、国内取引所が10社、海外取引所が8社に対応しています。(それプラスchangellyにも対応)
そして証拠金取引は、国内4社、海外1社に対応していますね。
また、対応していない取引所でも、クリプトリンクの「汎用フォーマット」に取引履歴を入れることで損益計算ができます。
対応取引所の数は、G-taxとクリプタクトに次ぐ3番目の多さとなっています。
結論!クリプトリンクをガチレビュー
それでは早速、僕が実際に使ってみて感じたことを正直にレビューしていきます。
対応が親切
エラーが出ても、お問い合わせにメールを送ったら、早く親切な対応をしてくれました。
たまにエラーが出てしまうのは使っていてちょっと不便だなと感じているところですが、対応に関しては親切だと思います。
対応していないフォーマットや仮想通貨にも意外とすぐ対応してくれる感じがしました。
サイトが重い…
これは結構多くの人が思っていることだと思いますが、サイトが重くて更新が遅いなーと感じる時があります。
特に、大量のデータを入れて損益計算をした時には、かなり遅く感じます。
もう少し早く動くように改善してほしいですね。
ここまでは僕の正直な感想を言いましたが、続いては客観的なメリット・デメリットを紹介していきます。
クリプトリンクのメリット
まずは、メリットからです。クリプトリンクのメリットは以下の3つ。
- 損益計算の代行サービス
- ICO投資にも対応
- 税理士が監修している安心感
それでは、一つずつ詳しくみていきましょう。
損益計算の代行サービス
URL:https://cryptolinc.com/daiko/
データを渡すだけで損益計算を全てやってくれるサービス。
年度末で忙しい人には嬉しいサービスですね。
しかし、こちらは無料ではなく、個人でも76,500円かかります。
結構高めです。
ただ、自分で損益計算する無料サービスでも、僕の場合お問い合わせしたら損益計算してくれました。
意外と対応いいです。笑
ICO投資にも対応
続いてのメリットは、特徴のところでも紹介した国内初のICO投資にも対応していることです。
僕はそこまでICOに投資をしていませんが、2018年は仮想通貨の相場が低迷していたので、ICOで勝負しようと思った人もいるのではないでしょうか?
ICOも利益が発生したら仮想通貨と同じく税金の対象となってしまいます。
クリプトリンクでは、ICO投資管理機能があり、ICOは個別に登録できるようになっています。
また、投資をしたICOがどこかの取引所に上場したら、その上場の対応もあります。
ICOをやって稼いだ人にはぴったりの機能ですね。
税理士が監修している安心感
3つ目のメリットは、税理士がバックについていて安心感があるということです。
仮想通貨の損益計算は、売買だけでなくマイニング報酬や仮想通貨での決済、手数料など全ての情報が必要です。
ただ、それぞれで取得原価に計上するかとか計算が多少違います。
なので、税金面に詳しい税理士さんがその計算方法を監修してくれているというのは安心できますよね。
また、確定申告まで全部やってもらいたい!という人には、クリプトリンクが仮想通貨に強い税理士の紹介もしてくれます。
URL:https://cryptolinc.com/search/
忙しい人は、全部丸投げするのもありかもしれないですね。
クリプトリンクのデメリット
続いては、クリプトリンクのデメリットを解説していきます。
- 対応取引所が少なめ
- サイトが重い
- たまにシステムエラーが起こる
対応取引所が少なめ
一つ目のデメリットは、対応取引所が少なめということ。
仮想通貨の損益計算ツールを提供している他のところと比較してみましょう。
サービス名 | 対応取引所数(ウォレットを含む) |
---|---|
クリプトリンク | 20社 |
クリプタクト | 31社 |
G-tax | 34社 |
※ 2019年2月現在
1年前くらいまでは、もう5社ほど似たようなサービスがあったみたいですが、今ではこの3社だけになっています。
この中では、クリプタクトにもG-taxにも対応取引所数で負けていますね。
