※この記事では事件を正確にお伝えするために残酷な表現が多く登場します。その点にご留意頂き、お読みいただければ幸いです。
1. 事件の発端
被害者はF子さん(埼玉県立高校の3年生・17歳)。事件の1か月半ほど前から、市内のプラスチック成型工場でアルバイトを始めた。
1988年11月25日、事件の日は、15時56分に出勤して、工場を出たのは20時19分。自転車で30分ほどの自宅へ向かうが、10分ほど走ったところで、女性を物色していた18歳・無職のAと同・17歳Bの2人に遭遇してしまう。
Bが彼女の自転車を蹴り倒し、絡んできた。そこにAが出てきて「危ないから送ってやる」といって騙して安心させ、途中で「自分たちは仲間でやくざだ」とF子さん脅し、ホテルに連れ込み強姦した。
その後、CとDも合流し、F子さんを猥褻目的で監禁することを共謀。「お前はやくざに狙われているから」と嘘をつき、彼女は足立区・綾瀬の一軒家に連れこまれてしまう。ここはAとBの不良仲間、無職・16歳Cと、都立高校3年のD・17歳の兄弟の自宅である。
そこで40日以上にわたる凄惨な監禁生活が始まった。この事件は後に「女子高生コンクリート詰め殺人事件」として世間に衝撃を与えることになる。
初めてこの事件の詳細を知った時はショックが止まらなかった。
今でも「神様っているのか?」をボーッと考えた時にこの事件が浮かんできて、いたら被害者はこんな酷い事にならないよねって思ってしまう。