24位:つんく♂(歌手・プロデューサー)

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つんく♂さんは、バンド「シャ乱Q」のボーカルで現在は総合エンターテインメントプロデューサー。彼は2014年に咽頭ガンを患い、手術により声を失ってしまったものの現在も筆談にてテレビに出演しています。

2000年頃から声に不調があったというつんく♂さん。2014年にさらに出しにくくなり検査したところ、咽頭ガンが見つかりました。当初声を残すために放射線治療を選択し、一度完全寛解と報告します。

しかし同年には死滅しなかったガン細胞が肥大化し、飛行機で窒息する危険性もあるほど悪化したそうです。そこで声よりも命の選択をしたつんく♂さんは、最終手段の摘出手術を選びました。
歌手の命である声を失う決断をした背景には、3人の子供たちの行く末を見守りたい気持からだったといいます。

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術後のコミュニケーション手段は筆談になりましたが、3歳の娘さんもあっという間にひらがなを覚えてくれたそうです。しかし自分の声で会話したいと考えたつんく♂さんは、食道発声法を練習。現在は日常生活に問題ない程度に話せるようになったといいます。

2016年には家族内での会話が可能になったつんく♂さんですが、テレビではPCでの筆談がメインです。そして精神的に休養させるために2016年からハワイに移住。現在は仕事の時に日本に帰り、無理のない生活を心がけているようです。
23位:塚本明里(モデル・タレント)

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塚本明里さんは岐阜県を拠点に活動するモデルでありタレント。彼女は、筋痛性脳脊髄炎、脳脊髄液減少症、線維筋痛症の三つの病気を患っています。高校生の頃に筋痛性脳脊髄炎を発症。この病気は、日常生活に支障がでる程の倦怠感があり、全国に36万人いる患者のうち3割は寝たきりだそう。

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その後も、線維筋痛症などの病気を発症します。痛み止めの注射を打てば数時間だけは動ける状況下、彼女はモデルという道を選びました。筋痛性脳脊髄炎患者会「笑顔の花びら集めたい」代表や、岐阜県ヘルプマーク普及啓発大使など、病気の啓発などの活動にも参加しています。

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後に脳髄液が漏れる脳脊髄液減少症が発覚し、その治療を行う中で、他の2つの病気にも改善が見られる事が判明しました。現在も週2回、全身に40箇所の麻酔が必要なものの、以前よりも元気に動ける時間は増えたそう。2023年に結婚し、2025年3月に女の子が誕生しています。