14位:劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲
「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」は、1998年に公開された作品。興行収入は全世界で1億6364万ドル。当時の日本円で212億円。日本の観客動員数は650万人。アメリカでも3000箇所の映画館で公開され、「日本映画初の週間興行ランキング初登場第1位」を記録しています。
本作の主人公は人工的に作られたポケモン「ミュウツー」。自分の存在意義に葛藤しつつ、自分を作り出した人間に対する復讐がテーマです。2019年には、本作を完全フル3DCGで再現した「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」も公開されました。
原作の「rotten tomatoes」の評価は63%。海外のコメントは賛否両論あるものの「原作に忠実であり、興味深く素晴らしい方向に広がっている」など、好意的なコメントも多数あります。ポケモンが世界で愛されるコンテンツになる事を証明した作品です。
13位:もののけ姫
もののけ姫は、1997年に公開された作品です。興行収入は全世界で1億7136万ドル。国内の収益は193億円で、観客動員数は1420万人を記録。この数字は、当時の日本映画の歴代興行収入第1位でした。
もののけ姫は、北米で本格的に劇場公開されたジブリ作品。この作品をきっかけに、ジブリを含めた日本のアニメに興味を持った人も多くいました。本作は「人間と自然との共存」をテーマに描かれた作品。世界遺産に認定された「屋久島の杉の木」など、日本の豊かな自然が随所に描かれています。
キリスト教が浸透した西洋において、「精霊や神々が自然界と繋がりを持つ」という考えは斬新だったようです。海外ではフランスで人気が高く、「サン」や「エボシ」などの力強い女性が描かれている事が要因と思われます。