【悲報】悲しい死を迎えた36人の芸能人

第24位：櫻井敦司

櫻井敦司はロックバンド「BUCK-TICK」のボーカル。彼は2023年10月19日に、脳幹出血により57歳で亡くなっています。この日、櫻井敦司はKT Zepp Yokohamaで開催されたライブに出演。3曲目の「絶界」を歌った後で体調を崩し、スタッフの助けを借りて退場した後に亡くなりました。

「BUCK-TICK」は1987年にメジャーデビューし、抜群のビジュアルと耽美的な世界観で、一気にスターダムにのし上がっていきました。櫻井敦司はそのカリスマ性から「魔王」と呼ばれ、多くの楽曲の作詞を担当。最後のライブではしゃがみ込みながらも歌い続けるなど、ミュージシャンとしての矜持を持ち続けました。

ボーカルを欠いたBUCK-TICKですが、メンバーとスタッフは協議を重ね、活動継続する事を宣言しました。ボーカルはギターの今井寿と星野英彦が担う形となり、2025年にもツアーが予定されています。

なお、2020年に芥川賞を受賞した遠野遥は櫻井敦司の息子です。幼少期に櫻井敦司は離婚し、遠野遥は母親に引き取られていますが、BUCK-TICKはよく聴いてきた様子。遠野猿は櫻井敦司の文学的な才能を受け継いだと言えますね。

第23位：藤木孝

藤木孝は、「ナイチンゲールではなく」で紀伊國屋演劇賞を受賞した俳優であり歌手。彼は2020年9月20日、中野区の一軒家を改装したアパートの2階で首吊り自殺をしました。享年80歳。遺作は2021年1月に放送された「明治開化 新十郎探偵帖」でした。

藤木孝の遺体を発見したのは、様子を見にきた息子。遺書には、「役者として続けていく自信がない」と書かれていました。藤木孝の自殺の1週間前には、芦名星の自殺が報じられています。更に1週間後には竹内結子も亡くなり、芸能界に不穏な影が立ち込めていました。

最も、藤木孝の仕事が激減していたわけではありません。前述した通りドラマにも出演しており、翌年にミュージカルの出演も決まっていました。年齢的にも現役の引退を考えても良い頃。藤木孝がアパートの一室で何に悩んでいたのか、今となってはわかりません。

ちなみに芦名星、三浦春馬、そして藤木孝。この3人は2008年に放送された「ブラッディマンディ」に出演しています。偶然なのか、何か関係があるのかはわかりません。ただ、3人とも生真面目で仕事に熱心に打ち込む性格。追い詰められた状況で、自殺が連鎖したのかもしれません。