6位:THE FIRST SLAM DUNK
「THE FIRST SLAM DUNK」は、2022年に公開された作品。興行収入は全世界で2億8172万ドル。本作は2024年以後も復活上映されており、2024年12月時点で国内の興行収入は164億円を突破しました。
日本におけるバスケブームの火付け役となったスラムダンク。122の地域と国で公開され、国外の収益は200億円を突破しており、この数値はジャンプ作品としては史上初の快挙。NBAのあるアメリカでは興行収入は伸び悩んだものの、アジア圏の人気は根強いです。
中国では、「スラムダンクを知らない30代〜40代の男性はいない」とされます。韓国では経済低迷期にスラムダンクが連載され、桜木花道達の熱意が若者に届いたと推測されます。たくさんのバスケ漫画が生まれましたが、スラムダンクは今後もバスケ漫画の金字塔としてあり続ける事でしょう。
5位:君たちはどう生きるか
君たちはどう生きるかは、2023年に公開されたジブリの作品です。興行収入は全世界で2億8724万ドル。日本では公開から4日間で、観客動員135万人を突破しており、この期間の「千と千尋の神隠し」の興行収入を超えました。
太平洋戦争中、母親の死をきっかけに田舎に疎開した眞人が、人語を話す青サギと「下の世界」へ向かうストーリー。宮崎駿の意向で本作の内容は公開まで明かされなかったものの、北米ではジブリ作品最高の興行収入1280万円を叩き出しました。
本作は「風立ちぬ」以来、10年ぶりの宮崎駿の作品。トトロやナウシカなど、過去の作品のオマージュが盛り込まれました。宮崎駿か伝えたい事は、「悪意のある世の中」でも、明るい未来を信じまで欲しいという事。日本のみならず、全世界にこのメッセージは響いたものと思われます。