この記事を書いた人
某女性誌の元記者
ANGO編集部、仲間奈々(なかまなな)。大学卒業後、著名な女性誌の編集部に入社。5年間の勤務の後、フリーランスとして独立。趣味は芸能ニュースの収集と分析で、現在はWebメディアを中心に執筆活動を行いながら、芸能界の最新情報を追いかける毎日を送っている。
30位:星野源(歌手・俳優)

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星野源さんは、「恋」や「SUN」などのヒット曲をリリースしたアーティストであり俳優。彼は2012年12月と、2013年6月にくも膜下出血を発症しました。くも膜下出血を発症したのは、無茶なスケジュールを続けていたため。2023年には当時の様子を、以下のように語っています。

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「寝ないで仕事して、曲作ったりとかエッセー書いたりとかいろんなことやっていく中で、ちょっとしんどいなあと思ったけど、いやいや、関係ないからってプチンと切るんです。そうすると元気に動くじゃん。で、それを1年ぐらいやってたら倒れたんで。当たり前にね。“ああ、そうかこれってダメなんだ”ってその時思ったの」と振り返った。
引用:スポニチ
星野さんは、2000年にSAKEROCKというインストバンドを結成していましたが、2010年にソロデビューを果たしています。ソロデビューで爪痕を残すため、長らく無理をしていたのでしょう。

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星野さんが2013年3月に復帰した時に作詞した曲が、「地獄でなぜ悪い」。この曲は園子温監督の映画「地獄でなぜ悪い」の主題歌となった曲です。歌詞では日々を「地獄」と表現し、だからこそ果敢に立ち向かって生きる必要があると綴られています。

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復帰して3ヶ月後、星野さんは再びくも膜下出血の診断が下っており、その苦痛はまさに地獄だったと言えるでしょう。星野さんは、2度目のくも膜下出血の後は順調に回復。現在は俳優としてもアーティストとしても高く評価されています。

出典:スポニチ
現在はジムなどにも通い、体調には気を使っているとの事。紅白の常連ではあるものの、2024年12月31日の紅白では、闘病の過程で生まれた楽曲「地獄でなぜ悪い」が、園子温監督の性加害問題で歌えなくなる事態が起きました。こうした心労が、また病気に繋がらない事を願うばかりです。
29位:安本彩花(私立恵比寿中学)

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安本彩花さんは、アイドルグループ「私立恵比寿中学」のメンバー。彼女は2020年に悪性リンパ腫が発覚しましたが、抗がん剤治療を乗り越え1年後に復帰しました。

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彼女はリハーサル中に「脇が腫れだした」ことから検査し、とても早く進行していったといいます。その他検査の結果、脾臓にも腫瘍があり、ステージ3〜4と診断されました。皮膚が裂けるほど腫れあがり、膿が次々出てくるような状況だったようです。

安本さんは緊急入院し抗がん剤治療を受けましたが、
「気持ち悪いとか身体的な副作用もあったけど、見た目が一番こたえる部分がありました。まず顔色が悪くてミイラみたい。まつ毛も眉毛もないから、本当にこれ自分なのか?って姿になるのがめちゃくちゃ怖かった」
と振り返っています。

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退院後は自宅療養となりましたが、人と会うのが怖くなりあまり外に出なくなったそうです。そんな時に心を支えたのは、急死したメンバーの松野莉奈さんだったとのこと。彼女を思い出し、明るい気持ちになったといいます。

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治療から7か月後に芸能界復帰を開始。落ちた体力を戻すためにダンスレッスン5時間・ボイスレッスン3時間続けました。そうした努力も実り2021年8月にステージに復帰。2025年現在はインドネシアで開催された国際カーニバルに招待され、歌を披露しています。