第16位:上島竜兵
上島竜兵は、お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の大ボケ担当。彼は2022年5月11日、中野区の自宅で意識を失った状態で倒れているところを妻に発見されます。病院に搬送されたものの死亡が確認されました。享年61歳。現場の状況から、自殺と断定されました。
上島竜兵といえば、身体を張ったギャグが有名です。しかし、実はナイーブで真面目な性格でした。上島竜兵のような性格の人は、メランコリー親和型性格と呼ばれます。他人に迷惑をかけることを恐れ、誰にも相談ができずに、うつ症状が進行します。
稼ぎはしっかりとあり、金銭管理も妻が行なっていたとのことですが、彼を追い詰めていたのが孤独感や閉塞感。コロナ禍で友人と会う機会が減ったこと、師匠たる志村けんをコロナで失ったことも大きかったとされます。
上島竜兵の葬儀は家族葬で行われますが、多くの仲間が「俺も竜ちゃんの家族だ」と駆けつけます。上島竜兵は決して孤独ではなく、本当は多くの仲間がいました。最後はたくさんの家族から「ありがとう」と言葉をかけられて旅立って行きました。
また2023年8月には、妻の広川ひかるが、上島竜兵との思い出話を綴ったエッセイ「竜ちゃんのばかやろう」を出版。テレビでは見せなかった上島竜兵の一面が見えてきます。
第15位:飯島愛
飯島愛は、元AV女優であり、タレントや経営者などの顔を持ちます。彼女は2008年12月24日に、渋谷インフォスタワーの自室で亡くなっているところを発見されます。享年36歳。死因は肺炎であり、1週間ほど前に亡くなっていたことも判明しました。
飯島愛は2007年3月31日に引退を表明しており、引退後はブログで動向を伝えていました。亡くなる10日前にも、「ストップエイズ」のトークショーにも参加するなど、元気な姿を見せていました。
2009年3月には、飯島愛の本葬が東京プリンスホテルで行われます。参列者は1500人と、彼女の人気は芸能界を引退しても圧倒的なもの。弔辞は島田紳助と中山秀征が読み、本葬の様子は生放送もされました。
突然の死にファンの動揺は大きく、その後もブログにはファンのコメントが書き込まれます。2015年10月31日にブログは閉鎖されますが、この期間に書き込まれたコメントは約72700件。飯島愛の人気の高さが伺えます。
なお、飯島愛の死因は肺炎ですが、未だに多くの疑惑が残されています。まず、なぜ飯島愛が肺炎を患ったのかという点。睡眠薬の過剰摂取、腎盂腎炎の悪化などの説が囁かれています。エイズ説もありますが、主治医が明確に否定しています。