今回は、先物取引に関してとても簡単にわかりやすく説明していきます!
投資の中でも、その稼ぎやすさから人気のある先物取引。ですが、ちょっと調べてみても専門用語が出てきたり、理論が難しく説明されていたりして、
「わからん!!!」という方も多いでしょう。
そこで、
「先物取引やってみたいけど難しそう…」
「簡単に概要を理解したい!」
と考えているあなたにぴったりの記事を仕上げました。
きっとこの記事を読み終わる頃には、友人に自慢できるくらい知識がついています。これから先物取引始めていきたい!という方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。
先物取引とは?
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まず、先物取引ってそもそもなに?というところです。
先物取引(さきものとりひき, 英: Futures contract)とはいわゆるデリバティブ(派生商品)の一つで、価格や数値が変動する各種有価証券・商品・指数等について、未来の売買についてある価格での取引を保証するものを言う。また、この取引は、定期取引、清算取引とも言う。ここでは一般論としての先物取引を記載する。
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よくわからないですよね。
先物取引とは、将来の予め定められた期日に、特定の商品(原資産)を、現時点で取り決めた価格で売買する事を約束する取引です。
日本取引所グループ
こちらはもう少し簡単ですが、それでもまだなんのこっちゃわからないですよね。そうなんだくらいで聞いていてください。
ちなみにルーツは江戸時代、お米の価格に関してのやりとりから始まっていて、けっこー昔からあるものなんですよ。
たくさん種類があるんです
一口に先物と言っても種類がいくつかあります。
- 商品先物(CX)
- 金や、大豆、ガソリンなどの価格を予想する商品先物
- 債券先物
- そのまま債券(ただし架空のもの)の価格を予想する取引
- 日経225先物取引
- 日経平均という株価指数の上下を予想する取引
大きくこの3つです。今回はその中でも、一番メジャーで一番楽しい日経225先物取引を説明していきますね。
日経225先物取引とは?
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日経平均とは
日経平均株価は、日本の株式市場の代表的な株価指標の一つ。単に日経平均や日経225とも呼ばれる。東京証券取引所第一部に上場する約1700銘柄の株式のうち225銘柄を対象にしている。日本経済新聞社が知的財産権を保有、銘柄を制定、15秒毎(2010年以降)に算出し公表する。
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ざっくり言うと、日本の有名企業(トヨタ、HONDA、Panasonicなどなど)225社の株価の平均値と思ってもらえればおけです。
日本経済の温度計とも言われていて、今の経済状況がふーんってわかるやつになっています。
上げ下げを予想するだけ
日経225先物取引というのは、その日経平均が今からこの先「上がるか」「下がるか」を予想するだけの、ゲームみたいなもんです。
本当にめちゃめちゃ簡単なんです。みなさんが普段やっている、パズ◯ラとかツムツ◯とか◯猫プロジェクトのほうが、断然むずいですよ!(笑)
日経225先物取引の仕組みと特徴
ここまでで、何となくでも先物取引とはなんぞやってところがわかってきたと思います。ここで簡単に、仕組みと特徴を箇条書きで出してみます!
- レバレッジがある
- 証拠金取引
- 売りからの取引ができる
大きくこんな感じです。ではそれぞれ説明していきますね!
レバレッジとは?
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先物はルールとして、レバレッジ(てこの原理:レバー)なるものがあります。
例えば、日経平均が仮に今10,000円だとします。あなたは上がると思って買いました。日経平均が上昇し、10,100円になって売りました。
100円勝ちましたね!でも100円買っても嬉しくない。
そこでレバレッジが登場します。miniは100倍、largeは1000倍で倍率がそれぞれかかります。
取引全体に倍率がかかるイメージです。つまり、仮にminiで取引していた場合、日経平均10000円(×100 = 100万円)の時に買って10100円(×100 = 101万円)の時に売れば100円(×100 = 1万円)の利益となります。
証拠金とは?
先物取引は、証券口座(銀行口座のようなもの)を作ってそこにお金を入れてその中のお金で取引します。
ここで軽く問題です。
Q.例えば、100万円分の株式を扱いたいと思った場合、現金はいくら必要でしょうか?
「そのまま100万円?」
そうです、株式の場合はそのまま100万円必要です。
この先物取引でも、先ほどの例をあげれば同じ100万円分の取引(レバレッジによって)をしました。しかし、現金100万円は必要ありません。
そこで必要になってくるのが、「証拠金」です。
この証拠金(担保資金のようなもの)というルールのおかげで、今なら8万円を証拠金として預けていれば、それを担保に100万円分のこの取引に参加できるのです。(2016/4月現在)
つまり、このレバレッジと証拠金の仕組みにより、「小さなお金で大きなお金を動かすことができる」のです。
ちなみに証拠金は、基本的に1~2週間単位で、3~10万の間を3000円刻みで変動しています。(各証券会社によって若干の違いあり)largeの場合は単純に取引する額も、損益も、証拠金もminiの10倍です。
では、その証券口座に証拠金を10万円入れてあるという設定で次の説明に進みます。
空売り?どゆこと?
