なぜお金はいらない?実は危険な考え方とその解決法を詳しく紹介

「お金はいらないなぁ」

この記事にたどり着いたあなたは、そう発言をしている人を見て、不思議に思ったことがあると思います。もしくは

「お金よりも自由がほしい!」

と思っている方もいらっしゃるでしょう。しかしその考え方、実は危険かもしれません。

この記事ではまず、生きていく上で必要なお金をなぜいらないと言う人の特徴や、その理由について解説します。次に、お金がいらないという心理がなぜ危険なのについてもお伝えします。

お金がいらない心理から逃れる方法や、お金がいらない生活をするための方法についても触れていくので、安心してください。

この記事を参考にしていただければ幸いです。

お金がいらない人の3つの心理

燃えるお金

日常生活を送っていると、たまに「お金なんていらない 」と言う人がいます。

お金は何をするのにも必要。いくらあっても足りません。なのに、なぜそう発言するのか不思議ですよね。

結論から言うとその理由は3つあります。

  • お金を稼ぐモチベーションが低い
  • お金稼ぎよりやりたいことがある
  • 人並みの生活ができれば十分

この3つの理由について、解説します。

お金を稼ぐモチベーションが低い

ベッドでくつろぐ女性

1つ目の理由は、お金を稼ぐモチベーションが低いからです。よく聞かれる声としては

「お金はいらないから、仕事を早く終わりにして帰りたい」
「お金よりも、すてきな恋人や信頼できる友人がほしい」

などの理由が挙げられます。

確かにブラック企業などで遅くまで残業していると、お金よりもゆっくり休む自由がほしいですよね。信頼できる恋人や友人は、お金で買えないものの代表といえます。

お金がいらないという人は、お金以外のものに価値を感じているのでしょう。

お金稼ぎよりやりたいことがある

ギターを弾く男性

2つ目の理由は、お金稼ぎよりもやりたいことがあるからです。バリバリ働いてお金を稼ぐよりも、やりたいことができて生活ができるだけのお金があれば十分と言う人です。

お金をたくさん稼ぐには、仕事に多くの時間を割かなければいけませんよね。確かにお金が貯まるのは良いことかもしれません。しかし、自分がやりたいことを我慢してまで仕事するのは違うんじゃない?と思う方が多いようです。

お金よりも経験に重きをおいている、といえますね。

人並みの生活ができれば十分

街を行き交う人々

3つ目の理由は、人並みの生活ができれば十分と思っているからです。現状に満足しているためこれ以上のお金はいらないと考えているようですね。

お金をいっぱい稼ぎたい、という方は

「今よりも贅沢な暮らしがしたい」
「周りの人から尊敬されたい」

など自己実現や承認欲求などがあるでしょう。今よりももっと良くなりたいというモチベーションを持っているのですね。

しかしこれらの欲求がない場合は、そこそこ稼げて普通に結婚して生活できるなら良いと思っているようです。プライベートを重視していると言えます。

「お金がいらない」は危険

ハリケーン

ここまで、お金がいらない人の心理についてご紹介しました。お金がいらない人はお金を重視していないことがわかりましたね。物欲がない、ととらえると納得ができるかもしれません。

しかし、お金がいらないという心理は長い目で見ると危険な状態です。これについても3つの理由を挙げて解説します。

収入が上がらない

お金が入っていない財布

お金がいらないは危ない理由の1つ目は収入が上がらないことです。

どうして収入が上がらないとマズイのか、それは年齢とともに支出や予想外のトラブルなど変化が起きるからです。まず予想外のトラブルについて考えたいと思います。

例えば、なんらかの事情で会社が倒産したり、リストラにあった場合。現状に満足して、他の会社でも通用するようなスキルを磨いていなかったらどうなると思いますか?

同じような給与、待遇が手に入る可能性は低いと言わざるを得ないでしょう。明るい未来のためにも、最低限スキルアップする努力は必要と言えます。

生活レベルが下がる

寂れた町

お金がいらないは危険な理由2つ目は、生活レベルが下がるです。

先ほど紹介した収入が上がらないと通じる話ですが、年齢が上がるにつれて結婚や子供、介護保険料など支出が増えます。特に介護保険は40歳以上の人は必ず払わなければいけないお金です。

収入によって金額は変わりますが、月額平均5,000円以上かかります。これに加わるのが病気などの突発的な支出や通院などの医療費。結婚して子供がいれば、さらに養育費や教育費がかかります。

もし収入が一定だった場合、支出に合わせて削れる費用は削る必要があるでしょう。生活レベルは当然落ちます。人間は慣れる生き物ですから、その生活にも慣れてきます。ですが、気がついたらお金の悩みが尽きない人生になっていたなんてこともありえます。

自信がなくなる

不安な女性

お金がいらないは危険な理由3つ目は、自信がなくなるです。

働いて、好きなことをしてのんびりとした生活を送って数十年。ふと周りを見れば、友人は結婚して子供を持ち、家を購入して毎年海外旅行へ出かけています。その上、貯金まであります。

対してあなたは、好きなことができているので満足ではあるものの恋人はいません。住んでいる場所は家賃の安いワンルーム。生活はギリギリのため旅行はできても近場です。貯金はわずかで、老後について今から不安で仕方がありません。

