【保存版】銀行融資が簡単にわかるおすすめ本6選を厳選して紹介

「銀行に関するおすすめの本を知りたい!」
「銀行から融資を引き出す方法ってどう勉強したらいいの?」

このようなことを思っている人もいるでしょう。

そこで今回は、日々銀行員と折衝を重ねる経営者や経理担当、個人事業主の方に向けて、銀行融資のイロハが分かる本を6冊紹介します。

経済活動に銀行との関わりは付きもの。やみくもに対応していると、融資を受けたいタイミングで受けられなかったり、メインバンクなのに相応の関係性を築けなかったりすることがあります。

ですが、ここで紹介するおすすめの本を読めば、銀行の考えが手に取るように分かることでしょう。ぜひ参考にしてください。

借りたら返すな!―いちばん得する!儲かる会社に変わるお金の借り方・残し方

読んでみて

この本は、目を引くタイトリングで内容を疑いたくなりますが、杞憂に終わります。

銀行融資や財務戦略に関して平易な表現で書いてあり、スラスラと読み進めることができます。そして、いかに自分と銀行との考え方がズレていたかに気づかされる一冊です。

冒頭は、「会社を守るのは利益ではなく、現預金です」から始まります。元銀行員の私からしても、銀行の本質を付いた一文だなと感じました。

融資の常識がある意味覆るかもしれません。銀行のことを知るきっかけとして、お薦めの一冊です。

みんなのレビュー

目からウロコの連続。激しい煽りタイトルとは裏腹に堅実な財務戦略が体系的にまとめられている。【印象に残った言葉】これだけ借入を推奨すると、「でも借りたものは最後に返さなきゃいけないんですよね?」という質問を受けます。「最後」とはなんでしょうか?はじめに申し上げましたが、借りたものは借りた「会社」が返すべきです。会社は「ゴーイング・コンサーン」、つまり永続していくことが前提です。だからそもそも「最後」などないのです。

読書メーター

図解 これだけ覚える融資の基礎知識―融資係になったとき読む本

読んでみて

私が銀行員になって初めて融資担当者になったときに手に取った一冊です。2005年の書籍で内容は古いですが、融資の根本は今も昔も変わらないので、入門書としては最適。

文章や図が鮮明で、サラッと読めます。

著者は元銀行員で直木賞作家の池井戸潤さん。銀行の融資担当がどういう視点で会社を見ているか、そのさわり部分を知ることができます。銀行員に限らず、銀行融資を体系的に理解したい人にお薦めの一冊です。

みんなのレビュー

融資業務初心者のための本。財務諸表、担保などについて経験がない人にもわかりやすく書かれている。内容は必要最低限の知識やノウハウであるが、すぐに実践できる内容もある。イメージをしにくいところも多少あったので、今後また読み直していく必要がある。

読書メーター

借りやすい決算書の作り方―元銀行員税理士がこっそり教える

読んでみて

銀行に融資を申し込むときに必ず提出する「決算書」。本書は、借りやすい決算書を作成するテクニック(粉飾ではない)を紹介しています。

勘定科目の処理の仕方一つで、融資判断がここまで変わるのかと驚くことでしょう。

決算書の作成を税理士に丸投げすると、ただの法律に則った書類になってしまいます。銀行員に会社の実力を過小評価されないためにどうすべきか。

経営者はもちろん、財務担当者にも手に取ってもらいたい一冊です。

みんなのレビュー

この本を読んで思ったことは勘定科目一つで格付けが変わるって言うことがわかった。•倒産防止共済の掛金を資産計上した方が利益率は改善するのに「保険料」で処理している。格付けをあげるにはそのように処理すればあがるかもしれないが今まで保険料で処理しているところは無理なのかなって思った。これから倒産防止共済に入る人がいたらそうゆう風に処理したほうがいいのか・・・勉強しなきゃ。

読書メーター

社長のための銀行取引相談

読んでみて

この本は、銀行員に直接聞けないことを一問一答形式でガイドブックのように調べることができます。

金利、返済、担保・保証など融資に関することや銀行との付き合いまで全130のQ&Aが掲載されており、「必携」というのもうなずけます。

交渉において、相手の出方が分かることほど楽なことはありません。全てのケースに対応しているわけではありませんが、銀行との交渉を控えている人、目下交渉中の人などに読んでほしい一冊です。

みんなのレビュー

仕事柄よく銀行関係の相談を受けるので、その知識を得るために読みました。銀行側の事情がよく分かりましたし、それを踏まえて対応することで間違いのない銀行交渉ができるのではないかと思いました。ハウツー的な内容なので、イマイチ人間味が欠ける感じもしました。銀行員も人なのでもう少しその辺で温かみが欲しいような気も少ししました。しかしこれから銀行交渉しようという方は予備知識を、今までのメインバンクの対応に納得がいっていない方は特にこの本を読んで、一度ご自身の銀行との対応を比べてみるべきだと思います。

読書メーター

ベテラン融資マンの渉外術―事業性評価につながる

読んでみて

この本では、銀行が企業をどのように評価するか、「融資マンの目」を知ることができます。金融機関の職員向けで専門性の高い本ですが、それだけ濃い内容で書かれています。

経営者の目に映る会社と銀行員の目に映る会社には、少なからずズレが生じています。それは評価の観点が違うからです。

本書では、その銀行員の観点を学ぶことができます。銀行を折衝をする人のみならず、事業性評価に関わる全ての人に読んでほしい一冊です。

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無し

融資獲得銀行格付けアップ術―次の決算に間に合う

読んでみて

企業への融資姿勢が決まるといわれる「格付け」。それを理解せずして思い通りの融資を引き出すことはできません。

この本では、格付けの秘密や決算書リフォーム術など、格付けを上げるためのノウハウが記されています。

銀行の本業は金利収入を得ることです。そのために経営者の能力、妥当性のある資料を求めています。企業の財務部門に関わる全ての人に読んでもらいたい一冊です。

みんなのレビュー

まとめ

いかがでしたか?今回は銀行融資について学べる6冊を紹介しました。

銀行融資を引き出すポイントは二つ。

  • 銀行の考えを知ること
  • 企業の格付けを上げること

このほか、財務資料の妥当性、提出のスピード感など、あげるときりがありません。まずは本を手に取り、ポイントに関する理解を深めましょう。きっと、以前よりも銀行との折衝に余裕をもって臨めるようになるはずです。

あなたの今後の企業経営、経済活動に役立てば幸いです。

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