先に高いところで売っておいて、安くなったら買い戻して差額が利益になる。という仕組みなのですが、まだわからなくて大丈夫です。
しかしこれが、他の株式投資や、不動産投資にない利点なので理解するとおもろいです。
ではまず先に、その株式投資と先物取引の大きな違いを説明します。
Q.株式の利益ってどこから出ると思いますか?
「え、会社だよね?」
はいそうです。もちろん、会社からですよね。
会社は株式を発行して資金を集めます。その資金で経済活動を行って、業績が上がればそのお礼として、株式を買ってくれた人にお金が配られます。これが「配当金」ですね。
Q.じゃあ先物は?例えばさっき勝った1万円はどこから出るの?
こういう疑問が出ると思います。
「確かに…どこから出てるんだろう…」
となりますよね。答えは、人(他の投資家)からです。
どうゆうことかと言うと、「誰かの負け分が、そのまま誰かの勝ち分」になっています。ここ大事です。
先物取引というのは、「何かを買ったり売ったりしているわけではありません」
どゆこと?ってなりますよね。
先ほどの例の続きです。日経平均が10000円の時にあなたは上がると思って買いましたね。この時、日経平均が下がると思って「売りたい」と考えている投資家(わかりやすく投資家Bとします)もいるのです。
当たり前の心理として、安い時に「買いたい」、高い時に「売りたい」ですよね?この基本も大事です。
その2人の投資家の、「買いたい!」「売りたい!」という願い(注文)が証券会社を通して成立します。ちなみに、証券会社はその取引を仲介してくれて、その手数料で儲けているわけです。
そして、日経平均が10100円になった時に、あなたは売りたい(利益を確定したい)と考えます。わかりやすいように先ほどの売りたいと言っていた投資家Bを例に出します。
その投資家は、要望に応じて買わなければなりません。(正確には違いますが、今はこの理解で大丈夫です)日経平均が高いところで買わされてしまうので、「損、負け」になります。
お金がどう動くかというと、先ほどの証拠金の中に入れているお金が変動します。
あなたは1万円買ったので、証拠金が11万円に増えていますし、投資家Bの証拠金は1万円減ってしまいます。実際には、たくさんの投資家同士でこの買い、売りが行われています。
ここで、「自分が売りたい(買いたい)時に取引が成立しない場合もあるんじゃないの?´д` ;」と思う方もいるかと思います。しかし、この先物取引は、参加している投資家が多いので「売れない」「買えない」ということはほぼほぼ起こりませんので大丈夫です。
結局メリット、デメリットはどんな感じ?
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ゆるーく説明してきましたが、つまりどういうことかを説明していきます。
メリット
少ない資金でできる
証拠金とレバレッジの仕組みによって、少ないお金で取引を始めることができます。その分、株式や不動産投資に比べると始めやすくなっていますね。
好景気、不況どちらも関係なく利益を出すことができる
他の投資にない、空売りの仕組みを利用すれば景気が良かろうと悪かろうと関係なく利益を出すことができます。
これも、買った株式や土地の価値が上がらないとダメな他の投資にないメリットですね!
利益率がすこぶる良い
株式なら、年間5%(100万円預けて年間で5万円)の利益がいいとこです。
先物取引は、年間300%とか普通にありえます。(さっきの1万円勝ちを月に3日だけやって、1年間続ければ、10万円使って30万円の利益だから300%ですね)
デメリット
ハイリスク
デメリットはやはりこれですね。負ける時は負けます。各投資の中でも、ギャンブル性が高いのがこの先物取引です。
ただ、証拠金が規定額より下回るとそもそも取引できないので、いきなり何千万の借金になるなんてことはありません。
「損切り」という手法もあり、「もしここまで負けたらやめよう!」というのをあらかじめ決めておけるので、そんなに心配するほどでもありません。※もちろん自己責任ですが!
まとめ
いかがでしたか?日経225先物取引についてゆるーく簡単にまとめてみました。
専門用語を使わなければ、理論は意外と簡単だったと思います。その簡単な仕組みで、やっている人はしっかり利益を出しています。
まずやってみれば、楽しさや将来性を感じることができるでしょう。この記事を読んで少しでも「やってみようかな!」と思ってくれれば嬉しいです。
それでは、また!