仕事についても、自分より後から入ってきた人に次々と抜かれてしまいます。自分に対する自信はそれに比例してどんどんなくなっていきます…

自信とは人生の中でも重要な位置を占めます。自信、自尊心は人生の幸福度に影響を及ぼす要素です。自分の得意分野を持ち、スキルアップすることで維持しましょう。

お金がいらない心理から逃れる3つの方法

一本の木と夕暮れ

お金がいらないの心理が危ない理由がわかりましたね。とはいえ、いきなり言われてもすぐには頑張れない、という方もいらっしゃると思います。

まずは小さな一歩から始めることが大切です。ここからは段階を追って、お金がいらない 心理から逃れる方法をお伝えします。

危機感をもつ

人間は基本的に変化を嫌います。これは人間の本能に根付いている思考で、現状維持が一番安全だと考えています。本能にとって変化はリスクなんですね。

ですので、まずは現状維持こそがリスクだと本能にわかってもらいましょう。具体的であればあるほど、本能は本気になります。

現状維持を続けたらどうなるか、細かい部分まで考えてください。自分が最も嫌な未来が効果的です。会社が倒産した場合どうなるのか、お金が原因で結婚できないとすると自分はどのような人生を送ることになるのか、絶望的な将来を具体的に思い描きましょう。

今の収入で老後まで安心か、実際に計算してみるのも効果的です。

目標を決める

目標へ向かう人

危機感を持てたら、今度は目標を持ちましょう。今よりも良い方向に変わりたい、と思ったら目標があると達成できる確率が高くなります。

  • 素敵な恋人をつくる
  • 庭付きの家を建てる
  • 5,000万円貯める

など具体的な目標がベストです。目標を立てればそれに向かって自然と思考が働いてくれます。毎日確認しましょう。

しかし、なかには今に満足していてやる気がいまいち起きないという方もいらっしゃるかもしれません。その場合はどれだけ小さなものでもいいので不満を書き出しましょう。その不満を解決できる目標を立てると、モチベーションが上がるかもしれません。

実際に行動してみる

飛び込む女性

モチベーションが上がったら、実際に行動してみましょう。今は情報化社会で、「お金 稼ぎ方」などキーワードを検索すればさまざまなやり方が出てきます。そこから自分に合った方法を見つけ、少しずつ目標に向かって行動しましょう。

収入アップの方法をいくつか挙げると次のような方法があります。

  • 転職に使える資格を取ったり、スキルを学ぶ
  • ネットビジネスをしてみる
  • 歩合給をもらうために、良い成績を出す方法を勉強する

ポイントは人を喜ばせられることです。お金は信頼です。あなたが周りの人を幸せにできるようなスキルが身につけば、自然とお金はやってきます。

お金がいらないという心理はあなたを幸せにしない

暗い階段と非常口

お金がいらないという心理は、欲がないとイコールです。欲を出さなければ損をする、とまでは言いません。ただ、あなた自身の人生のためにも、自らの能力を高める習慣は身につけておきましょう。

その習慣が、あなたの人生を豊かにするキッカケになるかもしれませんよ。

【おまけ】お金のいらない生活をするためには

美しい海と島

「でもやっぱり働きたくないし頑張りたくない」

という方もいらっしゃると思います。確かに、興味関心のない仕事に打ち込むのは苦痛です。勉強が嫌いという方もいるでしょう。

そこで3つほど、お金のいらない生活をするための方法を探してきました。参考にしていただければ幸いです。

スキルを身につけて生涯年収を稼ぐ

1つ目は、スキルを身につけてなるべく早く生涯年収を稼ぐです。誰でもできることではありません。しかし、ブログアフィリエイトやYouTube、投資などは例え生涯年収を稼げなくても資産になります。

わずかでも不労収入を得られますし、もしかするとせかせか働かなくてもいい生活が送れるようになるかもしれません。なにより、ある程度続けることによってスキルが得られるので挑戦する価値があります。

家計簿で自分の支出の傾向を探る

2つ目は家計簿で自分の支出の傾向を探るです。最低限のお金で暮らしたいなら、支出のムダを見つけて削減する必要があります。家計簿をつけて、自分の支出のムダを見つけましょう。

ムダをなくすことによって、今よりも少ないお金で生活できるようになります。

生活レベルを下げて余ったお金で投資する

3つ目は、生活レベルを下げて余ったお金を投資するです。これは支出と収入を増やせる方法です。上で挙げた家計簿でムダを削減すると、今まで浪費していたお金が余ります。そのお金を投資に回しましょう。

投資は時間があればあるほど有利です。いざというときの備え、老後の資金作りにピッタリと言えます。

まとめ

いかがでしたか?最後にもう一度まとめます。

  • お金がいらない人は現状に満足している
  • お金がいらない心理は長い目で見ると不幸になる
  • お金がいらない心理から逃れるには、危機感を持って目標を立て、行動することが大切

お金がいらないという心理は、物欲がないという点ではメリットと言えます。しかし、人生を生きていくための技術を身につける、というモチベーションがないという点ではデメリットです。

万が一に備えてスキルを磨くことは重要です。あなたが身につけた技術や知識は、いつかあなたを窮地から救ってくれます。豊かな人生を送るためにも自分に投資したり、株式などで資産を築いたり、未来に向けての準備をしましょう。

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