【悔やまれる】自ら命を絶ってしまった30人の芸能人

第10位：沖田浩之

沖田浩之さんは「3年B組金八先生」などに出演していた元アイドル・俳優。彼は1999年に自宅で首を吊って自殺しています。享年36歳。妻が第一発見者であり、子供が2人います。

遺書は見つかっていませんが、借金が原因だったのではといわれています。妻が午前9時ころ自宅に帰ってくると鍵がかかっておらず、呼んでも返事がないため2階に上がると首を吊った沖田さんを見つけたといいます。沖田さんは自殺の前日に舞台稽古の後帰宅、特に変わった様子はなかったそうです。

当時は「役者仕事がうまくいっていないから」と噂されていましたが、2016年に週刊新潮で借金苦による自殺ではないかという記事が出ました。沖田さんの家は父親が不動産業を営んでいましたが、バブルがはじけて業績が悪化、父親が自殺してしまっています。

その後兄が経営していましたが、借金の連帯保証人が沖田さんだったとのこと。沖田さんは死去時には8000万円もの抵当権が入っていたそうです。そのため沖田さんの親戚は借金が原因ではと考えているとのこと。それでも「兄だけは自殺させたくない」と話していたそうですが、結局兄も2002年に自殺しています。

遺書がないためにあくまで周りの憶測にはなりますが、沖田さんにとっては最悪の結末になってしまったのではないでしょうか。

第9位：松本友里

松本友里さんは、新国劇出身の俳優・天野新士さんと宝塚歌劇団OGの和歌鈴子さんを親に持つ俳優。2005年に俳優の松平健さんと結婚し、51歳と37歳の年の差婚と話題になりました。彼女は2010年11月15日に、自宅のドアノブにロープで首を吊り自殺しています。42歳の若さでした。

彼女は2006年に男の子を出産。芸能界を引退して家事や育児に専念していました。彼女は結婚後に母の和歌鈴子さんと同居しており、次第に和歌さんの体調が悪くなっていき介護を献身的にされていたのだそう。

しかし2010年に松本さんは最愛の母を亡くし、これをきっかけに精神的に病み周囲に「死にたい」と漏らすようになったといいます。母の死から4か月後に自殺していますが、その時には「パニック障害・不眠症・うつ状態」と様々な病気を抱えていたとのこと。

松本さんが亡くなった時、松平さんは福岡・博多座で座長公演中の立場。普段から松平さんは仕事で家を空ける事も多く、孤独や不安が彼女を襲っていたのかもしれません。憔悴していた松平さんですが、博多座の舞台をやり遂げ、その姿は多くの人達の胸を打ちました。

松本さんが亡くなった当時、息子は4歳であり母の死が理解できていなかったそうです。松平さんはシングルファザーとして育て、息子が成長してから母の死を知らせ、現在は松本さんの月命日に2人でお参りに行っているといいます。