第4位:田宮二郎
田宮二郎は、1978年版の白い巨塔などで名を馳せた俳優です。彼は1978年12月28日、自宅の寝室でクレー射撃用散弾銃を使い自殺しました。享年43歳。隣の部屋に遺書も見つかり、警察は自殺と断定します。12月30日に密葬が行われ、1月12日に告別式が行われました。
華々しい経歴とは裏腹に、自殺する前から田宮二郎は結核の発症に伴う躁鬱を患い、精神的に不安定になっていました。白い巨塔で田宮二郎が演じた「財前五郎」は、大学教授を目指し、最後は肺がんで亡くなります。
田宮二郎は、財前五郎が死ぬ場面では3日間絶食してがん患者を演じます。財前五郎の遺書も自分で書き、最後にストレッチャーに横たわる遺体も自らが演じました。収録後には「うまく死ねた」と述べる等、自らと財前五郎を重ね合わせていたものと思われます。
田宮二郎が亡くなったのは、白い巨塔の放送が残り2話に迫っていた時のこと。白い巨塔は更に注目を集めることとなり、最終話は31.4%を記録。田宮二郎は多くの国民の心に焼き付きました。
第3位:竹内結子
竹内結子は、「いま、会いにゆきます」などで人気を博した女優です。彼女は2020年9月27日、自宅寝室のクローゼットで首を吊っているところを発見され、搬送先で死亡が確認されました。享年40歳。遺書は見つかりませんでしたが、状況から自殺と断定されます。
発見者である夫の中林大樹は、「普段と変わらない様子で、思い当たる様子はない」と述べていました。前日の夜も、家族4人で夕食を摂り、いつも通りに過ごしていました。しかし、竹内結子は2階の寝室に行き、数時間後に変わり果てた姿で発見されます。
竹内結子が自殺した理由はわかっていません。彼女は中村獅童との離婚を経て、中林大樹と再婚。2020年1月に第二子を出産したばかりでした。出産から期間も経っておらず、産後うつや育児ノイローゼになっていた可能性があります。
また当時は三浦春馬や芦名星、藤木孝など、多くの芸能人の自殺が連鎖した時期。特に三浦春馬は映画で共演していた過去もあり、彼の死に影響された可能性があります。
中林大樹との不仲説も囁かれたものの、家族で外出していた様子も目撃されていました。中林大樹は竹内結子が亡くなった後も、中村獅童の子である長男と、自分の子である次男を育てつつ、俳優業を両立させています。