第8位:野村沙知代
野村沙知代は、サッチーという名前で親しまれていたタレントです。彼女は、2017年12月8日に虚血性心不全で亡くなりました。享年85歳。型破りな行動で世間の注目を集め続けた野村沙知代ですが、2011年ごろから体力や認知面の低下が進み、公の場に姿を現すことはなくなりました。
2018年1月25日には、都内のホテルでお別れの会が開かれます。古田敦也などの球界関係者の他、萩本欽一や中村玉緒などの大御所芸能人1000人が参加。夫で野球選手の野村克也は、多くの参列者が集まったことに感謝の意を述べました。
2019年3月に野村克也は、手記「ありがとうを言えなくて」を執筆。野村克也は芸能界随一の愛妻家でもあり、夫婦関係を「バッテリーのようだ」と評しました。野村沙知代が、浅香光代とバチバチのバトルを繰り広げた時も、野村克也は妻の味方でした。
なお、野村沙知代は自分が望む死に方を「朝、起こしに来たら冷たくなっている。これが私が望む亡くなり方」と述べています。また野村克也には、「お互いコロッと逝きましょうよ」とも述べました。やがて野村克也も、2020年2月11日に自宅で倒れて亡くなります。
夫婦は、約2年2ヶ月の時を経てあの世で再会しましたが、今はどんな話をしているのでしょうか。
第7位:坂本九
坂本九は、「上を向いて歩こう」などで人気を博した歌手です。彼は1985年8月12日に起きた、日本航空123便墜落事故により、43歳で亡くなりました。この事故は乗客乗員520人が死亡し、生存者はわずか4人という悲惨なものでした。
坂本九の遺体は、8月16日に家族に確認されますが、遺体の損傷は激しかったとのこと。8月21日の「夜のヒットスタジオDELUXE」では、森進一が坂本九の「見上げてごらん夜の星を」を涙ながらに熱唱し、多くの人たちの涙を誘いました。
坂本九の楽曲は、現在に至るまで多くの人たちに愛されています。「上を向いて歩こう」は海外でも大ヒット。宇多田ヒカルや美空ひばりなど、書ききれない程のアーティストがカバーをしました。ウルフルズや吉本興業の面々による「明日があるさ」も坂本九の楽曲です。
2003年には、平井堅が「見上げてごらん夜の星を」をカバー。当時の最新技術を用い、坂本九との仮想デュエットの仕様になっています。
また坂本九の長女である大島花子は、歌手として活動中です。2009年に出産後は、絵本の「はらぺこあおむし」を歌で読み聞かせをするなど、子育て中の母親の間で人気を博しています。坂本九の思いは、娘や多くのアーティストに受け継がれています。