仮想通貨初心者にはあまりいないと思いますが、海外のマイナーな取引所で売買している人は対応取引所数が多いところを使った方がいいかもしれないです。
サイトが重い
2つ目は、先ほども言いましたがサイトが重いということ。
取引データを取り込む時や収支報告書を作成する時などに多少時間がかかってしまいます。
ただ、取引量によって処理にかかる時間が変わってくるみたいなので、大量に取引して膨大なデータがある人は、処理にかなり時間がかかるのではと思います。
待ち時間なくすらすらと取り込めるようになってほしいですね。。
たまにシステムエラーが起こる
最後のデメリットは、たまにエラーが起こるということです。
「取引所からダウンロードしたファイルをそのまま取り込んだのになんかエラーになったんだけど…?」
ということが何回かありました。
その後、エラーなく取り込めるようになってはいたんですが、急にエラーがきてびっくりすることがたまにあります。
時々ログインすると、新しい機能が追加されていたり、デザインが少し変わっていたりといろいろ運営会社が動いているんだろうなというのは感じます。
ただ、新しくエラーも出てきてしまうことがあるので、注意が必要ですね。。
クリプトリンクの使い方
それでは、ここからはクリプトリンクの登録方法から使い方を簡単に説明していきます。
登録方法
まずは、クリプトリンクの登録方法です。
このボタンを押すと以下の画面になります。
ちなみに、クリプトリンクはスマホからではなくPCからの使用を推奨しているので、PCで使った方がいいです。
ここで、メールアドレスとパスワードを入力して「同意して、無料で試す」ボタンを押します。
そうすると、入力したメールアドレスに確認メールが送信されるので、そのメールが届いたか確認します。
最後に、メールに記載されている「認証して利用開始する」をクリックすれば、メールアドレスが認証されるので登録完了です。
データの読み込み方法
データの読み込み方法はとても簡単です。
クリプトリンクにログインすると、トップ画面がこんな感じになっています。
ここで、アップロードボタンを押して、アップロードしたい取引所を選択します。
最後にデータをドラッグ&ドロップすれば完了です。
やり方がわからなかったり、取引所からのデータの取得方法がわからなかったりしても、方法が書いてあるのでわかりやすいですよ。
損益報告書の作成方法
データを読み込むことができたら、損益報告書を作成していきます。
「集計結果一覧」から「収支計算報告書作成」を押せば、これも簡単に作ることができちゃいます。
データ量が多いと少し時間がかかる時がありますが、あとは待つだけなので気長に待ちましょう。
他におすすめのツールは?
ここまで、クリプトリンクについて網羅的に説明してきましたが、僕が他にもおすすめなツールを少し紹介します。
クリプタクト
一つ目はクリプタクト。
クリプタクトはユーザー数が一番多く、支持されているツールです。
使い方もクリプトリンクと同じくらい分かりやすいので、誰でも簡単に使えますよ。
G-tax
二つ目はG-tax。
クリプタクトもG-taxも何度か名前を出していましたが、使うならクリプトリンクかこの2つのどっちかがいいです。
G-taxはその中でも対応取引所数が一番多いのがメリットですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、仮想通貨の損益計算ソフトを提供しているクリプトリンクについて解説しました。
最後におさらいをすると、
- 海外取引所にも多く対応している
- ICO投資やマイニングにも対応している
- 移動平均法、総平均法の2つの収支計算ができる
- 計算手法は税理士が監修している
- 弥生会計やMJS社などの会計ベンダーとデータ連携している
- 損益計算の代行サービス
- ICO投資にも対応
- 税理士が監修している安心感
- 対応取引所が少なめ
- サイトが重い
- たまにシステムエラーが起こる
という感じです。
まだ仮想通貨の損益計算をしていない人はぜひ参考にしてみてください。
また、もうすでにクリプタクトやG-taxを使っている人も、計算の確認がてら使ってみるのもありですよ。