12位:STAND BY ME ドラえもん
「STAND BY ME ドラえもん」は、2014年に公開された作品。興行収入は全世界で1億8344万ドル。国内の興行収入は83.8億円。国内の興行収入は今までの作品に及ばなかったものの、59もの国や海外で公開された事が、収入を押し上げた要因となりました。
中国では、公開1ヶ月で5.3億元(106億円)を叩き出すなど、日本以上のヒットを飛ばしています。中国で本作が公開されたのは1991年。1979年から中国では、一人っ子政策が推進されていました。この世代は時に兄弟のように遊び、時に背中を押してくれるドラえもんにハマった人が多かったものと思われます。
ちなみに本作は国民的人気のあるドラえもんを、3DCGで再現したもの。大長編シリーズではなく、「さようならドラえもん」や「のび太の結婚前夜」など、人気のある7作品を再構築したもの。続編も公開されたものの、こちらは内容が酷評され、爆死に終わっています。
11位:劇場版 呪術廻戦 0
「劇場版 呪術廻戦 0」は、2021年に公開された作品。興行収入は全世界で1億9631万ドル。日本では、公開3日間で興行収入26億円。観客動員数190万人を突破しており、この記録は2021年時点で歴代2位でした。
本作は、アニメの呪術廻戦の1年前が舞台。アニメでは2年生だった面々の1年生の頃の出来事が描かれています。また本映画の主人公は、乙骨憂太という人物になっており、原作を知らない人も楽しめる内容になっています。
日本で一大ブームを巻き起こした呪術廻戦ですが、海外の人気も上々です。作画のクオリティは当然として、魔法とは意味合いが異なる呪術という概念が、海外では新鮮に映るのかもしれません。本作は2024年9月をもって完結しましたが、今後もアニメや映画などで、ブームは続くものと思われます。